アルファタウリの角田裕毅は、F1アメリカGP決勝を粘り強く戦い、10位入賞。さらに最終ラップにファステストラップを記録したことで、ボーナスポイントも含む貴重な2ポイントをチームにもたらした。
角田は最終ラップのファステストラップについて、ピットインの指示を受けた当初は驚いたものの「楽しかった」と語った。
角田はF1アメリカGPの決勝レースを11番グリッドからスタートし、レース序盤はそのポジションをキープして周回を重ねた。しかし前を行くアルピーヌのエステバン・オコンとマクラーレンのオスカー・ピアストリがリタイアしたことで9番手となった。
その後は前を行くピエール・ガスリー(アルピーヌ)を追いかけ、同等のペースで走った。しかし、セッティングを変更したことで息を吹き返したアストンマーチン勢がピットレーンスタートながら猛烈な勢いで追い上げ、角田を追い抜いていった。
角田はこれで11番手に下がり、入賞の可能性は潰えたかと思われたが、アストンマーチンのフェルナンド・アロンソがマシントラブルによりリタイアを喫したことで10番手に浮上した。
角田は後ろを走るアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とは20秒以上離れていたことから、チームは角田に3回目のピットストップを指示。55周目にソフトタイヤに履き替えて10番手のままコースへ戻り、最終ラップで1分38秒139のファステストラップを叩き出した。
角田はこれにより10位入賞の1点に加えて、ファステストラップのボーナスポイント1点も加算。貴重な2点を手にした。また、角田はこれでアメリカGPで3年連続入賞。サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)の水が合うようだ。
「好きなコースですし、3年連続でポイントを取れたことは素晴らしかったです」
角田はレースをそう振り返った。
「特にオースティンのファンも素晴らしいですし、最終ラップは新品タイヤですごく楽しめました。マシンも良いフィーリングでしたし、チームが上手くやってくれました」
ファステストラップ狙いのフリーストップの指示が飛んだ時に驚いたか? と訊かれた角田は次のように答えた。
「正直、ドキッとしましたよ!」
「ピットストップしろと指示が来た時、エンジンか何かに問題があるのかと思いました」
「その後、ファステストラップを狙いに行くんだと伝えられて『OK』となりました。プレッシャーもありましたが、ファステストラップを取れて良かった」
そして角田は次のように続けた。
「最終ラップにファステストラップを狙いにいったのは初めてです」
「いっぱいタイヤをマネジメントした後に”予選モード”に移ったので、とても楽しかったです」
「スリリングでしたし、楽しめました。ハイグリップで燃料の少ない状態(のマシン)は素晴らしいですね」
「僕は100%で走りました。エンジンの方はバッテリーをフルチャージできていなかったので100%ではありませんでしたが、少なくとも僕自身は100%全力でした」
「ここは特に身体的に要求の高いコースなのでとても厳しいですが、集中し直して、最終ラップに挑みました」
「実際、タイムを大幅に改善できたので良かったです」
今回のアメリカGPを含め、アルファタウリはシーズン後半も積極的にアップデートを投入してきた。角田はマシンパッケージとして入賞を狙える位置にあるとして、残りの4戦でもポイント獲得を目標に戦いたいと意気込んだ。
「ビスターとファエンツァで働いてくれてるみんなが、レースごとにパッケージを改善してくれて、少しずつ進歩させてくれています」
「10位には近づいていると感じていました。今回は終盤に幸運もあって10位を手にできましたが、こういうレースは起こりうるので、今後もできるだけ入賞の狙える位置を走って、レースごとにポイントを狙っていきたいと思います」
「2ポイントは大きいです。1ポイントと2ポイントではものすごく異なります。僕らチームにはまだ4レース残っていますので、パッケージから最大限のモノを引き出して、どうなるかを見てみたいと思います」
なおアメリカGP終了後、2番手でフィニッシュしたメルセデスのルイス・ハミルトンと、6番手でフィニッシュしたフェラーリのシャルル・ルクレールの2台が、プランク規定違反の疑いで調査対象となっている。その結果次第では、角田の順位にも影響が及ぶかもしれない。
※レース終了後にハミルトンとルクレールがプランクの規定違反で失格となったため、以降の順位は繰り上がり。角田は8位となり、ファステストラップのボーナスポイントと合わせて5ポイントを獲得した。
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