現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ジャガー・ランドローバーのPHEV販売台数が前年比59%増!「レンジローバー」のBEVの予約待ちは4万8000人以上…JLRが好調に見えるわけとは?

ここから本文です

ジャガー・ランドローバーのPHEV販売台数が前年比59%増!「レンジローバー」のBEVの予約待ちは4万8000人以上…JLRが好調に見えるわけとは?

掲載 1
ジャガー・ランドローバーのPHEV販売台数が前年比59%増!「レンジローバー」のBEVの予約待ちは4万8000人以上…JLRが好調に見えるわけとは?

PHEVモデルの需要が伸びる

ジャガー・ランドローバー(以下JLR)は、同社の2024年上半期でプラグインハイブリッド(PHEV)モデルの需要が伸びていることを報告しました。バッテリー電気自動車(BEV)へのステップアップとして利用する顧客が増えていることを受け、全世界での販売台数が前年同期比で29%増加したといいます。JLRのレポートを紹介します。

450台限定のランドローバー「ディフェンダー90」を軍用仕様にカスタム!「軍用装備はすべて自分で集めました」

PHEVモデルが前会計年度と比較して29%増

JLRは、2024年会計年度上半期の世界的な売上高が前年比29%増加したと発表した。「レンジローバー」のPHEVモデルは全世界での販売台数が2024年上半期で47%増加し、「ディフェンダー」のPHEVモデルは、全世界での販売台数が前会計年度と比較して23%増加している。

2024年度のPHEV販売は前年度と比較して前年比59%増となることからも、JLRの世界的なPHEV販売の加速的な成長が継続していることを意味している。

JLRの電動化サービス担当ディレクターであるマーク・カミレリ氏は、このようにコメントしている。

「顧客が電動化に慣れていくにつれ、弊社のPHEVモデルに対する需要が高まっています。PHEVは性能、燃費、低排出ガスを実現し、純粋な電気モードで走行中は排出ガスゼロを実現します。また、PHEVは次世代の完全電気自動車の発売に先駆け、家庭や公共の充電を含む新しい所有体験に顧客が慣れる機会を提供しているのです」

2039年までにカーボンニュートラル実現を目指す

JLRは、各市場のエネルギー転換の動きに対応する幅広い燃料オプションを提供し、2039年までにカーボンニュートラルを実現することを目指している。2030年までには、各モデルに完全電気自動車のバリエーションを提供していく予定である。

レンジローバーとレンジローバー スポーツのベースとなっているモジュラー・ロングテール・アーキテクチャー(MLA)の導入により、JLRは今後10年以上にわたって、顧客に内燃エンジン(ICE)、プラグインハイブリッド車、そして間もなく電気自動車(BEV)のオプションを提供していくことが可能となる。

レンジローバーとレンジローバー スポーツのPHEVモデルは、最長70マイル(約112km)まで電気のみで走行できることも特徴である。JLRは現在、同ブランド初のゼロエミッションの電気自動車であるレンジローバー エレクトリックの予約待ちリストに4万8000人以上の顧客を抱えている状況である。

AMWノミカタ

欧州ではここのところEV需要の低迷がニュースとなっており、各ブランドはEV導入計画をスローダウンさせている。これはEVに対する補助金が終了したり、個人消費が悪化したりとさまざまな理由が考えられるが、EVシフトをことさら高らかに宣言したブランドから影響を受けている感が否めない。

ランドローバーのお膝元であるイギリスのロンドンではすでに2019年からULEZ(Ultra Low Emission Zone)のような厳しい排ガス規制ゾーンが設けられており、仕方なくPHEVに乗り換えるような需要などもこの好調な数字を後押ししていることだろう。

しかしながらBEVの1本足打法ではなくMLAのようなプラットフォームを採用し、内燃エンジン(ICE)、PHEV車、そして電気自動車(BEV)と顧客に広い選択肢を与えられる柔軟性はランドローバーの強みであると感じる。さすが世界中のあらゆる道を知りつくしたブランドである。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

