タイプH風の顔面変更スペースツアラーを欧州シトロエンで展開
2022年秋、イタリアのカロッツェリア・カセラーニ社にフランスのシトロエン本社がお墨つきを与え、「ベルランゴ」や「ジャンパー」、「スペースツアラー」並びに「ジャンピー」の顔面を、ネオ・レトロに仕立てて「2CVフルゴネット」や「タイプH」化してしまう、アドオンのボディパネル・キットが登場したのは既報の通り。そして2023年8月、ドイツはデュッセルドルフで行われた欧州最大規模のキャンピングカー・ショー「キャラバン・サロン」でシトロエンがさらに一歩、踏み込んだ。カセラーニ社のキットでタイプH風になったスペースツアラーをこの先、欧州のシトロエン・ネットワークで展開つまり販売していくというのだ。
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キャンピングカー・シリーズは「ホリデイズ」を名乗る
その先駆けとなる仕様が今回、デュッセルドルフで発表された「タイプ・ホリデイズ(Type Holidays)」。もちろんタイプHが元ネタだ。この仕様がそのまま市販車になるというより、まだメーカーの手によって数々の装備を備えつけられた確認仕様といえるもので、通常の商用車もしくは乗用車シリーズとは別に、ネオ・レトロなキャンパーのスピンアウト・シリーズが「ホリデイズ」を名乗るわけだ。
ポップアップ式ルーフテントやベッド兼用のリアシート、キッチンや折り畳みテーブルまで、まさしくキャンパーとしてひと通りの装備はコンプリート。ユーロキャンパーの本場で、ドイツ人もびっくり! という内容だ。
同グループのフィアット デュカトと欧州キャンパーの覇を競う
リリースでシトロエンは、スペースツアラーはモダンなバンなので、ひとりでも数人でも無理なく荷物とともに運べ、従来とは違う旅へと誘うクルマであると、説明する。車内での快適性と、その進化の最先端に立つことを自ら任じるシトロエンは、クルマで旅することの意味やヴィジョンの変容と、コロナ禍やネットワーク化によるノマド的生活様式の始まりを、「人々の変化と社会的現象」と捉えているようだ。要は「バンライフ」以降の若い世代に、旅する自由をスタイルごと提案せずにはいられないのだ。
市場的観点からは、欧州サイズの屋根付き駐車場に入れるのに苦労しない、全高2m以下で街でもビーチでも自由に動き回れる「フルゴン」相当のバンは、今や欧州で年間9万台が新車として売れている。シトロエンはキャンピングカー・ベース車両の供給元として現状、欧州で2位の実績を誇るが、1位の強大なライバルというのが同じステランティス・グループのフィアットで、もうお分かりだろう、日本市場でもキャンパー・ベースとしてB to B販売されているフィアット「デュカト」なのだ。同じグループ内でキャンパー・ベース車両の王座を巡る仁義なき戦いが始まっているのだ。
4人が眠れる快適スペースと本格装備を搭載
その決め手として、シトロエンはタイプHに連なるネオ・レトロなルックに加え、快適な内装装備の充実を図った。そうして選ばれたパートナーが、キャンパー特装のスペシャリスト、スロヴェニアのブラヴィア・モービル社だ。
まずポップアップ・ルーフ内は大人2人が眠れるスペース。2列目と3列目のシートはフラットに倒せて2人用ベッドにもなるが、着脱も簡単で収納スペースにも早変わりする。前列シートの2席は回転可能とし、車内スペースを寛げるサロンとすることに貢献。
キッチンは加熱台と排水口付シンク、冷蔵庫を備えた本格的なもので、食卓にもワークスペースにもなる折畳み式テーブルや収納も備え付けられている。またヒーター&温水器には、定評あるディーゼル式のベバスト製を採用する。
* * *
移動ツールとしての質の良さが、そのまま生活空間の素敵さという、キャンパーそして古典的なバンの古くて新しい快適性や楽しみ方を、シトロエンは「ホリデイズ」の名の下に集約しようとしているのだ。
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