スズキのインド子会社のマルチスズキは11月11日、コンパクトセダン『ディザイア』の新型を発表した。先代は、ベースとなる『スイフト』と共通するマスクだったが、新型は独自デザインとなりより洗練された印象だ。SNSでは日本のファンも反応し賑わいを見せている。
ディザイアは2008年3月の発売以来、インド国内で累計270万台以上の販売を記録している主力モデルの一つ。新型は「Progressive Stylish Compact Sedan(先進的でスタイリッシュなコンパクトセダン)」をコンセプトに開発された。
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新型ディザイアは、従来のセダンユーザーだけでなく、先進技術やスタイリングに関心が高い若いエントリーユーザーにも訴求することを目指している。エクステリアデザインは、セダンらしい伸びやかで美しく流れるようなシルエットと、先進的な印象を与える精密なディティールのヘッドランプを調和させ、コンパクトながらクラスを超えた車格に見える外観に一新した。
環境性能面では、新型Z12Eエンジンを採用し、経済性を向上させている。安全面では、全グレードに6エアバッグ、ESP、ヒルホールドコントロールなどを標準装備し、安全性能を進化させた。車両のサイズは全長3995mm×全幅1735mm×全高1525mmで、エンジンは1.2リットルガソリン、トランスミッションは5MTまたは5AGSが選択可能だ。
新型ディザイアは、インド国内での販売開始に続いて、インド周辺国、中近東、アフリカ、中南米、アセアン市場への輸出も行う。
そんな、スズキのコンパクトセダン『ディザイア』に、X(旧Twitter)では、様々な声が見られる。
「売れる予感しかない」「めちゃくちゃカッコよすぎる」「インド人にウケる絶妙なパッケージ、スペック。デザインも秀逸」「パネルまわりもいいなあ」など刷新されたデザインを高く評価するコメントが多い。車体の基本が同じことから、「いっそのことスイフトもこの顔にしませんか」といった声も。
また、「日本で発売したら売れそう」「乗ってみたい」「フロンクスがたくさん売れたらインド直輸入スズキ車が増えるかも」など、日本導入に期待するコメントも見られた。
スズキは新型ディザイアの投入により、成長が続くインドのコンパクトセダン市場でのさらなるシェア拡大を目指すとともに、グローバル市場での競争力強化を図っていく。日本市場はセダン需要が低いため導入の望みは薄いが、今後のディザイアのグローバル展開にも注目したい。
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