ポルトガルでMotoGP第17戦アルガルヴェGPのMoto3クラス決勝が行なわれた。優勝はペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)で、Moto3クラスのチャンピオン獲得を決めた。
4月に行なわれた第3戦ポルトガルGP以来、アルガルヴェ・サーキットでのレースは今季2度目。ポールポジションを獲得したのはセルジオ・ガルシア(MuchoNeumatico GASGAS Aspar Team)だ。日本勢では佐々木歩夢(Red Bull KTM Tech 3)が10番手で最上位グリッドとなった。
■Moto3から飛び級で最高峰クラスへ……周囲からは疑問の声も「迷いはなかった」とダリン・ビンダー
ポイントリーダーのアコスタは14番グリッド。21ポイント差でランキング2番手のデニス・フォッジア(Leopard Racing)は4番グリッドからのスタートだ。
全21周のレースは快晴のコンディションでスタート。オープニングラップはガルシアが先頭で駆け抜けたが、長いホームストレートでは大集団が互いにスリップストリームを利用した追い抜きをしかけて大混戦に。
乱戦の中、フォッジアがトップを奪って進んでいき、ファステストラップを更新しながら集団をリードした。一方で後方からは、アコスタが1周目からポジションを次々とアップ。そのまま5周目には先頭集団に加わった。
レースはフォッジアによる先導のまましばらくは落ち着きを見せた。しかし9周目にはアコスタがダリン・ビンダー(Petronas Sprinta Racing)を追い抜いて2番手に浮上。タイトル争いのライバルによる直接対決という形になった。
残り9周、フォッジアはアコスタと、そのチームメイトのジャウマ・マシアによる追い抜きを許してしまい、3番手に後退してしまった。しかしアコスタたちも後続を引き離すまでには至らずにいた。
そして次の周には、アコスタが集団に飲み込まれるようにポジションを落としてしまい6番手に後退。一方でフォッジアは再びトップを奪った。
アコスタはこのまま後方フィニッシュかと思われたが、彼は再びポジションをじわじわと上げていき、残り5周で2番手に復帰。フォッジアを追った。
残りわずかとなった周回を、アコスタとフォッジアは互いにポジションを入れ替えながら走行。残り2周で再びフォッジアがトップに立ち、そのまま最終ラップに入った。
だがターン3でのブレーキングでアコスタが再びフォッジアをオーバーテイク。さらにフォッジアは受難が続き、後方のビンダーとの接触によって転倒してしまった。なおこの転倒にはガルシアも巻き込まれてしまった。ビンダーに対しては無責任なライディングとしてレース後に失格処分が下っている。
先頭に立ったアコスタはそのままトップでフィニッシュ。最終戦バレンシアGPを残して、Moto3クラスのタイトル獲得を決めた。2位はアンドレア・ミーニョ(Rivacold Snipers Team)、3位はニッコロ・アントネッリ(Avintia VR46)となった。
日本勢は佐々木が6位、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が10位、國井勇輝(Honda Team Asia)が21位、山中琉聖(CarXpert PruestelGP)が22位となった。鳥羽海渡(CIP Green Power)は1周目に転倒があり、リタイアでレースを終えている。
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