1990年代のトヨタ車のスポーツユニットとして多くの支持を得ていたのがヤマハ製直6、2.5Lターボの1JZ-GTE。なぜ、90~100系マークII3兄弟などに積まれたこのエンジンが大きく支持を得ていたのだろうか?
文/永田恵一、写真/ベストカー編集部、トヨタ、日産
踏めば踏んだだけ気持ちよく加速するエンジンだった! クルマ好きから珠玉の直6ターボ「1JZ-GTE」が愛された理由とは?
■1JZ-GTEエンジンはどのように誕生してきたのか
1992年に登場した7代目90系マークIIツアラーV。
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ノーマルで比較すると一瞬の出だしは100系がリードするものの、4000回転くらいからは90系が伸び出し、そのまま90系に引き離される。
とても同じ出力とは思えない。
その犯人は100系から装備された電スロにある。
特にマフラー交換すると、知らぬ間に電スロが全開にならなくなる。
ETCSモニターを装着すると、ベタ踏みでも68%しか開いていない。
こいつをオフにすると100%開くので、本来のパワーが出る様になる。
それでもシングルタービンの容量不足により、高回転ではブーストが垂れてしまう。
90系はブーストアップでもかなり速くなるが、100系はもの足りず、タービン交換して360PS、トルク48キロ仕様で乗っていた。
ここまでして、やっとそこそこ速くなった。
丈夫なエンジンだし、チューニングパーツも沢山あり、ショップも沢山あったから、そう言った意味では人気があったのだろう。