次世代クリエイターの育成と支援を目的に設立された「レクサス・デザインアワード」は、いまやミラノで毎年開かれるデザインのお祭り、ミラノ・デザインウィークの目玉イベントのひとつである。
2019年度のアワード・ファイナリストの作品展示は、4月9日にトルトーナ地区の「スーパーストゥディオ・ピュウ」でおこなわれた。応募総数は世界65カ国から1548点。これらのなかからグランプリが選出された。
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会場には6人のファイナリストが製作した作品が展示された。そして、その日の夕方に発表されたグランプリに見事選ばれたのは、アメリカのリサ・マークス氏による「Algorithmic Lace」(アルゴリズミック・レース)である。
“問題を解くための手順の定式化”などと説明されるアルゴリズムと、編み物を合体させた名称をもつマークス氏の作品は、最新の3Dモデリング(3次元のオブジェクトを製作すること)によるオーダーメードのブラジャーである。
「『アルゴリズミック・レース』は、乳がん患者に向けたプロダクトです。彼女らが身体の美しさを保ちつつ、快適な装着感を得られるようなブラジャーとはなにか? と考え、製作しました」と、マークス氏は会場で説明した。
ユニークなのは、3Dモデリングとともに、16世紀あたりから続く手織りの技術を融合させ、製作されている点だ。
「クラフツマンシップが衰退しているとはいえ、地域によってはその伝統が残っております。たとえばアメリカでは、アパラチアなどに伝統的な織物文化が残っています。今回の手織り技術は、ブリュッセルなどで伝わってきた技術を参考にしています。この作品には、伝統文化を継承することの大切さへの思いも込めています」
マークス氏はほがらかな笑顔で語る。彼女は、ニューヨークにあるパーソンズ美術大学で美術学修士号を取得し、現在、ジョージア工科大学で教員を務める。
今回のファイナリストたちによる作品は、「Anticipate(予見する)」「Innovate(革新をもたらす)」「Captivate(魅了する)」というレクサスが設定した評価基準にかなったものだった。さらに細かく説明すると、社会や個人のニーズを「予見」し、「革新的」なソリューションで、観衆や審査員の心を「魅了」するアイディアを持つ作品を選びたい、というのが主催者の趣旨だった。
マークス氏の受賞作は、「最新テクノロジーを駆使し、未来とイノベーションを予見させながらも、人に寄り添うHuman-Centered(人間中心)なプロダクト」と、高く評価された。
なお、グランプリを逃した5作品も、クオリティが高く、「今年はとくに選ぶのが難しいですね」と、レクサスインターナションルの澤良宏プレジデントが漏らしたほどだったことをつけくわえておく。
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