現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 売れすぎるとスバルが困る!? 走り派のレヴォーグ選びが新登場2.4Lターボ一択な理由は“速さが違う”から

ここから本文です

売れすぎるとスバルが困る!? 走り派のレヴォーグ選びが新登場2.4Lターボ一択な理由は“速さが違う”から

掲載 140
売れすぎるとスバルが困る!? 走り派のレヴォーグ選びが新登場2.4Lターボ一択な理由は“速さが違う”から

マイナーチェンジしたレヴォーグも新型WRX S4の2.4Lターボを搭載

スバル「WRX」がフルモデルチェンジで、2.4Lガソリン直噴ターボの「FA24DIT」を搭載したことが話題ですが、2.0Lターボを積んだ先代モデルよりスペック上の最高出力が落ちているのはどうなのよ? という見方も出ているのはご存知の通り。

>>スバル レヴォーグのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

そして同じような指摘は11月25日にマイナーチェンジした「レヴォーグ」のオーナーからも出ています。レヴォーグにもこの2.4Lガソリン直噴ターボのFA24DITエンジンを搭載する「STIスポーツR」が登場しましたが、やはり最高出力は202kW(275PS)で、先代レヴォーグの2.0Lターボの最高出力221kW(300PS)と比べると見劣りします。

一番ショックを受けたのはMC前のレヴォーグを買ったオーナー!?

しかし、それ以上に聞こえてくるのがダウンサイジング指向の完全新設計エンジン「CB18」を積むグレードを買ってしまったオーナーの声です。

1.8LのリーンバーンターボであるCB18型エンジンは熱効率に優れると同時に、リニアリティにもこだわるなど非常に意欲的なガソリン直噴ターボなのですが、経済性に考慮したレギュラーガソリン仕様であり、また環境性能にも注力しているため、最高出力は130kW(177PS)と控えめです。

旧型レヴォーグの1.6Lターボ仕様よりは速くなったと感じますが、同じ旧型でも、2.0Lターボから乗り換えたユーザーの中には、もっとパフォーマンスが欲しかったと感じた人も多いでしょう。わずか1年での2.4Lターボ登場には、「知っていれば待っていたのに!」という気持ちにもなるのではないでしょうか。

サーキットでも2.4Lターボが圧倒的な差をつける

実際のパフォーマンスにそれほど差がなければ諦めもつくのですが…残念ながら2.4Lターボと1.8Lターボのレヴォーグとでは圧倒的な性能差があります。

筆者は、約1年前にデビュー直前のレヴォーグ(1.8Lターボ)を袖ヶ浦フォレストレースウェイで試乗する機会がありました。そして、今回新たに追加される2.4Lターボのレヴォーグも同じ袖ヶ浦フォレストレースウェイで試乗しています。

いずれもGPSデータの取れるアクションカムでインカー映像を記録していたので、あらためてGPS計測による速度を比べてみることにしました。はたして、どれほどの速度差があるのでしょうか。

ちなみに昨年の試乗時は制限がない状態でしたが、2.4Lになったレヴォーグの試乗時にはメインストレートにクランクが用意され、1コーナーと3コーナーの入口がパイロンで制限されるなど速度を抑える設定になっていました。こうした条件の違いから、今回は1コーナーを曲がって下りながら加速して3コーナー手前で記録した最高速で両車を比べてみることにしたのです。

結論をいえば、新しい2.4Lターボエンジンのパフォーマンスは圧倒的でした。

レヴォーグSTIスポーツR(2.4L):148.8km/h
レヴォーグSTIスポーツ(1.8L):124.8km/h

気温などの条件も違いますし、最高速を狙っていたのではなく、クルマのキャラクターに合わせて運転していた部分もあるので、比較データとしてあくまで参考レベルですが、これほどの差があれば、乗り方で逆転するということはないでしょう。

2.4Lターボ搭載の新型レヴォーグ一狙いなら急げ!

