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人気のキャンピングカー市場に殴り込み! フィアットプロフェッショナルがデュカトを正規導入

掲載 更新 2
人気のキャンピングカー市場に殴り込み! フィアットプロフェッショナルがデュカトを正規導入

 この記事をまとめると

■フィアットの商用車「デュカト」が上陸

魅力と苦労は表裏一体! オーナーだけが知っているキャンピングカーの「困難」5つ

■キャンピングカーベースとして導入される

■販売店などを通じてキャンピングカー仕様にカスタムできる体制を整えるという

 ベストセラー商用車がキャンピングカーベースとして上陸

 ここ数年、キャンプをはじめとしたアウトドアが大ブームとなっている。ひとりで楽しむソロキャンから、家族や友人で楽しむ大所帯のキャンプなどなど、そのスタイルはさまざまだ。

 そして、道具の多いキャンプシーンに欠かせないのがクルマの存在だ。テントで寝るのが好きな人も多いのだが、やはりクルマの中で足を伸ばして寝る方が快適度は上になる。バンなどをカスタムして車中泊仕様にする人も大勢いるが、その究極形となるのが「キャンピングカー」だろう。軽トラックや軽バンをはじめ、ミニバンなどをベースにオリジナルの1台を仕上げる人もここ数年かなり増えてきている。

 そんなベースにピッタリな最高の1台が日本に上陸した。それが、フィアットがプロフェッショナルシリーズとして商用向けに展開するモデルである「デュカト」だ。

 ベストセラー商用車として愛されているデュカトは、新たにデュカト専用の販売ネットワークを構築すると発表。デュカト専用の販売ネットワークは、車両架装を専門とする法人、既存のFCAジャパン並びにグループPSAジャパンの正規ディーラーなどを主な候補として全国から幅広く募集し、未架装のメーカー希望小売価格は469万円(税込)。デリバリー開始は2022年下半期を予定している。

 じつはこのデュカト、欧州ではキャンピングカーの定番モデルであり、デュカトをベースとしたキャンピングカーは日本でも人気が高い。そのため、キャンピングカーに架装された数多くのデュカトが並行輸入されている。オートキャンプ場で見かけた人も多いのではないだろうか。

 デュカトには、大型グリルや新しいスキッドプレート、そしてイタリアのアテッサ工場で製造されたことを示す象徴的なフィアットのエンブレムなどが装着され、イタフラファンのみならず、購入者すべてに高い所有欲をもたらしてくれるはずだ。高性能なフルLEDテクノロジーを採用した新しいヘッドライトは3つのセクションに分割されており、下部のヘッドライトはLEDライトガイドとして機能することで、デュカトならではのライトシグネチャーを表現。従来型のハロゲンヘッドライトと比較して30%以上明るくなっているとのこと。

 ボディカラーは、1色の標準ソリッドカラーに加え、2色の特注ソリッドカラー、3色のメタリックカラーから選択できる。

 ボディタイプや安全装備も充実

 デュカトのラインアップと多用途性は業界のベンチマーク的存在で、これまでフィアットの工場から出荷されたバリエーションの数は1万を超える圧倒的な信頼性の高さが自慢のひとつ。

 2022年モデルのデュカトとして、以下3種類のバンが日本に導入される。 *以下、本文中の数値はすべて欧州仕様参考値

 • L2H2:全長5413mm、全幅2050mm、全高2524mm、ホイールベース3450mm、室内スペース11.5立方メートル • L3H2:全長5998mm、全幅2050mm、全高2524mm、ホイールベース4035mm、室内スペース13立方メートル • L3H3:全長5998mm、全幅2050mm、全高2764mm、ホイールベース4035mm、室内スペース15立方メートル 標準、そのロングホイールベース版、ロングホイールベースに加えてさらにハイルーフ仕様となる3バリエーションとなる。L2H2およびL3H2の室内高は1932mm、L3H3の室内高は2172mmだ。3つのモデルともに、レジャー用レイアウト、商用利用のための効率的ウォークスルーレイアウトの両方に対応しているのが嬉しい。

 最大積載重量は、L2H2(ホイールベース:3450mm)が1645kg、L3H2およびL3H3(ホイールベース:4035mm)が1540kgを誇る。広い開口部を備えたスライディングサイドドアと横開きのリヤドアにより、荷物の積み下ろしも容易だ。

 キャビンは、商用車ならではの使い勝手に優れた機能やレイアウトとなっており、電動パーキングブレーキによってすっきりとしたキャビンとなっている。もちろん、充電関係も充実しており、スマートフォンをワイヤレス充電可能な充電コンパートメント、ふたつのUSB-Aポート、USB-Cに加え、電源コンセントも設置される。

 シートはキャンプや商用の両方を念頭に設計されており、180度回転させることができるため、車両後方へもアクセスしやすい設計となる。また、完全に後方を向いた状態からは、前後にスライドさせることができるため、キャンピングカーとしての使用時には、テーブルとの距離を調整することも可能だ。

 フルデジタル化された運転席は、10.1インチ・タッチスクリーンを備えた新しいUconnectインターフェイス、ナビゲーションシステム、Apple CarPlay/Android Autoなども用意。

 日本に導入される2022年モデルのデュカトは、最高出力180馬力、最大トルク450Nmを発生するMULTIJET3ディーゼルエンジンを搭載し、ミッションは9速ATを採用する。

 商用車ベースではあるが、自動ブレーキやクルーズコントロールなど、安全装備も充実しているところも侮れない。

 導入の希望が高かったフィアットのデュカト。キャンピングカー市場をより盛り上げてくれる1台に違いない。

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みんなのコメント

2件
  • 日本の道路環境は軽キャンパーが流行するのが納得できるくらい狭いのです。
  • これわざわざ日本で乗る?
    いろんな意味で相当の覚悟いるな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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