ワゴンボディに一本化。
eHybridも設定
新型フォルクスワーゲン・ティグアン、年内発売開始へ!──GQ新着カー
7月3日、フォルクスワーゲン・ジャパンは、新型「パサート」の日本仕様を発表した。
9世代目となる新型パサートは、ワゴンボディ専用モデルとなった。従来の「MQBアーキテクチャー」の進化版である「MQB evoアーキテクチャー」を採用。これにより、アダプティブシャシーコントロール「DCC」も、ボリュームセグメント初の2バルブ独立制御式の「DCC Pro」へ進化した。
DCC Proの内部構造は、伸び側/縮み側が独立したオイル回路となっているため、それぞれ減衰力をコントロールできるのが特徴だ。フォルクスワーゲンによれば、ボリュームセグメントでは世界初採用とのこと。結果、ダイナミックな走行と快適な乗り心地を両立した。
パワートレインは1.5リッターeTSIマイルドハイブリッドシステム(FWD)と、2.0リッターTDIクリーンディーゼルエンジンにフルタイム4WDシステム「4MOTION」の組み合わせに加え、従来と比べEV(電動)走行レンジを延伸させたプラグイン・ハイブリッドの「eHybrid」をラインナップした。
注目のeHybridは、1.5リッターeTSIをベースにやや低い圧縮比など細かなチューニングを実施。システム総合出力は150kW、総合トルクは350Nm(欧州公表値)を発揮する。19.7kWhのリチウムイオンバッテリーを使って120km超のEVレンジ(WLTC、欧州計測値)を実現した。
インテリアでは、50mm延長したホイールベースによりリヤシートの居住性が向上。荷室容量は、最大1920リッターを誇る。一部グレードには15インチの大型タッチディスプレイを備えた純正インフォテイメントシステム「Discover Pro」やヘッドアップディスプレイなどを装備し。快適性を高める。
新型パサートの予約注文は、本年9月より全国のフォルクスワーゲン正規販売店にて開始。11月の出荷開始を予定する。
文と編集・稲垣邦康(GQ)
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