今後軽自動車に注力するというダイハツ。でも思い返せばコンパーノやパイザーなど個性派の登録車を多数リリースしていたのも事実。とくにYRVという突如として生まれたモデルはダイハツらしさ満点だったのだ。ってことは今後復活するなら、こんなスポーツモデル全フリブランドとして勝負するのはいかが!?
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
突如出たホットハッチ?? なYRVって何モノ!? 1世代で終ったけどダイハツ復活ならスポーツ全フリでどうよ
■パイザーもいたな!! ダイハツって登録車も個性満点だった
このパイザーもかなり売れた!! そうダイハツって登録車も得意だったんです
ダイハツといえば軽自動車のイメージが強いが、軽自動車からステップアップするユーザーのためにコンパクトカーにも力を入れていた。
そんなダイハツが1998年にリリースしたYRVは、当時の同社のコンパクトカーであったストーリアをベースにセミトールワゴンのボディを与えたもので、スペースユーティリティを売りとしたコンパクトワゴンとなっていた。
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■トールワゴンなのにクラス最強エンジンをシレっとラインナップ
今あればスイフトスポーツのガチライバルだったかも!?
そんなYRVはベースとなったストーリアと同じく、直列3気筒の1Lエンジンと直列4気筒の1.3Lエンジンを設定し、エントリーモデルはギリギリ100万円を切る99.9万円となっていた。
ただ実用一辺倒のストーリアとは異なり、遊び心もプラスしたハイトワゴンということもあり、「ダブルウェッジスタイル」と呼ばれた独特なサイドウインドウ形状やパノラマガラスルーフ装着車を設定するなど差別化が図られていた。
そしてトップグレードにはストーリアには搭載されなかった1.3Lターボエンジンが搭載されており、その最高出力は当時の1.3Lクラス最強となる140PSを発生!!
1トンを切る軽量ボディも相まって、パワーウェイトレシオは現行型のスイフトスポーツをも上まるものとなっていたのである。
ちなみにこのエンジンは後にモータースポーツベース車として936ccながら133PSを叩き出すブーンX4に搭載されたKJ-VET型エンジンのベースにもなっており、そのポテンシャルはお墨付きとなっている。
また当初から欧州での販売を予定していたこともあり、開発段階で欧州の道を走り込んでサスペンションを煮詰めていたため、走りのよさもウリのひとつとなっていた。
しかし、そもそも全高の高いトールワゴンスタイルであったことや、自慢のターボモデルにMT仕様が存在しなかったこともあってスポーツ派のユーザーからは支持を集めることができず、2005年夏には終売となり1世代限りのモデルとなってしまった。
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■ダイハツ復活ならスイスポ風のホットハッチでどうよ
ダイハツは今後軽自動車に注力していくことをアナウンスしている。
だが、もし現代にYRVのようなモデルが復活するのであれば、使い勝手の良さを考慮したトールワゴンや人気に乗じたクロスオーバーSUVなどにはせず、現代においては非常に希少な存在となった手ごろな価格で狙うことができる純然たるホットハッチとして登場すれば、スイフトスポーツのガチンコライバルとしてコアな人気を獲得できるかもしれない。
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