大スターには超カッコいい「外車」がよく似合った
作家、政治家として昭和と平成に少なからぬ足跡を残し、先月鬼籍に入った故・石原慎太郎さんは、自動車に関わることでは東京都知事時代のディーゼル規制で知られるが、若かりしころは「ラビットスクーター」で南米1万kmを横断し、ヨットをたしなむなど、じつは大の乗り物好きという一面もあった。実弟にして昭和の大スター、石原裕次郎さんも然り。数年前の「石原裕次郎の軌跡」展では、生涯の愛車として有名な「メルセデス・ベンツ300SLクーペ」、いわゆる「W198」のガルウイングが久々に銀座に現れたとあって、話題となった。
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みんなのコメント
まず、後に裕次郎氏の物になる車は、1953年頃、O氏と言う方がヤナセに直接掛け合い、センターロックホイールなどフルオプション状態で発注した、当時ヤナセが正規輸入した唯一の車で、ウエスタンが入れた車両ではありません。
これは当時の写真がヤナセに現存するので間違いないですし、この写真にも写るオリジナルの丸目を、ロードスターのヘッドライトに交換したのは、O氏かその次のオーナーかだという事で裕次郎氏ではありません。
数年後、当時の大スター同士で親交のあった力道山氏所有のガルウイングを見た裕次郎氏が、その車を譲ってもらえないか頼みこむも、力道山氏は断ったのですが、その際、唯一輸入された元O氏の300SLの居場所を秘書に調べさせ、その時、すでにヘッドライトがこの状態で見つかったこの車を裕次郎氏に紹介、1959年、晴れてこの車のオーナーになったというのが真相の様です。
それにしても、当時の映画スターはすごかったんだねえ…