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「ブリッツのS660試作ハイフロータービン仕様が面白い!」GTドライバーも思わず絶賛!?

メーカー渾身の試作ハイフロータービン仕様を小暮卓史選手が試す!

オーナーの想いを汲み取った試験車両

「最新式の制御で快適性を手にしたDR30スカイライン」心臓部は350馬力のFJ20改2.1L+GT-SSターボ仕様

カートのようにキビキビとした走りが楽しめるS660。ルーフをオープンにすればドライブは楽しいし、ワインディングでの走りも爽快だ。しかし、いざアクセルを踏み込んでいくと、その加速力に物足りなさを感じてしまうのも事実。

特に5000rpm以上のパワーの落ち込みは顕著で、ちょっとスポーティとは言い難いものがある。それもそのはず、搭載エンジンはN-BOXシリーズと基本的に同じなのだ。「もっとエンジンが回ればもっと楽しいのに…」と感じているオーナーが少なくないのも頷ける。

そこでブリッツは、ハイパワー志向のエスロクユーザーを想定したハイフロータービン仕様のデモカーを試験的に開発。そのコンセプトはズバリ「ストリートでも扱いやすいターボチャージャー」。低回転域から豊かなトルクが立ち上がり、中・高回転までストレスなく回るようなフィーリングを目指したという。

「ターゲットは100ps。立ち上がりの良さとピークパワーのバランスを見ながら、テストを続けていくつもりです」とは、ブリッツ広報の小林さん。エンジン本体には一切手を付けず、試作のオリジナルハイフロータービンでブースト1.0キロ時に約95psを発揮。インジェクターやインタークーラーもノーマルで、セッティングは純正ECUの書き替えで対応する。

インテークは、吸気ダクトから雨水が入ってこないようシールドプレートを付属したブリッツの剥き出しクリーナーを装備。フィルター全体を覆うアドバンスパワーなら熱気を遮断する効果も期待できる。

エキゾースト環境は、ニュルスペックVSRマフラーとの同時装着で約3psアップを実現したフロントパイプもセット。ブーストの立ち上がりが早くなり、低中速トルクがひと回り太くなる効果が望める。

一方の足回りには、ブリッツ謹製のダンパーZZ-Rをインストール。ストローク量を確保しにくいフロントについても十分に配慮して開発されており、ストリートからミニサーキットまで楽しめる車高調だ。

車高調を活かすためのパーツ開発にも力を入れるブリッツ。ロゴ入りの前後タワーバーの他、リヤ用ピロアッパーも追加設定。こちらはキャンバー調整式となっており、トラクションを確保したい人や、より攻めたサイズのホイールを装着したいユーザーにオススメだ。

GTマシンをイメージしたデザインのオリジナルエアロは、空力性能や冷却効率の向上にも貢献する。エンジンルームに熱気が溜まりやすいS660では、リヤサイドダクトやリヤフードカバーが有効だ。GTウイングもオリジナルを用意している。

インテリアには、故障診断コネクターに接続するだけで様々な車両データを本体&スマホに表示できるスマートブレインや、手軽にパワーアップを楽しめるスロコン『パワスロ』を装備する。

このチューンドに試乗した、レーシングドライバーの小暮卓史選手は「レスポンスが良くて中間トルクも太いから、走っていて気持ち良いよ。タービン交換とはいえ扱いやすい特性だから、誰にでも気軽に乗れると思うよ。足回りも良い感じ。楽しいクルマに仕上がっているよ」と評価。

試験的な取り組みとはいえ、かなりの好感触を得たハイフローターボ仕様。このまま製品化されるかは分からないが、このテストが今後の製品開発に活かされていくことは間違いない。

●取材協力:ブリッツ TEL:0422-60-2277

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