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大都会の金持ちが乗るド定番「Gクラス」……って本質はこんなんじゃないぜ! 無骨さ全開の「G350dプロフェッショナル」こそが本来の姿だった

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大都会の金持ちが乗るド定番「Gクラス」……って本質はこんなんじゃないぜ! 無骨さ全開の「G350dプロフェッショナル」こそが本来の姿だった

 この記事をまとめると

■ Gクラスには初期モデルを彷彿させる「プロフェッショナル」という限定車が存在する

お金持ちがこぞって乗る超絶人気のメルセデス・ベンツGクラス! 最初は軍用からの民間転用だった45年の歴史!!

■「プロフェッショナル」は日本に正規輸入されたことはない

■ブラックアウトされたグリルやバンパーと簡素なインテリアから道具感が漂う

 タフな佇まいがツウ好みなGクラスの限定車

 メルセデスベンツGクラスの話題になると、昔のほうがよかったという話をよく聞きます。無骨で簡素、どこまでも頑丈! 初期のGクラスはそんなイメージだったと。たしかに現行モデルは無骨さこそ継承しながら、どこもかしこもゴージャス&リッチなステイタスモデルの地位を築いていますからね。ドイツの軍隊や、スイスの木こりが洗車もせずに乗っていたGクラスに憧れる方が少なくないのも納得です。

 が、そんなアナタにむけたGクラスだってあるんです。その名も「プロフェッショナル」で、初期のGクラスを彷彿とさせる硬派な限定モデルです。

 G350dプロフェッショナルは2016年に設定された限定モデルですから、フルモデルチェンジ前の角ばったゲレンデヴァーゲンからスタートということに。日本国内への正規輸入はなく、並行輸入でそれなりの数が入った模様。また、欧米でも限定、あるいは注文生産だったらしく、カタログに載ることはありませんでした。

 まずはルックスから見てみると、グリルやオーバーフェンダーがボディ同色でなく真っ黒。さすがに樹脂の成型色そのままというわけではなさそうですが、これだけでも無骨なイメージが増しているかと。また、スリーポインテッドスターのエンブレムもクロム調でなくブラックアウトしていますが、このへんは好みがわかれるところかもしれませんね。

 で、ルーフラックも標準装備しており、これまた黒い塗装がされた純正品。純正といえば、ドアミラーも純正オプション(だったはず)のサイドミラー、トラックで使われるようなミラー面積、張り出しともに大型化されたものを採用しており、ジャングルとか砂漠のイメージが湧いてきそう。

 そして、プロフェッショナルの佇まいをキメているのがタイヤ&ホイールでしょう。265/70R16 112Tというハイトのあるサイズに、16inといういまのゲレンデ界ではほとんど見られないホイールです。しかも、鉄チンかのようなブラック塗装とくれば、只モノではない雰囲気マシマシ。

 もっとも、これは同サイズを手に入れれば誰でもできるカスタムですから、ほかのゲレンデと差をつけたいなら、あえての16インチもアリでしょう。

 無骨さを極めたスタイリングは中古車としても大人気

 リヤに目を移すと、ナンバープレートがルーフの高さまで移動され、もとの場所にはゴツいヒッチメンバーを標準装備。そして、スペアタイヤの脇にはルーフへ登るラダーも標準装備となるようです。

 また、リヤドアを開けてみるとラゲッジスペースの床は木材むきだし。こういうあたりヘビーデューティというか、道具感があって初期のゲレンデっぽい。

 もちろんルックスだけでなく、インテリアにもプロフェッショナルはこだわっています。だいたいドアの内張がこれでもかと簡素化されており、パワーウインドウすら省かれています。そして、ゴージャスなカーペットも取り払われて、鉄板むきだし(笑)。最低限の保護シートだか、滑り止め的なシールはあるものの、初見の方は目を丸くするはずです。

 もっとも、インパネまわりの差異はそれほどでもなく、センターにあったナビが外されてプロフェッショナルのロゴがはめてある程度。

 G350dプロフェッショナルのことを調べていて驚いたのが、中古の値段がかなりのプレミアプライスになっているということ。そこそこ距離が出ていても2000万円は下らないのが相場かと。また、モデルチェンジした後もプロフェッショナルエディションは似たようなトリミングで登場していますが、こちらのお値段も青天井かと。

 いまやゲレンデはプレミアム付きがデフォルトとなっていますが、せっかくエクストラコストをかけるのなら、プロフェッショナルエディションは絶妙なチョイスではないでしょうか。

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みんなのコメント

2件
  • ********
    >大都会の金持ちが乗る

    田舎の小金持ちも乗ってるよ。
  • mr_********
    乗り心地なら普通にセダンの方がいいんでしょ?。日本では単にファッションだよね。俺はやっぱり金持ちが羨ましい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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