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ハイン家とシモノフスキー家 ボルボの自動運転車の開発を支えるスイスの家族たち

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ハイン家とシモノフスキー家 ボルボの自動運転車の開発を支えるスイスの家族たち

ボルボの自動運転開発の新たな段階として、スイスの一般家族に協力してもらうことになる。イェーテボリの公道で実際に試乗してもらい、ボルボ自動車のエンジニアたちにフィードバックを送るという。

この「Drive Me」プロジェクトに参加する最初のメンバーである、イェーテボリ在住のハイン家とシモノフスキー家はボルボ最新のドライバーアシスタントテクノロジーが積み込まれたXC 90プレミアムSUVを受け取った。2018年初頭には新たに3世帯が、次の4年の間に約100世帯がこのプロジェクトに参加する予定だ。

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今年初めに「Drive Me」のテストに最初に選ばれたハイン家は、アレックスとパウラ夫妻(45歳)、フィリッパ(17歳)、スミラ(14歳)の4人家族だ。
さらにサスコ・シモノフスキー(44歳)とアンナ(41歳)夫妻、エリン(10歳)、ヴィリアム(8歳)の家族も加わっています。今後のプロジェクト進行に合わせて、携わる家族が増えていく予定である。
ハイン家とシモノフスキー家は今後毎日の生活の中で使うXC90の走行ログなどをボルボ本社にいるエンジニアたちにリアルタイムで提供する。車の内外にはさまざまなカメラやセンサーが取り付けられており、彼らがどのように仕事まで行ったり子供を学校まで送ったり買い物に出かけたりするのか、実際に公道で運転している時の貴重なデータを提供することになる。

「このプロジェクトに関与することができて光栄です。いつか多くの命を救うテクノロジー開発に貢献できることを誇りに思います。」
と、アレックス・ハイン氏(45歳)は述べている。


ボルボ自動車は2021年までには完全自動運転システムを搭載した車両を市販化する予定だ。この「Drive Me」プロジェクトはそれに向けた開発の要となる。同プロジェクトでは各段階の運転アシストを顧客にテストしてもらい、最終的には完全自動運転のモニターになってもらう。

現在のモニター段階では運転者がハンドルに手を添えて万が一のことが無いように見ておく必要があるが、いずれはより高度な運転システムをモニターすることになる。もちろん、プロジェクト参加世帯には自動運転のモニターに必要な特殊なトレーニングを受けることになっている。

ボルボ技術開発部 上席副社長のヘンリック グリーン氏は
「この“Drive Me”プロジェクトはボルボにとってとても重要なプロジェクトだ。このプロジェクトに参加するご家族からは貴重なデータが得られる。これらをベースにして我々の自動運転技術がさらに洗練されてゆく。2021年には自信をもって完全自動運転車を市場に提供した。」
とコメントした。
 
ボルボは今までの市販車と同様に丁寧かつ徹底した開発を自動運転分野でも進めていく方針だ。

ハイン家とシモノフスキー家に納車されたボルボXC90には、最新の運転支援機能と家族の反応をモニターしたり、周囲の道路状況を記録する多数のカメラやセンサーが備え付けられている。
テストの初期段階では、2組の家族は運転する際にステアリングホイールから手を放すことなく運転する。「Drive Meプロジェクト」のすべての参加者は特別なトレーニングを経て、次第により先進的な運転支援機能を持った車を提供される。
この際にも、ボルボ・カーズの安全のエキスパートの指導のもと、安全が保障された環境でテストが行なわれます。安全面に少しでも問題があると思われるテクノロジーは、一切テストに導入されない。

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