メルセデスAMG A35 4マティック発売。新型Aクラスの新たなAMGモデルとして大注目

2019年8月27日、メルセデス・ベンツ日本は「メルセデスAMG A35 4マティック（Mercedes AMG A35 4MATIC）」と、その特別仕様車「メルセデスAMG A35 4マティック エディション1（Edition 1）」を発売した。

306psの2L 直4ターボエンジンを搭載
メルセデス・ベンツのコンパクトハッチバック、新型Aクラスをベースにしたハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG A35 4マティック」が発売された。

従来のモデルを知っている人であれば「A45」ではないのか？ と思うかもしれないが、新型AクラスのAMGモデルは複数あり、今回の「A35」はパフォーマンスや車両価格を抑えた、いわば入門編のような立ち位置だ。車両価格はメルセデスAMG A35 4マティックで628万円となり、従来のメルセデスAMG A45 4マティック（720万円）よりもおよそ90万円低価格に設定されている。

新型のメルセデスAMG A35 4マティックは306ps／400Nmを発生する2L 直4ターボエンジン「M260」を搭載し、7速DCTを介して4輪で駆動する4WDシステム「4マティック」を採用する。エンジンはツインスクロールターボや可変バルブリフトシステムなどにより、低速域から高回転域まで自然で伸びやかなエンジンフィールを追求、ハイパフォーマンスと使いやすさを両立させているようだ。

4WDシステムは、走行中の速度や、前後／左右への加速度、舵角、各ホイール間の回転速度差、選択しているギア、アクセル開度といった様々な要素により、トルク配分を前後100：0から50：50までの範囲で連続可変制御させ、駆動力を確実に路面へ伝える。

また、フロントセクションのねじれ剛性を高めるため、エンジン下とアンダーボディにボディ補強材を追加。これにより、メルセデスAMGモデルとしてのスポーティさを高めるだけでなく、高速走行時の安定性や快適性も高められているという。

エクステリアデザインは高いパフォーマンスを感じさせる要素を取り入れ、フロントグリルにはメルセデスAMGのツインブレード（シルバークローム）を採用し、リアにはルーフスポイラーや大型リアディフューザー、デュアルマフラーエンドなどによりハイパフォーマンスさを演出している。

サーキット走行も視野に入れたA35には「AMGトラックペース」が標準装備される。これはサーキット走行中の車両データ（車速、加速度など）を80件以上記録することが可能なシステムで、ラップタイムと区間タイム、基準タイムからの差を表示する機能も備える。記録データをもとに運転スキルの分析／改善に役立てることができるという。

さらに、今回のメルセデスAMG A35 4マティックの発売を記念して、特別仕様車「メルセデスAMG A35 4マティック エディション1」も発売された。

ボディカラーにデニムブルーが採用され、サイドにはマットゴールドの専用デカールを、19インチのアルミホイールも一部をマットゴールドに塗装されている。このほかにも、フロントグリルのルーバーやサイドスカートインサートなどのエクステリアパーツがハイグロスブラック仕上げとなり、ベースモデルとは一風異なる、精悍な印象を与えてくれる。

インテリアには専用のマグマグレー／ブラックのツートーンレザーシートが採用、インテリアトリムにアルミニウムシルバー／ブラックの専用トリムが装着して特別感を演出する。ほかにも「ナビゲーションパッケージ」や360度カメラ、ヘッドアップディスプレイ、AMGアドバンスドパッケージやAMG RIDE CONTROLサスペンションといったオプション装備を搭載している。

メルセデスAMG A35 4マティック　車両価格（税込10％）
メルセデスAMG A35 4マティック（右ハンドル）：628万円
メルセデスAMG A35 4マティック エディション1（右ハンドル）：743万円

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