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パイオニアの新製品「NP1」って何だ!? 音声ナビとドラレコと車載Wi-Fiなどが合体…会話するドライビングパートナー

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パイオニアの新製品「NP1」って何だ!? 音声ナビとドラレコと車載Wi-Fiなどが合体…会話するドライビングパートナー

2月10日、パイオニアからまったく新しいアイテム「NP1(エヌピーワン)」が発表された。パイオニアといえば市販ブランド「カロッツェリア」が人気だが、従来からのカロッツェリア製品と共通点は少なく、新規に立ち上げられた「NP事業本部」が担当する製品だ。

ルックスは「大きなドライブレコーダー」というのが正直な印象。本体に搭載されるのは2つのカメラ、GPS、Gセンサー、通信モジュール、スピーカー、マイクなど。今までにないジャンルの製品で、パイオニアによると「会話するドライビングパートナー」だという。

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さて、これでいったい何ができるのか? ガジェット好き、クルマ好きならば興味津々の1台を、ひと足早くデモカーで体験してきた。

■「エヌピーワン、◯◯に行きたい」音声ナビ

メインとなる機能は「スマート音声ナビ」だ。一般的なカーナビではタッチパネル画面で操作を行い、画面表示と音声でガイドを行うわけだが、NP1では音声で操作を行い音声でガイドを行う。ハンドルから手を離すこともなく、前方から視線を外す必要もないので、運転中でも安全に利用できる。

操作感は少しずつ普及が進んでいるスマートスピーカーのようだ。例えば、目的地設定では「エヌピーワン、〇〇に行きたい」と話しかけるだけ。すると「直線距離で××kmの位置に〇〇が見つかりました。ここに行きますか?」と質問されるので、「ハイ」と答えれば即座にルート案内が始まる。しかも目的地に近づくと周辺の駐車場を検索するかどうかを聞いてきたり、ルート近くの観光名所を案内してくれるなど、積極的に話しかけてくる。

そしてルート案内では、「間もなく『突き当たり』を右です」や、「この信号を左です。『そのあと左車線を走行』して下さい」、「『3分程度』道なりです」などと、一般的なカーナビとは違う表現の音声ガイドが行われる。これは画面表示による案内がなくてもスムーズに走れるよう工夫されたもので、助手席の人が案内してくれているイメージだ。

もしドライブ中に立ち寄りたい場所があっても、音声だけで検索ができ、中継地点としての設定が可能、飲食店の場合はグルメサイトRettyとの連携でクチコミ評価による絞り込みまでオーケー。

「音声だけ」の案内ではどんなルートを選んでいるのか不安、目的地が希望通りの場所なのか確認したいという人のためにはiPhone、Androidに対応する専用スマホアプリ「My NP1(無料)」も用意しているので、併用するといいだろう。

■クラウド型のドライブレコーダー機能

次の注目点は、「クラウドドライブレコーダー」機能。本体には2つのカメラが内蔵されており、前方と車内や側方(車種によってはリヤウインドー越しに後方も)を同時にフルHD画質で撮影できる。さらにGセンサーが衝撃を検知したときやユーザーが「エヌピーワン録画して」と話しかけた場合は撮影データを本体のマイクロSDカードに録画すると同時にサーバーにアップロード。書き込みトラブルによるデータ消失を防ぐことが可能だ。前述のスマホアプリ「My NP1」上でも映像確認ができる。さらにオプションの電源ケーブルを利用すれば、車上荒らしや車体へのイタズラ対応できる駐車力がができ、スマホへの通知まで行える。

このほか内蔵の通信モジュールを利用して、車外の人のスマホに撮影中の映像と地図をリアルタイムで送り、会話もできる「ドライブコール」を搭載。知り合いを迎えに行く場合や、年配ドライバーの見守りなどアイデア次第でさまざまに利用できる。

■車載Wi-Fi機能も搭載

そしてカロッツェリアの大ヒット商品である「車載Wi-Fiルーター」の機能まで搭載。スマホやタブレット、ノートパソコン、ゲーム機など手持ちのネットワーク機器が接続でき、通信料を気にすることなくインターネット環境が使い放題。ロングドライブだけでなく在宅ワークなどでも活用できそうだ。

通信を備えサーバーですべての機能をコントロールするクラウド型のため、ユーザーが特別な操作をしなくても継続的にバージョンアップが行われ進化を続ける。そのうえユーザーひとりひとりの使い方や好みを学習して自分専用仕様に成長もしていくという。

NP1は一歩先をいく技術でアナタのカーライフをサポートする頼りになる存在。特に運転に慣れない人にはオススメしたいアイテムだ。

本体価格は6万5780円で、1年間の通信費が含まれる。2年目以降の、通信料の更新料は1万5840円/年(税込)とのこと。サービスの内容を考えれば、バーゲン価格と言えるだろう。

〈文と写真=浜先秀彰〉

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