国道145号吾妻西バイパス区間が開通へ
群馬県は2024年2月15日、県西部で建設を進めている上信道のうち「吾妻西バイパス」の区間が3月20日15時に開通すると発表しました。これに対しSNSでは待望の声が集まっています。
上信道は、群馬県渋川市の関越道・渋川伊香保IC近くを起点とし、長野県東御市の上信越道・東部湯の丸IC付近に至る計画の地域高規格道路です。
延長は約80kmで、国道145号(現道)や吾妻川、JR吾妻線としながら群馬県の東吾妻町・長野原町を西へ進み、嬬恋村で進路を南に変えて上信越道につながります。
今回開通するのは、東吾妻町内の国道145号吾妻西バイパス7.0kmです。JR吾妻線の郷原駅付近に新設される厚田ICから、すでに開通している国道145号八ッ場バイパスまでがつながります。
道路は幅員10.5m、車道2車線、設計速度60km/hで整備されます。通行は無料です。
県は、吾妻西バイパスの開通により、渋川・吾妻地域の道路網の強靭化や物流効率化、観光振興などが期待されるとしています。
SNSでは、「これは便利」「草津温泉方面に行く時、本当にありがたいよね」「つながったら行こう」など、開通を楽しみにする声が多くありました。
また、「渋川からのアクセスだったら確かに時短になるね」「便利になるのは間違いないな」「群馬は道路事業が早いね」と、計画を評価する投稿も。
一方で「JR吾妻線の存続が心配」「全通すると特急『草津・四万』もピンチか」など、並走する鉄道路線を心配する人もいました。
なお、上信道は、今回開通する吾妻西バイパスのほか、渋川市内で国道17号渋川西バイパスの未開通区間1.9kmが、2025年度の開通を目指して建設中。さらにその先の国道353号・145号吾妻東バイパス(箱島IC 厚田IC)が、2029年度に開通する見通しです。
これらの区間がつながると、渋川伊香保IC付近から八ッ場あがつま湖や長野原までが1本につながり、関越道から嬬恋・草津・万座方面への所要時間の短縮が見込まれます。
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