現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なんとコルベットが「ハイブリッド」しかも「AWD」ってアリ!? ついに日本を走った「E-Ray」はどんなクルマ?

ここから本文です

なんとコルベットが「ハイブリッド」しかも「AWD」ってアリ!? ついに日本を走った「E-Ray」はどんなクルマ?

掲載 8
なんとコルベットが「ハイブリッド」しかも「AWD」ってアリ!? ついに日本を走った「E-Ray」はどんなクルマ?

 この記事をまとめると

■2024年6月1日に富士スピードウェイで「シボレー・ファン・デイ2024」が開催された

アメ車はドロドロ系の重低音! イタ車はシビレるような高音! 同じV8エンジンでもメーカーによってまったく音が異なるワケ

■シボレー・ファン・デイ2024にて「コルベットE-Ray」をジャパンプレミア

■コルベットE-Rayはコルベット史上初の電動走行も可能な全輪駆動モデル

 シボレーのファンのための1日にコルベットE-Rayを初公開

 現行モデルで第8世代となるシボレー・コルベット(C8)。初代C1型の発表から現在に至るまでの70年の歴史のなかには、さまざまな話題があったが、このC8ほど多くの感動をカスタマーやファンに与えてくれたモデルはないのではないだろうか。

 まずは何といってもその基本設計がこれまで継承されてきたフロントエンジンから、伝統のV型8気筒エンジンをリヤミッドに搭載する形式へと改められたこと。横置きのリーフスプリングも廃止され、一般的なコイルスプリングによるダブルウイッシュボーンタイプのサスペンションが新設計された。

 ボディデザインがより前衛的で高性能なものに進化したことや、ベーシックな「コルベット」に続いて、高性能版の「Z06」などの導入が、いずれも右ハンドルで行われたことも、日本市場での使い勝手を考えれば賢明な選択といえただろう。

 だが、C8型コルベットにはさらなるストーリーがあった。それはコルベットとしては初の電動化&全輪駆動モデルとなる「E-Ray(イーレイ)」の発表だ。

 6月1日に静岡県の富士スピードウエイで開催された「シボレー・ファン・デイ」でジャパン・プレミアされ、フルコースを使用した走行シーンまで披露したE-Rayは、2024年6月7日からシボレーの正規ディーラーネットワークで予約が開始されるHVモデル。価格は2350万円。

 ミッドに502馬力の最高出力を誇る6156ccのV型8気筒OHV、すなわち最新のLT2型エンジンで、数えて5代目となるこのアルミスモールブロックのLT2型ユニットでは、新たに吸排気系のリニューアルやポート長、スロットルバルブ径の拡大といったさらなるチューニングが、先代から施されている。

 エンジンとは完全独立したモーターで前輪を駆動するE-Ray

 オイルの供給システムはもちろん低重心化に貢献するドライサンプ。3個のスカベンチングポンプをもち、サーキット走行などでの大きな横Gにも耐える性能を有しているのも特長だ。ミッションは8速デュアルクラッチを採用している。

 そしてこのE-Rayにとって最大の特長ともいえるのが、フロントアクスルに組み合わされるエレクトリックモーターだ。最高出力で162馬力を発揮するこのモーターは、コクピットのセンタートンネル内に配置される1.9kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーから電力を得て前輪を駆動。後輪は前で触れたLT2型エンジンからの出力でその駆動力が担われる。

「eAWD」と呼ばれるこのシステムの効果は大きく、エンジンとモーターには一切の機械的なつながりはないにもかかわらず、その綿密で正確な制御によって、あたかもさらに強力な自然吸気V型8気筒エンジンを搭載しているかのような、そしてコーナリングでは前輪のトラクションが、コーナーからの脱出に大きな効果を生み出すことは間違いない。

 参考までにシステム全体の最高出力は664馬力。この数字の説得力は大きい。

 E-Rayに設定されるドライブモードは「ツアー」、「ウェザー」、「スポーツ」、「レーストラック」、「マイモード」、「Zモード」、「ステルス」、「シャトル」の8つ。このなかでエレクトリックモーターのみによる、つまり前輪駆動のゼロエミッション走行を可能にするのは「ステルス」モードで、その最高速は72km/h。最大航続可能距離は4.8~6.4kmと発表されている。

 はたしてシボレーは、このE-Rayを皮切りに、アメリカ伝統のスポーツカーブランドをどのように進化させていくのだろうか。そしてその先には、他社のようにPHEVやBEVの時代が待っているのだろうか。参考までにこのE-Rayは、すでに0-60マイル(約96km/h)を2.5秒で加速するだけの運動性能を主張している。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

