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排気量アップが経済性高める? ダウンサイズの限界 「経済性」の尺度変化も

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排気量アップが経済性高める? ダウンサイズの限界 「経済性」の尺度変化も

小型エンジン CO2排出量で力を発揮するが…

今年のフランクフルトショーほど、電動パワートレイン競争が明白だったことはなかった。しかし、それと同時にもうひとつのパワートレインのトレンドが、ひっそりと胎動を始めていた。

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ガソリンエンジンはこの10年ほど、ダウンサイジングの波に呑み込まれ続け、2/3/4気筒のターボが、4気筒や6気筒に取って代わってきた。

それらのパワートレインは、旧来のNEDCレギュレーションではCO2排出量で強みを発揮してきた。しかし、現実的な走行状況での燃費テストではスペック表ほどの実効性を示せず、多くのユーザーがそのことに気付き始めた。

ベントレーでベンテイガのプログラムマネージャーを務めるピーター・ゲストの考えでは、新たな燃費テスト法が施行されれば、排気量拡大による低回転重視のエンジンに回帰するトレンドの逆行はありうるというもの。

同社の有名な6750cc V8は、基本が1950年代初頭に開発され、現在もミュルザンヌに搭載されているが、これが「新たなエミッションと経済性のテストをパスするもっとも簡単な方法」だという。なぜなら、大排気量の自然吸気で、低回転型のエンジンだからだ。

大排気量エンジンが大挙して導入されることはもちろん期待できないが、それはダウンサイジングユニットの開発コストがまだ償却できていないことと、電動パワートレイン導入が優先されていることが理由だ。

しかし、トレンドが排気量拡大へと徐々に向かうのはありうる話でもある。

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