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低調続く欧州で、ハイブランドのスポーツ&ラグジュアリーが人気を集める(2022年5月・欧州メーカー別新車販売)

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低調続く欧州で、ハイブランドのスポーツ&ラグジュアリーが人気を集める(2022年5月・欧州メーカー別新車販売)

 ACEA(欧州自動車工業会)が発表した2022年5月のメーカー(グループ)別新車販売台数データは、VWグループ(アウディ、シュコダ、セアト、ポルシェなどを含む)がトップで、23万9982台だった。20万台を超えたのはVWグループだけだったが、前年同月比で21.5%減少。トップ5を構成するグループの中では最大の落ち込みだった。

 2位はステランティス(プジョー、シトロエン、フィアット、アルファロメオなど)の19万14789台。前年同月比は14.6%減である。

足踏みが続く欧州で意気軒高のブランドはどこか?(2022年4月・欧州新車販売)

 3位のヒュンダイ・グループ(ヒュンダイとキア)は、10万台に届かず9万6556台。前年同月比は9.8%増と4月に続いて好調だった。

 メーカー(グループ)ごとの販売台数は以下のとおり。

メーカー(グループ)=販売台数/前年5月(増減)

VWグループ=239,982/305,607(21.5%減)
ステランティス=191,489/224,217(14.6%減)
ヒュンダイ・グループ=96,556/87,965(9.8%増)
ルノー・グループ=81,307/90,180(9.8%減)
BMWグループ=67,676/78,045(13.3%減)
トヨタ・グループ=67,961/67,302(1.0%増)
メルセデス・ベンツ=54,524/59,464(8.3%減)
フォード=46,169/48,500(4.8%減)
ボルボ=19,124/24,916(23.2%減)
日産=18,916/18,366(3.0%増)
マツダ=8,736/15,158(42.4%減)
ジャガー・ランドローバー=9,683/15,272(36.6%減)
ホンダ=6,282/6,515(3.6%減)
三菱=5,251/6,582(20.2%減)

 日本メーカーは、トヨタ(レクサスを含む)が6万7961台を販売。前年同月比1.0%増と、縮小傾向が続く欧州マーケットで存在感を発揮した。

 日産も同3.0%増の1万8916台と安定した販売を展開している。

 欧州市場で注目はポルシェが6778台を販売して同1.5%増、DSは同21.5%増(4215台)、アルピーヌ同121.5%増(319台)と、スポーツ&ラグジュアリーという強い個性を打ち出したブランドが伸びていること。
 ブランドごとの詳細は未公表だが、VWグループ内のベントレー、ランボルギーニ、ブガッティは合計738台を販売し、同47.9%増となっている。

 欧州でも物価高が社会問題になっているが、ハイブランドを購入する富裕層にとっては不景気の波は関係ないのかもしれない。

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みんなのコメント

2件
  • こう見ると多くの日本メーカーのここ20年の世界戦略は失敗してるんだな。
    北米だけ維持が精いっぱいの状態か。中国は信用できないリスク有るからどうでも良いけど。
    欧州で大して売れてないのに欧州車の真似ばかりして売ろうとする矛盾。
    そして日本は安易に切り捨て方針で、その日本メーカーが切り捨てた部分にここ20年で欧州車にキッチリ入り込まれた。伸びないはずだわ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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