18年ぶりに復活を遂げたトヨタ新型「クラウン・エステート」“待望”の発売! SUVの魅力をプラスした「新発想ワゴン」は635万円から
18年ぶりに復活を遂げたトヨタ新型「クラウン・エステート」“待望”の発売! SUVの魅力をプラスした「新発想ワゴン」は635万円から
VAGUE
ヒョンデ、『インスター』4月導入でEV普及を加速…新拠点開設やパートナーとの連携強化へ
ヒョンデ、『インスター』4月導入でEV普及を加速…新拠点開設やパートナーとの連携強化へ
レスポンス
軽自動車にこそEVがピッタリです。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」日産サクラ
軽自動車にこそEVがピッタリです。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」日産サクラ
LE VOLANT CARSMEET WEB
18年ぶり復活のトヨタ新型「クラウン“エステート”」! 「ワゴンとSUVの融合」実現した“デザイン”に込められた“想い”とは
18年ぶり復活のトヨタ新型「クラウン“エステート”」! 「ワゴンとSUVの融合」実現した“デザイン”に込められた“想い”とは
くるまのニュース
トヨタ「クラウンエステート」登場! “シリーズ第4”のモデルはなぜ「SUV×ワゴン」融合した? 伝統の「エステート」名称“復活”にかけた開発の想いとは【開発者インタビュー】
トヨタ「クラウンエステート」登場! “シリーズ第4”のモデルはなぜ「SUV×ワゴン」融合した? 伝統の「エステート」名称“復活”にかけた開発の想いとは【開発者インタビュー】
くるまのニュース
56年前の「ランボルギーニ」がオークションに登場 名スーパーカー「カウンタック」以前の“4人乗りランボ”とは
56年前の「ランボルギーニ」がオークションに登場 名スーパーカー「カウンタック」以前の“4人乗りランボ”とは
VAGUE
マルティン、MotoGP第3戦アメリカズGPも欠場へ。第4戦カタールでの復帰も不透明「思うように回復できず、本当に苦労している」
マルティン、MotoGP第3戦アメリカズGPも欠場へ。第4戦カタールでの復帰も不透明「思うように回復できず、本当に苦労している」
motorsport.com 日本版
レクサス [LS]2013年モデルが想像以上に良すぎる件!! マイナーチェンジってウソだろ!?
レクサス [LS]2013年モデルが想像以上に良すぎる件!! マイナーチェンジってウソだろ!?
ベストカーWeb
新車購入で後悔したくないなら徹底チェック! 購入前にディーラーの実車で穴が空くほどガン見して確認すべき項目とは
新車購入で後悔したくないなら徹底チェック! 購入前にディーラーの実車で穴が空くほどガン見して確認すべき項目とは
WEB CARTOP
トヨタ新型「クラウンエステート」発表! “ワゴン×SUV”を「よりメッキきらめくスタイル」に! スタイリッシュなモデリスタパーツを設定、KINTOでも取り扱い開始!
トヨタ新型「クラウンエステート」発表! “ワゴン×SUV”を「よりメッキきらめくスタイル」に! スタイリッシュなモデリスタパーツを設定、KINTOでも取り扱い開始!
くるまのニュース
レーシングブルズとエクソンモービルが燃料パートナー契約を締結。レッドブルファミリー全体との提携が強化
レーシングブルズとエクソンモービルが燃料パートナー契約を締結。レッドブルファミリー全体との提携が強化
AUTOSPORT web
動かす前に何をすべき!? 冬の間に乗らなかったバイクのメンテナンス
動かす前に何をすべき!? 冬の間に乗らなかったバイクのメンテナンス
バイクのニュース
ワゴン×SUV!? トヨタ新型「クラウンエステート」18年ぶりに復活! 完成された16代目クラウン独自の「乗り味」とは【試乗記】
ワゴン×SUV!? トヨタ新型「クラウンエステート」18年ぶりに復活! 完成された16代目クラウン独自の「乗り味」とは【試乗記】
くるまのニュース
高速道路に「人が運転していない」トラックが出現…なぜ? 一般車の自動運転と何が違うのか
高速道路に「人が運転していない」トラックが出現…なぜ? 一般車の自動運転と何が違うのか
乗りものニュース
トヨタ新型「クラウンエステート」正式発表! ワゴン×SUVとして18年ぶり復活の理由は? ブランド70周年で4モデル揃う!エステートが担う役割とは 635万円から設定
トヨタ新型「クラウンエステート」正式発表! ワゴン×SUVとして18年ぶり復活の理由は? ブランド70周年で4モデル揃う!エステートが担う役割とは 635万円から設定
くるまのニュース
スバル新「クロストレック」発表! 鮮烈な「オレンジ」ボディ採用した“サンブレイズ仕様”に大注目! 同時に「インプレッサ」と「レヴォーグ」特別仕様車も公開!
スバル新「クロストレック」発表! 鮮烈な「オレンジ」ボディ採用した“サンブレイズ仕様”に大注目! 同時に「インプレッサ」と「レヴォーグ」特別仕様車も公開!
くるまのニュース
「アントネッリ圧倒は必須とは思っていない」先輩ジョージ・ラッセル、”速いヤツは最初から速い”理論を提唱
「アントネッリ圧倒は必須とは思っていない」先輩ジョージ・ラッセル、”速いヤツは最初から速い”理論を提唱
motorsport.com 日本版
ホンダ『ZR-V』のゴツゴツ感を低減、スタビリティも向上させるテインの車高調「フレックスZ」発売
ホンダ『ZR-V』のゴツゴツ感を低減、スタビリティも向上させるテインの車高調「フレックスZ」発売
レスポンス

みんなのコメント

8件
  • Lore in
    排ガス規制でみんなHVにするしかないんだよ
    誰が趣味車でHVなんか開発したがるんだ
    売り手も買い手も望んでねぇ
  • ezu********
    冬に路面凍結してしまう地域でも、安全に運転できるスポーツカーの存在はありがたいと思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村