■専用開発の「V8」におなじみ「VTEC」を搭載
主に二輪・四輪車で知られるホンダですが、こうしたクルマなどの技術を活かし、発電機や除雪機、航空機といったさまざまエンジンを手掛けています。
2024年2月には、船外機向けに新型5リッターV型8気筒エンジンモデル「BF350」を発売しています。
【画像】超カッコイイ! これがホンダの「新型V8モデル」です!(49枚)
ホンダは1964年に船外機市場に参入しました。以来、「水上を走るもの、水を汚すべからず」というホンダ創業者・本田宗一郎氏の信念を貫き、人と環境を大切にした様々な製品を展開しているといいます。
最新モデルのBF350はホンダ船外機のフラッグシップモデルに位置しており、専用設計で開発した新型V型8気筒SOHC 4バルブエンジンを搭載。排気量4952cc、最大出力350馬力の力強い推進力を発揮します。
ホンダのクルマでもおなじみの可変バルブ機構「VTEC」を採用するほか、豊かなトルクからもたらされる高い走破性に加え、新設計のクランクシャフトを採用することで、高い静粛性・低振動を実現。
また、環境にやさしく経済的な船外機を目指し、クラストップレベルの燃費性能を達成したとしています。
サイズは、全長1120mm×全幅650mm×全高2145-2272mmです。
操船機能では、あらかじめ設定した船体姿勢に自動調整する新機能「トリムサポート機能」をホンダ船外機として初採用。
リモコンのボタン操作で、船外機の回転数や速度に合わせ、あらかじめ設定した船体姿勢へ自動制御することで、より簡単で快適な操船を実現します。
また、一定の速度もしくは回転数での航行を可能にする「クルーズコントロール機能」や、自動で船外機のフルチルトアップ/ダウンをおこなう「オートマチックチルト機能」を搭載し、係留・保管時の利便性を向上しています。
信頼性では寒冷時でもチルトスピードが下がらない高出力チルトモーターの採用や、排水構造の見直しによる凍結防止、バッテリー切れを防ぐ12V・93Aの大容量オルタネーターを装備。過酷な環境下でも安心して利用できるような工夫を凝らしたといいます。
また、ユーザーの負担を減らし、長く利用できるよう脱着しやすいエンジンカバーの愛用や、オイルこぼれを防止し、容易にオイルフィルターを交換できる構造とするなど、メンテナンス性も向上させました。
スタイリングは、人や自然との一体感をコンセプトに、さまざまな舟艇のデザインにもマッチしやすいシンプルかつクリーンなスタイリングを継承しながら、フラッグシップモデルにふさわしい高級感を表現した「Noble Motion Form」デザインを採用。
シンプルかつクリーンなイメージを継承しながら、立体ロゴやクロームメッキを配し、上質感のあるフォルムに仕上げています。
新たにデザインしたDBWリモートコントローラーは、機能性、操作性を向上させつつ、操船時にも「Noble Motion Form」を感じられることを目指し機能美も追求しました。
カラーバリエーションは、「アクアマリンシルバーメタリック」「グランプリホワイト」の2種類を用意します。
新型BF350の価格は390万5000円から399万3000円に設定されています。
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