DS、新フラッグシップEV『N°8』発表…航続750km実現
DS、新フラッグシップEV『N°8』発表…航続750km実現
レスポンス
メルセデスベンツ、未来的デザインの新型大型トラック『アクトロスL』生産開始
メルセデスベンツ、未来的デザインの新型大型トラック『アクトロスL』生産開始
レスポンス
初代ホンダ『インサイト』、今もEV以外で最高の燃費性能とアピール…29.8km/リットル
初代ホンダ『インサイト』、今もEV以外で最高の燃費性能とアピール…29.8km/リットル
レスポンス
なぜ燃料電池車にトヨタはセダン、ホンダはSUVを選んだ? 公用車はセダンが推奨されていることと関係が…!?【Key’s note】
なぜ燃料電池車にトヨタはセダン、ホンダはSUVを選んだ? 公用車はセダンが推奨されていることと関係が…!?【Key’s note】
Auto Messe Web
M4を超えた?! BMW『M2 CS』新型が発売モード、ゴールド仕上げのホイールを装着
M4を超えた?! BMW『M2 CS』新型が発売モード、ゴールド仕上げのホイールを装着
レスポンス
フェラーリで有名な「ピニンファリーナ」がデザインした「ロールス・ロイス」があった! 529台しか生産されなかった「カマルグ」はコレクターズアイテムです
フェラーリで有名な「ピニンファリーナ」がデザインした「ロールス・ロイス」があった! 529台しか生産されなかった「カマルグ」はコレクターズアイテムです
Auto Messe Web
トヨタ、新型コンパクト電動SUV『アーバンクルーザー』欧州発表…新EVプラットフォーム採用
トヨタ、新型コンパクト電動SUV『アーバンクルーザー』欧州発表…新EVプラットフォーム採用
レスポンス
タダノ、世界最大級の電動クローラクレーン開発…ゼロエミッションで1600トン吊り上げ可能
タダノ、世界最大級の電動クローラクレーン開発…ゼロエミッションで1600トン吊り上げ可能
レスポンス
【フラットプレーンV8搭載のPHEV】アストン マーティン・ヴァルハラ 世界限定999台で来年度に生産開始
【フラットプレーンV8搭載のPHEV】アストン マーティン・ヴァルハラ 世界限定999台で来年度に生産開始
AUTOCAR JAPAN
アリアよりも130万円安くて230kmも長く走れる! ヒョンデ新型IONIQ 5のスペックが驚異的な内容だった
アリアよりも130万円安くて230kmも長く走れる! ヒョンデ新型IONIQ 5のスペックが驚異的な内容だった
THE EV TIMES
懐かしの1970年代ポップカルチャーの象徴! 元祖「デューンバギー」が約568万円で落札…オリジナルを保ったメイヤーズ「マンクス」でした
懐かしの1970年代ポップカルチャーの象徴! 元祖「デューンバギー」が約568万円で落札…オリジナルを保ったメイヤーズ「マンクス」でした
Auto Messe Web
900万円で極上のボンドカーが手に入る! 映画『007/ダイ・アナザー・デイ』に登場したアストンマーティン「V12ヴァンキッシュ」は今が買い!?
900万円で極上のボンドカーが手に入る! 映画『007/ダイ・アナザー・デイ』に登場したアストンマーティン「V12ヴァンキッシュ」は今が買い!?
Auto Messe Web
「空気」が決めたカタチ DS最上位モデル「No 8」初公開 航続距離750kmの高級EV
「空気」が決めたカタチ DS最上位モデル「No 8」初公開 航続距離750kmの高級EV
AUTOCAR JAPAN
注目度はスーパーカー並み! 宇宙船のような「ネコ目」と呼ばれたシトロエン「DS」ならば、500万円で旧車泥沼生活が送れるかも!?
注目度はスーパーカー並み! 宇宙船のような「ネコ目」と呼ばれたシトロエン「DS」ならば、500万円で旧車泥沼生活が送れるかも!?
Auto Messe Web
24歳にして「M3クーペ」は人生3台目のBMW!「NAの4リッターV8に乗れるのは今しかない! と購入に踏み切りました」
24歳にして「M3クーペ」は人生3台目のBMW!「NAの4リッターV8に乗れるのは今しかない! と購入に踏み切りました」
Auto Messe Web
時代を先取りしていたポルシェ。1900年の「電動ホイールハブモーター」
時代を先取りしていたポルシェ。1900年の「電動ホイールハブモーター」
LE VOLANT CARSMEET WEB
ホンダ「フリード」が「日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025」受賞!…先代「フリード モデューロX」を中古で買うならお早めに!
ホンダ「フリード」が「日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025」受賞!…先代「フリード モデューロX」を中古で買うならお早めに!
Auto Messe Web
超レア! バブル末期を象徴する「ケーニッヒ仕様8シリーズ」…2年越しで前オーナーから譲ってもらったV12モデルと思い出を作っていきます!
超レア! バブル末期を象徴する「ケーニッヒ仕様8シリーズ」…2年越しで前オーナーから譲ってもらったV12モデルと思い出を作っていきます!
Auto Messe Web

みんなのコメント

1件
  • tondemo310
    マスコミが「国民」と言ったら最下層
    日本国籍の人はカネ余りだから、1000万円以上の自動車をポンと買える。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1835.03267.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

100.03580.0万円

中古車を検索
レンジローバーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1835.03267.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

100.03580.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村