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TEAM ZEROONEのraffinee日産メカニックチャレンジZがついにST-Zで初優勝。柳田監督も安堵

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TEAM ZEROONEのraffinee日産メカニックチャレンジZがついにST-Zで初優勝。柳田監督も安堵

 9月7日、栃木県のモビリティリゾートもてぎでENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第4戦『もてぎスーパー耐久』の決勝レースが行われ、ST-Zクラスは植松忠雄/松田次生/佐藤公哉/名取鉄平組raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4が優勝。TEAM ZEROONEにとってのST-Z初優勝、そしてニッサンZニスモGT4にとって国内初優勝となった。

 2023年からニッサンZニスモGT4のパイロットカスタマーチームとしてスーパー耐久ST-Zクラスに参戦するTEAM ZEROONEは、2023年、そして2024年第3戦オートポリスまでもST-Zの初勝利に届きそうで届かない戦いを続けてきた。迎えた第4戦もてぎでは、予選でクラス6番手となったものの、追い上げをみせついに初勝利を飾ることになった。

実は“薄氷の勝利”だったDAISHIN GT-R。スーパー耐久第4戦もてぎで後半戦に繋げる優勝に

 チームを率いる柳田真孝監督は、念願の勝利に「やっとですね。とはいえ、26号車(大塚隆一郎/富田竜一郎/篠原拓朗/荒聖治)がいたからこその勝利だと思っています」と今回7位となった僚友について触れながらも、チームの勝利を喜んだ。

「25号車のレースは素晴らしかったですね。スタートの鉄平も良かったですが、その後の植松さんのスティントが良かったです。前戦、暑さでクールスーツが効きづらいところもあり、植松さんは気持ちで負けていた部分があったのですが、植松さんにも『気持ちで負けないように』と伝えていて、気持ち良く走ってくれました」と柳田監督。

「前を走っていたライバルのペナルティもありましたが、その後次生も頑張って追い上げてくれましたし、公哉もすごく難しいコンディションのなか、フィニッシュまでクルマを持ってきてくれたので、評価に値する活躍だと思いますね」

 TEAM ZEROONEはこれまで何度も予選、そして決勝で速さをみせながらも、なかなか勝利には手が届かなかった。「もちろん速さは証明できていましたが、こういうレースは速さだけではなく、安定して走ることが重要だと思います。ライバルはきちんとレースを組み立てていますし、レースにしっかり集中していけばこうして結果もついてくるのかな、と思いました」と柳田監督は語った。

 ディーラースタッフや日産自動車大学校の学生たちがともに戦う『NISSAN MECHANIC CHALLENGE』の活動を行いながら、特にスーパー耐久では実際に作業にも携わっている。そんな人財育成活動をこなしながら、ついに掴んだ初勝利だけに、柳田監督も「ホッとしましたよ(笑)」と語りながらも、まだまだ先を目指したいと語った。

「勝者がいれば敗者もいるわけで、26号車の今回のレースをしっかり分析しなければいけませんし、25号車も次戦以降も優勝や表彰台を狙わなければならないですから。ここで満足はできません」

 とここまで語った後、柳田監督は「でもやっぱりホッとしました(笑)」と笑顔をみせた。実は、柳田にとっては“監督”としての初優勝でもある。「明日ももてぎで仕事なので、今日はひとりホテルで祝杯をあげたいと思います」と小さなガッツポーズをみせた。

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