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トヨタが特別な「クロスオーバー」を実車展示! THE CROWN展開&4スタイルの現状はいかに

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トヨタが特別な「クロスオーバー」を実車展示! THE CROWN展開&4スタイルの現状はいかに

■新たなクラウンブランドを広げていきたい。そのための4つのスタイリングを展開… 将来は「クラウンクーペ」も登場?

 トヨタは2023年12月11日、クラウン専門店である「THE CROWN横浜都筑」にて、クラウン専門店でしか購入できない特別仕様車「CROSSOVER RS“Advanced・THE LIMITED-MATTE METAL”」を発表しました。
 
 そのお披露目を兼ねてTHE CROWN横浜都筑に来店するユーザーを対象にしたTHE CROWN MEETINGを実施。新たなクラウンのブランド展開について現状はどうなっているのでしょうか。

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 当日はクラウンチーフエンジニア・清水竜太郎氏とクラウンチーフデザイナー・宮崎満則氏(崎は「たつさき」)。

 さらには特別仕様車技術担当者 堤塗装成形部・石垣佑樹氏とモビリティ材料技術部・竹谷美雪氏に加え、THE CROWN横浜都筑 ゼネラルマネージャー・宇佐美健氏が登場してのトークセッションが開催されました。

 THE CROWN MEETINGに参加したユーザーに向けて特別車のアンベールを行い、トークセッションではお客様からの忌憚ない意見をもらう、そして実車を開発者とともに見て意見交換を行うという、今までの店舗では無かったユーザーとの密なコミニュケーションが行われました。

 その中で清水竜太郎氏と宮崎満則氏は、次のように語りました。

「今回の16代目のクラウンはクロスオーバーに始まり先日発売が開始されたスポーツ、そして次にセダン。最後にエステートが用意されています。

 我々が今までに経験していない年齢層のご購入が増えている。あるいは輸入車にお乗りのお客様がこのTHE CROWNに来ていただいている。

 我々が求めている部分でもあり、4つのブランドを展開した効果、トレンドに沿ったカッコいいクルマを保有する。ということが効果的に出ていると思う。

 クラウンブランドを広げるにあたり、今回発表したマットメタルもそうですし、横にあります普通の塗装モデルにオプションパーツを組み込んだものを展示したり、お客様に喜んでもらえるようにしていきたい。

 今回のTHE CROWN MEETINGもそうですし、このTHE CROWNがオープンした時に感じたことも同じですが、クラウンに代々乗られているお客様も多くいらしゃいますし、他社のクルマに乗られている人もいらっしゃいます。

 さらに輸入車に乗っている人でクラウンに興味を示してくださることも多い。

 まさに我々が狙った通りの感じとなっています。このTHE CROWNの開店というのも一定の効果はあると思います」

 今回のTHE CROWN MEETINGは事前に応募されたユーザーを対象にしたトークセッションが開催され、新型クラウンの開発経緯や今回の特別仕様車CROSSOVER RS“Advanced・THE LIMITED-MATTE METAL” の開発経緯なども語られました。

 このマットメタルは何パターンもの検討が行われ、さらにマット専用のコーティングの進化があったことにより、風合いや質感が損なわれず維持できる。

 自信をもって提供できる。ということもあったため発表に至ったと言います。

 THE CROWN横浜都筑 ゼネラルマネージャー・宇佐美健氏はクラウン専門店について次のように語っています。

「このTHE CROWN横浜都筑、福岡天神もそうですが、全モデルが揃う店舗です。

 THE CROWN CLUBというお客様同士が交流していただける活動も開始しております。

 今回のイベントもその一環で開催しておりますので、今後の活動にも期待していただきたい」

 このようにTHE CROWNは店舗で車両を展示するだけでなく、ユーザー同士の交流の場にもしていきたいようです。

 2023年10月6日にTHE CROWN横浜都筑がオープンしてから2ヶ月少々で、約2000組を上回るユーザーが来店していると言います。

 クラウン単独の専門店として、いかにユーザーが興味を示しているかもわかります。

■まさかの「クラウンクーペ」登場も…ありえる? クラウンに求められるモノとは

 今回のTHE CROWN MEETINGではユーザーからの質問に応えるコーナーもあり、「4つのクラウンの中でどのクラウンが好きか?」という質問に対し清水竜太郎氏は次のように語りました。

「どのクラウンも好きですし4つのスタイリングを出したことでそれぞれ形が違うし目指す方向も違う。いろいろな使われ方を考えるとどのクラウンも良い。

 最初にクロスオーバーというクルマを出しました。これを起点にいろいろな方向性を可能にしている。

 原点に立ち返り本当にお客様が欲しい車はなんだろうと考え、その上で4つのスタイルを作り上げました。

 先日六本木で開催されたイベントでも全スタイルを展示しましたが、親子で見にきて『スポーツが欲しいけど他のはどうなんだろう』という。

 親子の会話が生まれるきっかけにもなっている。幅広い世代に受け入れてもらっているクラウンを作り上げていきたい」

 また、クーペモデルがあれば欲しい。という意見に関して清水竜太郎氏は次のように語ります。

「過去15代の中でクーペボディがあった時代もあった。

 いまではセダンが中心となっているが、クーペやトラック、ステーションワゴンなど様々なボディタイプがあった。革新と挑戦をそれぞれの時代で行っている。

 今の時代にクーペがあってもおかしくないと思います。

 現状は、お客様のニーズに沿ったスタイルとして4モデルを提案しています」

 さらに今まで全世代のクラウンに乗ってきたというユーザーからは

「今までの15代全て乗ってきている。今の16代目のクラウンもクロスオーバーに乗っている。

 質問というより意見になるが、クラウンを持つ所有する喜びがあるクルマを作って欲しい。

 人を乗せた時良いクルマだねと言われることが少し減ってきているような気もする。

 海外ブランドやレクサスとの立ち位置なども考えるとクラウンが引き立つものが欲しい」

 このような歴代全てのクラウンに乗ってこられたユーザーの意見もありました。

 これに対し清水竜太郎氏は次のように話しています。

「先日のワールドプレミアの際に、豊田章男会長から、『全部乗っているのは自分くらいなものかも』というお言葉をいただきましたが、目の前にいらっしゃる。

 自分よりも長い時間クラウンに接してこられた人がいらっしゃいますので、いただいたお声は貴重なものです。

 しっかりと受け取って次に生かしていきたい」

※ ※ ※

 トークセッション後に清水竜太郎氏に感想を求めると次のように話してくれました。

「こういうコミニュケーションをとらせていただくイベントは今までにない企画でした。

 専門店を作り、専門店ならではの商品を出すことも今まではなかなか実現しなかった。

 もう少しでクラウンは70周年を迎えます。クラウンらしさを絶やすことなくもっともっと広げていけるように、こういう場もつかわせていただきひろげていきたい。

 こういうクルマが欲しいという意見をいただき、それをすぐに商品化するわけにはならないとは思うが、商品のなかにうまく反映できるようにしていきたい。

 若い開発メンバーにも来てもらって実際にお客様の意見を聞いて肌で感じてもらえるようにしていきたい。

 ここで購入してまた来たいなというお店を作っていきたいしクラウンブランドを育てていきたいです」

※ ※ ※

 もう少しで70周年を迎えるクラウンブランドがどのような広がりを見せるのか、どのような進化を見せるのか今後も期待したいところです。

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みんなのコメント

1件
  • zlp********
    クラウンをシリーズ化?カローラシリーズ同様に、総台数カウントも、車形により好みが
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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