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【MotoE第2戦フランス大会】2年目のドゥカティ「V21L」でレコード、最高速も更新。レースはN.スピネッリ選手が2勝

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【MotoE第2戦フランス大会】2年目のドゥカティ「V21L」でレコード、最高速も更新。レースはN.スピネッリ選手が2勝

進化を見せる電動バイクレース

 フランスのル・マン-ブガッティ・サーキットで行なわれた電動バイクレース『FIM Enel MotoE World Championship』(以下、MotoE)フランス大会は、ポルトガル大会に次ぐ第2戦です。フランス大会では、ニコラス・スピネッリ選手がレース1、レース2ともに優勝を飾り、マッテア・カサデイ選手が開幕戦レース1から4レース連続で表彰台を獲得しました。

【画像】MotoE第2戦フランス大会の模様を画像で見る(8枚)

 とくにレース2ではスピネッリ選手とカサデイ選手による接戦の優勝争いとなりました。カサデイ選手は2023年チャンピオン。片やスピネッリ選手はMotoE参戦2年目のライダーながら、2023年シーズン最終戦サンマリノ大会レース2で初優勝を飾って、今季のポルトガル大会レース1、そしてフランス大会レース1でも優勝している、今やMotoEの有力ライダーの1人です。

 最終ラップまでもつれたその2人の優勝争いは見応えのあるものでしたが、同時にひとつのオーバーテイクもまた、興味深いものでした。最終ラップを2番手で迎えたカサデイ選手が、6コーナーの立ち上がりでスピネッリ選手をかわしたのです。

 電動バイクはアクセルを開けたときの加速がいいのは確かですが、これまでのオーバーテイクの多くはブレーキング、あるいはスリップストリームを使ってストレートで行なわれてきました。カサデイ選手は7コーナーのブレーキングでスピネッリ選手にかわされて後退しましたが、2年目を迎えたドゥカティの電動レーサー「V21L」によるレース展開は変わりつつあるのかもしれません。

 また、フランス大会ではオールタイムラップ・レコードなどが更新されました。

 2023年に記録された1分40秒101から、今季は1分39秒882を記録しています。参考までに、今季、ピレリタイヤによって更新されたMoto3クラスのオールタイムラップ・レコードは1分40秒114で、こちらも上回っています。最高速についても2024年は253km/hを記録しました(2023年は249.3km/h)。記録としても、レースの度に更新が続いています。

 2024年シーズンの「V21L」は、大きな改善、アップデートは行なわれなかったということですので、今後の記録がどうなるのか、注目したいところです。

 MotoE第3戦カタルーニャ大会は、MotoGP第6戦カタルーニャGPに併催で、5月24日から25日にかけてスペインのバルセロナ‐カタロニア・サーキットで行なわれます。

■FIM Enel MotoE World Championshipとは

 2019年にスタートした電動バイクによるチャンピオンシップ。2019年から2022年まではWorld Cup(ワールドカップ)として開催されていたが、2023年よりWorld Championship(世界選手権)となった。MotoGPのヨーロッパ開催グランプリのうち数戦に併催され、各土曜日に2レース開催で全8戦16レースが行なわれる。バイクはドゥカティ「V21L」のワンメイクで、タイヤはミシュラン。9チーム18名のライダーが参戦している。

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