新型は大幅な軽量化と車体剛性の向上を達成
トヨタSUVの頂点に立つランドクルーザーは、ブランド70周年の節目に300系に生まれ変わった。新型は、インパクト抜群のフロントマスクが与えられ強い存在感を放つ。全長×全幅×全高は4985×1980×1925mm。大柄なボディサイズは従来200系と同等。2850mmのホイールベースは80系(1990年デビュー)以来の数値を継承する。メカニズム面はエンジンもプラットフォームも全面刷新。従来の200系と比較して大幅な軽量化と車体剛性の向上を果たした。
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実際にドライブしても、軽快な印象が際立つ。軽量化したとはいえ、車重は2.5トンオーバー、ボディも大柄だが、意のままに操る実感がある。ダカールラリーの経験を生かした新グレード、GRスポーツでは走りの一体感がいっそう増す。
良好なハンドリングは、油圧パワーステアリングの進化に加えて、ADASの操舵支援のために採用されたアクチュエーターが寄与している。確実な路面フィールと、スッキリとした手応えが心地いい。若干、制御面で気になるところはあるものの、ランドクルーザー初の操舵支援を実現した点も画期的といえる。
ガソリン/ディーゼルともV6ツインターボ。パフォーマンス優秀
エンジンは従来の4.6リッターV8ガソリンから一変。レクサスLS用をベースに特性を見直した3.5リッターV6ツインターボ・ガソリン(415ps/650Nm)と、新開発の3.3リッターV6ディーゼル・ツインターボ (309ps/700Nm)を搭載。300系はディーゼルが復活した。
両者を比べると、ガソリンが100ps以上も高い最高出力を誇り、ディーゼルは最大値で50Nm太いトルクを、より低い回転域で発生するという関係となっている。ディーゼルは常用域での力強いトルク感が印象的。ガソリンはターボ付きながら低回転域も扱いやすく、踏み込んだ際の伸びやかさが印象的だ。パフォーマンスはどちらも優秀。燃費面ではディーゼルに軍配が上がる。
装備は最新アイテムを満載。ラグジュアリーカーとしても最高。盗難を防ぐため、トヨタ車で初めて指紋認証スタートスイッチを採用した。
300系の人気は沸騰中。これから注文しても納車までかなり時間を要する。公式サイトには2年以上かかる旨が掲載されている。待つだけの価値ある1台である。
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みんなのコメント
全地球も対応していないよ
狭い所、行けないじゃん。
正確には、ジムニーと合わせて 全地球対応! ですよね。