2020年MotoGP第11戦アラゴンGPのMoto2クラス決勝がモーターランド・アラゴンで行なわれた。優勝したのはサム・ロウズ(EG 0,0 Marc VDS)で、長島哲太(Red Bull KTM Ajo)は9位だった。
今季のMoto2も、アラゴンGPを迎えた時点で残り5レースとなったが、タイトル争いはルカ・マリーニ( SKY Racing Team VR46/150点)、エネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team/135点)、マルコ・ベッツェッキ(SKY Racing Team VR46/130点)、ロウズ(128点)の4名に絞られた感がある。
■Moto2アラゴン予選:サム・ロウズ、レコード更新の爆速タイムでポール獲得!
前日に行なわれた予選では、前戦フランスGPで今季初優勝を果たし勢いに乗るロウズがポールポジションを獲得。ベッツェッキも2番グリッドに並んだ。一方、7番グリッドのマリーニと12番グリッドのバスティアニーニはどこまで追い上げられるかに注目が集まる。Moto2ただひとりの日本人ライダーである長島は長島5列目14番グリッドからのスタートだ。
21周のレースがスタート。ベッツェッキがトップで1コーナーを抜けた。2番手にはファビオ・ディ・ギャナントニオ、3番手にはロウズが続いた。6番グリッドスタートのホルヘ・ナヴァッロ(MB Conveyors Speed Up)はターン1を抜けた直後に転倒。後続のマシンはなんとか彼を避けていった。
2周目にはロウズが2番手に浮上。3番手のディ・ギャナントニオと共にトップのベッツェッキに食らい付いていった。
そんな中、ポイントリーダーのマリーニは3周目のターン14で転倒を喫してしまう。レースに復帰することはできず、これで2戦連続のノーポイントとなった。
ディ・ギャナントニオは8周目にロウズを交わして2番手に再浮上すると、10周目にはベッツェッキも交わして首位に浮上。ついにレースリーダーとなった11周目に突入した。しかしながら、直後のターン2でディ・ギャナントニオは転倒。無念の脱落となった。
これでレースはベッツェッキをロウズが追いかけるという形で後半戦に突入した。3番手のホルヘ・マルティン(Red Bull KTM Ajo)は前の2台を1秒差以内で追いかけるが、その背後には12番グリッドから追い上げてきたバスティアニーニが迫る。マルティンとバスティアニーニは激しいバトルを展開したため、上位ふたりとの差は残り5周の時点で3秒以上に広がった。
ロウズはベッツェッキの背後で走行するが、決め手を欠いたままレースは終盤戦に突入した。このままベッツェッキの逃げ切りか……と思われた残り2周のターン2、ベッツェッキはディ・ギャナントニオと全く同じシチュエーションで転倒。まさかの展開で戦線を離脱する形となった。
これで楽になったロウズは悠々とトップチェッカー。前戦フランスGPに続く2連勝を飾った。2番手争いは最後の最後までもつれたが、バスティアニーニが2位、マルティンが3位に入った。ここ数戦苦しいレースが続いていた長島は9位に入り、5戦ぶりのトップ10フィニッシュとなった。
タイトルコンテンダーの明暗が分かれたことにより、ポイントランキングには変動があった。12番手スタートから2位に入ったバスティアニーニが155点で首位に浮上。2連勝のロウズが153点で2番手となった。今回転倒に終わったマリーニとベッツェッキはそれぞれ3番手、4番手に後退。特に勝てばポイントリーダーも見えていたベッツェッキにとっては大きな痛手となってしまった。
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