結論です。パワーやスピード重視なら、新たに登場した2.4Lターボ搭載の「STIスポーツR」一択! そして2.4Lターボ車が欲しいのであれば早めのオーダーが吉!! あくまで噂話ですが、一定期間に販売できる台数には制限があるというのです。

その理由として挙がっているのが、WLTCモードで13.1km/Lとなってしまう2.4Lターボ車をあまりたくさん売ってしまうと、CAFE(企業別平均燃費基準)規制でスバルが不利になってしまうからだと聞くと、リアリティを感じます。

販売制限がかけられるのかどうか確実なことはいえませんが、スバルとして売りたいけど売れすぎると困るのが、新登場した2.4Lターボエンジンというのは間違いないようです。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ミツオカ、創業55周年記念車『M55』の市販モデルを正式発表。ローンチ仕様を100台限定で発売へ
ミツオカ、創業55周年記念車『M55』の市販モデルを正式発表。ローンチ仕様を100台限定で発売へ
AUTOSPORT web
初代NSXに存在した「やりすぎ」モデル! たった14台しか売れなかった「タイプS Zero」のストイックさに脱帽
初代NSXに存在した「やりすぎ」モデル! たった14台しか売れなかった「タイプS Zero」のストイックさに脱帽
WEB CARTOP
一体何が!? シーズン終盤のF1レースディレクター交代劇にドライバーたちも驚き「ちょっと奇妙だよね……」
一体何が!? シーズン終盤のF1レースディレクター交代劇にドライバーたちも驚き「ちょっと奇妙だよね……」
motorsport.com 日本版
VW、新型SUV「ティグアン」を発売 価格は487万1000~653万2000円
VW、新型SUV「ティグアン」を発売 価格は487万1000~653万2000円
日刊自動車新聞
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
くるまのニュース
家族のおでかけマンネリ解消へ、日産が新プロジェクト 全国の「奥名所」を発掘
家族のおでかけマンネリ解消へ、日産が新プロジェクト 全国の「奥名所」を発掘
レスポンス
メルセデスAMGから「CLE53カブリオレ」発売!専用のパワフルなルックスと先進・洗練のインテリア
メルセデスAMGから「CLE53カブリオレ」発売!専用のパワフルなルックスと先進・洗練のインテリア
LE VOLANT CARSMEET WEB
平凡な男が突如、何百万人もの夢の中に現れる!?『ドリーム・シナリオ』
平凡な男が突如、何百万人もの夢の中に現れる!?『ドリーム・シナリオ』
バイクのニュース
「悪くはないが、良くもない」勝田貴元、シェイクダウンは入念に走行。改善のカギと戦略は/ラリージャパン
「悪くはないが、良くもない」勝田貴元、シェイクダウンは入念に走行。改善のカギと戦略は/ラリージャパン
AUTOSPORT web
新車が買えないレベルで人気沸騰中のメルセデス・ベンツGクラス! EVが売れない日本でも「G 580 with EQ Technology」ならバカ売れするか?
新車が買えないレベルで人気沸騰中のメルセデス・ベンツGクラス! EVが売れない日本でも「G 580 with EQ Technology」ならバカ売れするか?
THE EV TIMES
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
レスポンス
ロゴスと「ファイナルファンタジーXIV」コラボのアウトドアグッズの予約受付がスタート!
ロゴスと「ファイナルファンタジーXIV」コラボのアウトドアグッズの予約受付がスタート!
バイクブロス
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
motorsport.com 日本版
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
くるまのニュース
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
VAGUE
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
バイクのニュース
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB

みんなのコメント

140件
  • 顔変えないとそんなに売れないと思うけど。
    だって乗り上がり500万だよ。
    リコールだらけの現行に、排気量上がっただけで
    パワーダウンして、燃費も改善されないモデルを
    おいそれと買わないよ。
    現に旧型2Lモデルの中古価格下がらないし。
  • 化石大賞をスバルに。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

310.2576.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

59.8638.0万円

中古車を検索
レヴォーグの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

310.2576.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

59.8638.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村