■製造台数はわずか282台のミニバン「ドミンゴアラジン」とは?
スバルといえば、スポーツワゴンやSUVが有名ですが、かつてはユニークなミニバンも展開していました。
なかでも、現代の車中泊ブームを予見するようなモデルも存在していたのですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。
【画像】「えっ…!」 全長3.5mボディに7人乗り!? これが「謎ミニバン」の内部です!(29枚)
そのクルマは「ドミンゴアラジン」です。
同車は1996年から1998年までのわずか2年間しか生産されず、製造台数はたった282台ととてもレアなクルマです。
参考までに、世界中のカーコレクターから大人気であるフェラーリの限定車「F40」の総生産台数が1311台であることと比較すれば、その希少性がいかに際立っているかが分かります。
ドミンゴアラジンは「ドミンゴ」というワンボックスカーがベースとなっています。
ドミンゴは、1983年にスバルの軽トラック「サンバー」から派生した「サンバートライ」に1リッターまたは1.2リッターのエンジンを搭載した普通車規格のクルマです。
ボディサイズは全長3525mm×全幅1415mm×全高1995mmという軽自動車規格のコンパクトなボディに、なんとトヨタ「アルファード」と同じ7人乗りの3列シートを備えた斬新なシートレイアウトを採用していました。
さらに、RR(リアエンジン・リアドライブ)レイアウトを採用し、小回りの良さやトラクション性能の向上、広い荷室スペースの確保といった多くのメリットを持っています。
1994年にサンバーのフルモデルチェンジを受けて、ドミンゴも2代目モデルへと進化。
ボディは軽自動車規格を維持しつつ、最高出力は61馬力まで向上したほか、パワーウインドウやパワーステアリングを備え、乗用車並みの快適性を持つクルマへと仕上がりました。
さらに、CVT(無段変速機)が搭載され、運転の快適性と利便性が飛躍的に向上しました。
そして1996年、待望のキャンピング仕様「ドミンゴアラジン」が登場。
ポップアップルーフを備え、大人1人と子供1人が寝られるほどの広々とした居住空間を提供し、150kgまでの荷重にも耐えうる設計となっています。
また、運転席と助手席は90度回転できる対面式で、後部座席をフラットにすると広大なベッドスペースが出現。
最上級グレードでは、シンク、シャワー、サイドテーブル、カセットコンロといった設備も充実し、本格的なキャンピングカー仕様となっていました。
当時の新車価格は、ポップアップルーフ仕様の4WD・CVTモデルで178万4000円です。
現代のキャンピングカーと比べると決して高価ではありませんが、当時は車中泊やキャンピングカーそのものがまだ一般的でなかったこともあり、その斬新なコンセプトは市場に受け入れられず、わずか2年で生産を終了することになりました。
しかし、ドミンゴアラジンは、現在のアウトドア人気の先駆けとなった存在であり、今でもその希少性と個性的なデザインから、愛好家の間で語り継がれています。
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みんなのコメント
昔だから、販売出来た車。
雪道に強く6人乗ってスキーに行ったりしました。
エンジンが後ろなので静かで快適でしたがシートがクソで腰が痛かったです。
まぁ今更記事にしても売り物も出ないしあっても高いし意味は無いですね。