フォーミュラEの現チャンピオンであるストフェル・バンドーンは、昨年限りで所属チームのメルセデスが撤退したことで、今季は新たにDSと組むことになったドラゴン・ペンスキーに加わるが、DSと自身の経験を活かし、新シーズンに良いスタートを切れることを期待していると語った。
ニューマシンGen3が投入され、陣容が一変するシーズ9のフォーミュラE。メルセデスなどが撤退し、パワートレインのメーカーとチームの組み合わせも一部変更される。
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DSも昨年限りでテチータとの提携を終了。今シーズンからはドラゴン・ペンスキーと組み、DSペンスキーとして新たにスタートを切ることになる。
このDSのドライバーラインアップは、2度のチャンピオン経験者であるジャン-エリック・ベルニュと昨年王者のバンドーンという超強力な組み合わせ。バンドーンはDSから多くを学ぶことができ、さらに自身の経験から伝えられることもあるはずだと語った。
「僕はこの数年、メルセデスで経験を積んできた。僕らは明らかに、大いに成功した」
そうバンドーンは語った。
「DSは偉大な競争相手だった。個人的には、新鮮な環境にやってきて、彼らがどんなことをしているのかということも見て、そこからポジティブなモノを得ることができている。それは、とてもいいことだ」
「そして僕の方からも、僕がこれまでの数年で経験してきたことを、彼らに伝えることができる。だからこの組み合わせは、僕らをより強くしてくれると思う」
「エンジニアと話し始めると、テーブルの上に全てのモノを曝け出し、お互いから学ぼうとするんだ。このチームがうまくやってきたこともたくさんあった。ここ数シーズン、明らかにうまくいっていたことがたくさんあった」
「これら全ての点をまとめることができてば、それは僕らをより強力なパッケージにするだけだと思う」
バンドーンはまた、フランス語を話すことができるため、DSのエンジニアと円滑にコミュニケーションを取ることができたと語った。またチームには、ジュニア時代に共に働いたことがあるエンジニアがいたことも助けになったようだ。
「長いことひとつのチームで働くと、チームの全員のことを知り、チーム内で色々なことがどう機能するかという点にも慣れていく」とバンドーンは言う。
「僕は大きな変化を迎えようとしているけど、現状にとてもうまく慣れつつある。過去、ジュニアシリーズの時から知っている人もいるから、新しいチームになれるのに大いに役立った」
「同じ言語を話すという事実は、より個人的なレベルで人々のことを知る上で、大きなメリットになる」
「とても素晴らしく、長い歴史を持っているチームだ。彼らは、チーム内で何について話し合われているかを理解している。そして僕は、外部からの役に立つ経験を持ち込むことができると思う。だから、共にシーズンをスタートできることを楽しみにしている」
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