2.3L直4と5.0L V8は6先代から継続登用
7代目となる新型フォード・マスタングが、2022年のデトロイト・モーターショーで発表された。2023年に販売が始まる予定だが、現在まで58年の歴史を持つポニーカーの、最後の世代となる可能性もある。
【画像】新型7代目発表 フォード・マスタング 先代の6代目とBEVのマスタング・マッハEも 全63枚
モデルチェンジを果たしたマスタングがベースとするのは、6代目のS550型と同じプラットフォーム。北米仕様のフォード・エクスプローラーなどが採用する、最新のCD6と呼ばれるプラットフォームではない。
7代目のコードネームはS650を名乗るが、実質的には大幅なアップデートに近いといえる。電動化されたパワートレインは獲得しておらず、次世代の運転支援システムも実装されない可能性が高い。
ふくよかなボンネットの内側に搭載されるのは、2.3L直列4気筒ツインスクロール・ターボのエコブースト・ユニットと、5.0L自然吸気V型8気筒のコヨーテ・ユニットという2種類。こちらも6代目からのキャリーオーバーだ。
ただし、4気筒ターボは全面的に再設計されている。ボアやストロークが異なり、ターボも新しい。
V8エンジンの方も、デュアルコールド・エアインテークと呼ばれる吸気系を獲得するなど、僅かな改良を得ている。どちらも効率を高めつつ、最高出力と最大トルクを向上したという。
トランスミッションは10速オートマティックのほか、6速マニュアルもV8のマスタング GTでは選択できる。具体的な動力性能の数字は発表されていないが、V8エンジンなら0-100km/h加速を4秒前後でこなすはず。最高速度も273km/hは超えるだろう。
4気筒と8気筒で見た目を差別化
7代目は、4気筒と8気筒とでデザインが異なる点が新しい。1964年のオリジナルを彷彿とさせるフロントグリルと、LEDデイライトが内蔵されたヘッドライトなどが特長だが、4気筒では全体的に穏やかだ。
V8のGTでは、グロスブラックのフロントグリルまわりやフロントバンパー、ボンネット上のエアアウトレットなどで差別化が図られている。後者は、エンジンの熱を逃がすだけでなく、フロントグリルからの空気を排出しダウンフォースを生むという。
リア側では、4気筒のマフラーが2本出しなのに対し、8気筒は4本出しで迫力をプラス。ディフューザーも大型化される。
インテリアは、ベースグレードでもモニターが2面並ぶ。ミドルグレード以上になると、メーターパネルが12.3インチ、インフォテインメント用が13.2インチへサイズアップし、一体となったパネルへ置き換わる。
インフォテインメント・システムは、フォード最新のシンク4を実装。ソフトウェアはネットワーク上からアップデートでき、多彩なカスタマイズも可能とする。メーターは、1979年から1993年に生産された3代目へ模したグラフィックも選べるそうだ。
バーンナウト・モードとドリフト・ブレーキ機能
サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式で、リアがマルチリンク式。これも6代目からの継続となるが、マウントポイントやリンクが強化され、ダンパーとスプリングは刷新されている。
トルセン式のLSDが標準装備され、バーンナウト・モードのほか、トラック(サーキット)・モードでは、電動ハンドブレーキを用いたドリフト・ブレーキ機能を使える。太いタイヤを履きブレーキが強化される、パフォーマンス・パックも設定される。
新しいフォード・マスタングは、日本やオーストラリアなどの市場向けとして、右ハンドル仕様も生産される。2023年には販売が始まる見込みだが、英国へ上陸するかは明らかではない。
フォードのCEOを務めるジム・ファーリー氏は、7代目マスタングの発表に対し次のようにコメントしている。「新世代のマスタングへ投資することは、競合メーカーが内燃エンジンから撤退するなかにあって、強い意思表明になるでしょう」
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