全国27店舗で運営されるNISMOに精通したスペシャルショップ
日産のモータースポーツ活動を支援し、その技術をフィードバックしたオリジナルパーツの開発を手掛けるNISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)。そのNISMOの冠を掲げ、全国27のディーラーで運営されるスペシャルショップが「NISMOパフォーマンスセンター」だ。いつ頃からスタートし、具体的にはどのような業務をやっているのか? そこに常駐する「NISMOマイスター」について紹介していくことにしよう。
最強のGT-Rに異論なし! 世界でわずか19台の「NISMO R34GT-R Z-tune」の衝撃
1987年に「NISMO PADDOK」としてスタート し、2003年に体制を強化
NISMOパフォーマンスセンターの源流は1987年にニスモ本社でスタートしたNISNO PADDOOKだ。NISMOで開発されたオリジナルパーツの販売が主な業務で、1988年1月には神戸にディーラー運営の1号店がオープンしている。大きく変わったのは1997年。本社のNISMO PADDOOKの名称が大森ファクトリーに変わり、第2世代GT-Rのエンジン&シャシーリフレッシュなど一般車の作業受け入れを開始。専任のスタッフを常駐させ、現在のNISMO直系のプロショップとしての役割を果たすようになった。
その後、NISMO大森ファクトリーを窓口としたコンプリートエンジン、チューニングパーツ、オリジナルグッズのラインアップが拡充したのを機に、2003年4月、全国のディーラーを中心にNISMOショップ・ネットワークが整えられた。
具体的には、本格的なエンジンメニューまで扱える「エキスパートショップ」、コンピュータ交換などのライトチューンを手掛ける「スポーツショップ」、パーツやグッズの販売を扱う「パートナーショップ」という3ショップ体制で、これが現在のNISMOパフォーマンスセンターにつながっている。
サーキット&スポーツ志向から、幅広いユーザーに愛される店に
2008年には従来のスポーツショップとパートナーショップを統合した「サービスセンター」の2体形に変更。このときにエキスパートショップに「NISMOテクニカルマイスター」なるアドバイザーが登場する。
当時の資料を見ると「整備資格(二級整備)だけではなく、サーキット走行のセットアップ&アドバイスのできる能力を有し、メンテナンス技術と資格を持ったもの」となっており、テクニカルマイスターになるためにはかなり厳しい基準をクリアしなくてはならなかった。さらにエキスパートショップには決められた設備の導入も必要であったため、全国にわずか12店舗のみとNISMOショップのなかでも特別な存在であった。
2013年のNISMOロードカーの発売開始により、ショップの体制は再び一新。これまでのユーザーのサーキット走行&スポーツ走行をバックアップから、NISMOロードカー&パーツの販売を積極的に推進する拠点としてリニューアル。名称も現在の「NISMOパフォーマンスセンター」となった。
店舗も赤と黒のNISMOカラーでコーディネイトされ、イメージを順次統一。さらにNISMOロードカーの展示車/試乗車が常時用意され、定期的に店舗内イベントやサーキットイベントを行うなど、幅広くユーザーにNISMOブランドを周知し、楽しんでもらうことが主な業務となっている。
NISMOマイスターは専門トレーニングを受け、認定されたプロスタッフ
同時に認定スタッフである「NISMOマイスター」が各店舗に配置。NISMOブランドの認知&浸透、パーツの販売などカーライフアドバイザーとしてユーザーをサポートするのが役目だ。マイスターになるには年に2回、NISMO本社で行われる専門トレーニングに参加し、認められたスタッフだけがその資格を得られる。以前のテクニカルマイスターのような国家資格などは必要ないが、パーツのこだわりや取り扱い方法、ロードカーへの認識、NISMOの歴史や開発体制など、ユーザーに的確なアドバイスするためのノウハウなど高いスキルは要求される。
ちなみに、ディーラーでNISMOショップに配属となるにはクルマ好きなことはもちろん、クルマに対する知識、実務経験を経ることを条件にしているそうで、配属されたからといって、すぐにニスモスタッフになれるわけではないそうだ。
こうして、大きく様変わりしてきたNISMOショップだが、昔のエキスパートショップ時代の名残は残っており、パフォーマンスセンターごとに特色や差異はある。ただし、基本的なスキルは全国統一であり、NISMOチューニングや最適なパーツ選定などを含めた日産車カスタマイズをさまざまな角度からバックアップしてくれる。困ったら気軽に相談に出掛けてほしい。
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みんなのコメント
まるで新車同然に維持してる人も全く珍しくないRオーナー達の気合いも凄いけど、それを下支えするメーカーやニスモの気合いも凄いよ。これだけはヨソには絶対負けんわ。