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【10年ひと昔の国産車 54】スカイラインはマイナーチェンジで燃費向上と気持ちの良い加速を両立させた

掲載 更新 8
【10年ひと昔の国産車 54】スカイラインはマイナーチェンジで燃費向上と気持ちの良い加速を両立させた

「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前の国産車は環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回「日産 スカイライン」だ。

日産 スカイライン(2010年:12代目 マイナーチェンジ)
スカイラインとしては、じつに12代目となる現行型(編集部註:2010年当時)は、2006年秋に日本デビュー。それから3年以上を経た2010年の年明け早々に、マイナーチェンジを行なった。今回の変更点でいちばん注目すべきは、2.5Lエンジンを搭載したセダンが、エコカー減税の対象車となったことだ。ただし、7速ATのFR車のみだが。

●【くるま問答】ガソリンの給油口、はて? 右か左か、車内からでも一発で見分ける方法教えます(2020.01.21)

スカイラインといえば当然ながらスポーツ&スペシャリティモデルとして3.7Lエンジンを搭載したモデルをチョイスしたくなるところだが、これまで3.7Lにしか組み合わされていなかった7速ATが2.5L搭載モデルにも設定された。これによって燃費の向上が実現され、「環境対策車普及促進税制」に適合したことで、自動車取得税と自動車重量税が50%減税になる。さらにエコカー補助金も加われば、お買い得感ますますアップするはずだ。

その他の変更点としては、外観ではフロントまわりの意匠が変更され、アルミホイールには新デザインが採用された。また、スポーティグレードのSPとSには、ワイド&ローなフォルムを際立たせる専用のエクステリアも採用されている。

インテリアに関しては、メーター類の照明色をホワイト系にし、表示されるフォントの変更などが行なわれている。さらに今回のマイナーチェンジではグレードの一部見直しも行なわれて、装備を簡略化した「Aパッケージ」が新たに設定されている。

前述のようにスカイラインといえば3.7Lエンジン搭載モデルのイメージのほうが強いが、今回はマイナーチェンジの目玉となった2.5Lエンジン搭載モデルに試乗して、その進化を探ってみることにした。

さて、まずは首都高速を走ってみた。これまでのモデルでは5速ATの2.5Lエンジン搭載車でもそこそこ機敏に走れたというイメージがあったが、7速AT車に乗ってみると、かなりスムーズになった印象を抱いた。シフトチェンジ時のショックが小さく、段付き感がない。それでいながらアクセルを踏めば期待するだけのスピードまで簡単に加速してくれる。

もちろん、3.7Lエンジンほどのトルクフルさはないものの、それでも十分以上のパワーを7速ATは引き出してくれている。試乗車にはパドルシフトは搭載されていなかったが、シフトレバーを左に倒してDSモードを選べば、スポーティな走りも楽しむことができる。そこから押せば「+(アップ)」、引けば「ー(ダウン)」と、マニュアル並みのシフトチェンジができるからだ。

スポーティな走りとゆったりとした快適性は欲しいけれど、環境にも気を使いたい。そんなセダン好きには勧められる1台だ。

■日産 スカイライン 250GT タイプP 主要諸元
●全長×全幅×全高:4780×1770×1450mm
●ホイールベース:2850mm
●車両重量:1610kg
●エンジン種類:V6 DOHC
●排気量:2495cc
●最高出力:166kW<225ps>/6400rpm
●最大トルク:258Nm<26.3kgm>/4000rpm
●トランスミッション:7速AT
●駆動方式:FR
●10・15モード燃費:12.2km/L
●タイヤ:225/55R17
●当時の価格(税込み):352万8000円

[ アルバム : 日産 スカイライン(12代目マイナーチェンジ) はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

8件
  • 良い車だったよ。
    内装の質はインフィニティ・Gそのものと言っても良いし。
    記事の通り後期モデルは5ATから7ATにアップグレード、内装ハゲの対策もとられているし、むず痒いところを改善してくれたように思う。
    1.6トンと言う車重はワインディングではネックだったが、グランドツアラーの本分である高速巡行での乗り味と安定感は優れていた。
    VQ25HRがV36セダン、Y50、Y51にしか採用されなかったのはもったいないと感じた。
  • アメリカでは、3シリーズなんかより人気あったんだよね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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