■伝説の「5ターボ」が復活? アルピーヌ「A290」発表
アルピーヌは2024年6月13日、新型コンパクトスポーツカー「A290」を発表しました。
2025年から生産が開始されます。
【画像】超カッコイイ! これが「旧車デザインのスポーツカー」です! 画像で見る(27枚)
アルピーヌはルノーの子会社で、F1やル・マンなどのレース活動に加え、ミッドシップ2ドアクーペ「A110」などに代表されるスポーツカーや、「ルノーアルピーヌ」としてルノー車をベースにしたスポーツモデルを展開しています。
今回発表された新型A290は、登場を控える新型A110や2025年投入予定の「C-Crossover GT」に続く第3のEVモデルで、アルピーヌブランドのエントリーモデルを担うといい、ブランドの3つの柱であるパフォーマンス、俊敏性、軽さが取り入れられました。
エクステリアはA110と共通するスタイリッシュなデザインを採用しつつも、かつてアルピーヌが手掛けたルノー「5(サンク)ターボ」などをほうふつとさせる要素も採用されました。
フロントフェイスでは精悍な小型のライトに加え、ラリーで活躍した5ターボに備わる大型ドライビングランプ風のX字シグネチャーランプを採用。
このランプのX字はラリーカーのヘッドライトカバーから着想を得たといいます。
ボディサイドはエッジの効いたスタイリングで、前方に傾斜したボンネットやブリスターフェンダー、リアドアにあしらわれたインテーク風の意匠なども5ターボをオマージュしているとみられます。
リア周りも同様に、テールゲートに配置された縦型テールランプが5ターボ風ですが、バンパー下部はブラックアウトし、アルピーヌのテーマカラーのブルーをアクセントに施すなど、現代らしいアレンジも加わっています。
ボディサイズは全長3990mm×全高1520mm×全幅1820mm、ホイールベースは2530mm。車両重量は1479kgです。
インテリアは直線的かつ洗練されたもので、液晶メーターから連続するように配置された大型インフォテインメントシステムやスイッチ式シフトを採用するなど、先進的でデジタライズされた世界観が表現されています。
シートはブルーとライトグレーのコンビネーションで、ナッパレザー素材を採用。ホワイトのダブルステッチが施されているほか、センターコンソールも同様のコーディネートとし、プレミアムなしつらえとなっています。
パワートレインは最高出力220馬力・最大トルク300Nmを発揮するモーターを搭載し、0-100km/hは6.4秒をマーク。A110のステアリングを握ったときの感動を、スポーティなシティカーに詰め込んだとしており、ハイパフォーマンスに仕上げられました。
また、F1をイメージしたデザインのステアリングには「OV(オーバーテイク)」ボタンが設けられ、9秒間性能をフル開放するブースト機能も備えています。
その一方で、一充電走行距離は380km(WLTPモード)と日常使いも可能な実用性と、30分で15%から80%まで充電可能な急速充電や、V2G双方向充電など、EVとしての性能も確保されています。
新型A290はフランス国内で生産され、モーターやバッテリーも同様にフランス生産されます。
なお、価格などは発売頃にアナウンスされるとみられます。
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みんなのコメント
他にない斬新さでXライトをデザインしたのかもだけど
正直ダサい…