2月25日、ビー・エム・ダブリュー株式会社は、新型「4シリーズ・カブリオレ」の日本仕様を発表した。
新型4シリーズ・カブリオレは、2019年に登場した現行3シリーズ(G20)をもとに開発されたオープンモデルだ。
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大きな特徴は、電動開閉式ルーフが、金属製のメタルトップからキャンバス製のソフトトップに変更されたこと。開閉時間は約20秒から18秒へ短縮された。車両重量は、クーペに対しプラス150kgの1710kg(420iカブリオレ)。ちなみに先代モデルは、クーペに対しプラス200kgだったから、材質変更によって50kg軽量化された。
外装は、2ドア・クーペとおなじく巨大な縦型の「キドニー・グリル」に注目したい。1930年代の「328」や1960年代の「1600」を彷彿とさせるデザインだ。リアは、L字型のコンビネーション・ライトを装備した。灯火類は前後いずれもLEDだ。
搭載するエンジンは2種類。標準が2.0リッター直列4気筒ガソリンターボの「420iカブリオレ」で、最高出力184ps/5000rpm、最大トルク300Nm/1350~4000rpmを発揮、8ATを介し後輪を駆動する。
高性能ヴァージョンの「M440i xDriveカブリオレ」は、3.0リッター直列6気筒ガソリンターボを搭載。最高出力は387ps/5800rpm、最大トルクは500Nm/1800~5000rpmを発揮する。0-100km/hの加速タイムは4.9秒。トランスミッッションは8ATで、駆動方式は4WDのみ。
オープン化に伴い、サスペンション取り付け部やアンダー・フレームを強化し、ロール剛性の強化と、きれのあるスポーティなハンドリングを実現したという。
さらに、屋根を開けた状態での衝突時における安全性能を向上させるべく、各所を補強したそうだ。
先進安全パッケージの「ドライビング・アシスト・プラス」は標準。高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、精度が向上したという。アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)やレーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)、レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシストなどを搭載する。さらに、一定条件下で手放し運転を可能にする「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」も標準装備した。
価格は420iカブリオレが641万~696万円。M440i xDriveカブリオレはモノグレードで、1089万円になる。
文・稲垣邦康(GQ)
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