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新型クラウン・スポーツは期待しかない!──トヨタが考えるSUVの新世界とは?

掲載 27
新型クラウン・スポーツは期待しかない!──トヨタが考えるSUVの新世界とは?

トヨタの新型「クラウン」に設定された、「スポーツ」について小川フミオが考えた!

ニッチを狙う

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2022年内に登場する新型クラウン・シリーズ。まずはクラウン・クロスオーバーが発売される。それもよさそうだけれど、SUV好きなら食指が動くのが、クラウン・スポーツ。アグレッシブなルックスのSUVで、ポルシェや、ランボルギーニ、アストンマーティンのSUV好きなら、これにもぐっと惹かれるのではないか?

2022年7月に新型クラウンのラインナップが一挙に4台も公開された。スポーツもそのなかに並べられていて、真っ赤なボディが目を惹くモデルだ。あいにく両側を別のモデルに挟まれていたため、クルマがもっとも魅力的に見える、いわゆるフロント7:3の角度でじっくり眺められなかった。

あらためて画像などを見ていると、パワーが充溢している感じのデザインが印象的だ。後ろに向かって流麗に流れていくルーフラインと、途中からキックアップした(上方に軽く跳ね上がった)ベルトライン、それに組み合わされたのが強く張り出したリアフェンダーなど、だ。

薄いLEDのヘッドランプと対照的に、ことさら大きなフロントブレーキ冷却気導入のためのエアインレットによって、存在感あるフロントマスクを形成している。

これが新世代のクラウン・シリーズ共通のフロントマスクになるのだろうか。

開発目標値として発表されているボディサイズは、全長4710mm、全幅1880mm、全高1560mmと、比較的余裕あるもの。ホイールベースは2770mm。おなじトヨタの「ハリアー」(2690mm)よりだいぶ長い。レクサスでいうと、「NX」(2690mm)と新型「RX」(2850mm)とのあいだに入るサイズだ。

微妙なボディ寸法の調整でトヨタ系ブランドのラインナップのニッチ(すきま)を狙うのが開発意図、ということはないだろう。

GRに期待!

「エモーショナルな創造的な雰囲気を持つ、乗りやすく運転しやすいパッケージとともに、俊敏でスポーティな走りがお楽しみいただける、新しいかたちのスポーツSUVです」

メディア向け発表会の席上で、開発を担当したトヨタ自動車ミッドサイズビークルカンパニーの中嶋裕樹プレジデントは、クラウン・スポーツをそう表現した。ドライブトレインへの言及はいまのところなにもないけれど、個人的にはトヨタのスポーツ・ブランドである「GR」の手で、走りのよさを追求したスポーツ仕様になってもいいなぁと思う。

なにしろ、昨今のスポーツ性をことさら強調したSUVの充実ぶりはすさまじいものがある。ポルシェ「カイエン」と「マカン」、アウディQシリーズのRSモデル(RS Q3やRS Q8)、BMWではXシリーズのMモデル、メルセデス・ベンツの「GLシリーズ」と「Gクラス」にほぼもれなく設定されているAMGモデルといった具合だ。

さらに、ランボルギーニ「ウルス」、アストンマーティン「DBX707」、とハイパーSUVも人気だ。このあと、まもなくフェラーリがファン待望のSUVを発表するといわれている。

電動車まで視野を拡大すると、アウディe-tronシリーズ、BMWのiシリーズ、メルセデス・ベンツのEQシリーズと、やはりパワフルなSUVが揃う。クラウン・スポーツにも電動化計画があるなら、それも楽しみではないか。

SUV(スポーツユーティリティビークル)の最初の「S」の要素を強調したモデルは、これからも大きな市場を狙える可能性がある。現段階ではスタイリングしかわからないが、クラウンというブランドがなくてもセールスの数字は期待できそう。

そのあたりの考えについては、今後、取材を通して明らかにしていきたいものだ。

文・小川フミオ

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みんなのコメント

27件
  • >新型クラウン・スポーツは期待しかない!

    新型評判悪いからマスコミも販促に必死だなw
    いい加減トヨタ忖度キモイわw
  • クラウンに期待することはまともなデザイナーが創ること。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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