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トヨタ 2Lターボ&3.5L車の生産を廃止… ほか最新モデルの販売状況&2022年の国内クルマ業界生情報!!

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トヨタ 2Lターボ&3.5L車の生産を廃止… ほか最新モデルの販売状況&2022年の国内クルマ業界生情報!!

 毎月200店以上の新車ディーラーを回り『生』の新車情報を届けてくれる遠藤徹氏。

 今回はトヨタの2Lターボ、3.5Lモデル順次廃止の話題から、好調な滑り出しを見せた新型ノア/ヴォクシー、ランクル300の納期が5年待ちに突入、さらに新型フェアレディZ、新型ステップワゴンの話題…などなど、最新情報をまとめてお届け!!

トヨタ 2Lターボ&3.5L車の生産を廃止… ほか最新モデルの販売状況&2022年の国内クルマ業界生情報!!

※本稿は2022年1月のものです
文/遠藤徹、予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年2月26日号

■トヨタが2Lターボ、3.5L車の生産を中止へ

 トヨタは、今年から来年にかけてクラウン、アルファードの世代交代を図る予定ですが、現行モデルで搭載している2Lターボや3.5Lモデルを順次廃止する見込みです。

 これらのエンジンを搭載するグレードの販売不振と、将来に向けて電動化の流れが一気に加速する見通しに対応させるためと思われます。

 3.5LエンジンはガソリンNAとハイブリッドの設定がありますが、両ユニットとも廃止の方向にあります。

 今後は2.5Lが中心になりますが、いずれはハイブリッドユニットに一本化することも検討課題になりそうです。

アルファードに搭載される3.5Lエンジンや、現行クラウンなどに搭載の3.5Lハイブリッドユニットは現行モデルへの採用が最後になる見込み

■ホンダ新型SUVは今年11月にも発売

 ホンダは今秋の11月にも新型SUVを発売します。

 CR-Vの後継モデルの位置づけで、別のネーミングを設定し、同時にCR-Vは生産中止します。ただし、CR-Vはグローバルモデルとして海外向けには継続生産します。

 新型SUVは1.5Lターボと2Lハイブリッドのe:HEVを搭載します。ボディサイズは全長4570mm、全幅1800mm、全高1600mmと、全高は低めで比較的丸みを帯びたフォルムとなり楕円形状のグリルデザインを採用するのが特徴となります。

 また本革シートの選択を可能にするなど上質な仕立ても特徴になる模様です。

■ホンダ フィット、N-WGNのマイナーチェンジなどにも注目

 ホンダは2022年の商品強化策の一環として、フィット、N-WGNのマイナーチェンジ、そしてヴェゼルとフリードの追加設定を2022年6月~8月にかけて実施する予定です。

 フィットの改良型は、外観が小変更されるほか、新たにスポーツバージョンの「RS」が投入されます。ガソリン車とハイブリッド車ともに設定され、ファッション性も重視した仕様になります。

 N-WGNの改良型は、カスタムがフロントグリルの小変更、ノーマルタイプはシートヒーターの標準装備車を設定します。

 ヴェゼルはカスタマイズモデルの「モデューロX」を投入し、フリードは新バージョンの「スタイル」を設定し、ボディカラーの新色3色を加える予定です。

■ダイハツ、次期型ムーヴの電動化はどうするか?

新型ムーヴは今年中盤に登場するという情報がある。新型はロッキーで採用されたシリーズハイブリッドを搭載するのか? 電動化が注目される(画像はベストカー編集部による予想CG)

 ダイハツ販売店筋によると、「今年は中盤あたりに1車種の新型軽自動車を発売する」という話がダイハツからあったといいます。この新型車とはムーヴの世代交代が濃厚といえます。

 そして、この新型ムーヴは「電動化をどうするか?」が注目されます。ダイハツにはロッキーに採用しているシリーズハイブリッドの技術があります。しかし、こちらはマイルドハイブリッドを大幅に上回るコストアップをどうするかが課題になっています。そのため、他社同様にマイルドハイブリッドを採用する案もダイハツ社内では浮上しているようです。

■三菱 新型アウトランダーPHEVの販売が好調にスタート

 三菱は昨年末に発売された新型アウトランダーが、好調な販売を見せています。全国で月販1000台の計画に対して、1月上旬までの受注台数はその7倍にあたる7000台強に達しているのです。

 納期は、半導体をはじめとした部品供給が滞りがちで増産対応が充分ではないこともあり、5カ月以上の納車待ちが続いています。なお、装備が充実した最上級グレードの「P」の購入希望者が90%以上と最も多くなっています。

■ノートオーラがノートを上回る人気車に!

 ノートのプレミアムモデルである「ノートオーラ」の人気がここに来て加速していて、地域によってはベースモデルの「ノート」を上回る受注状況になっているケースも見受けられます。

 ノートをベースに全幅を拡大し3ナンバー化、タイヤのインチアップ、質感の向上、走り&静粛性向上などによるひとクラス上の仕立てが販売好調の要因となっています。

 車両価格はノートより40万円以上も高いのですが、今年に入り、売れゆきは日を追うごとに高まっています。

 ノートのほうは受注後1カ月あまりで納車が可能ですが、ノートオーラは先行発注分で2カ月待ち、これから成約すると半年かかるほど納車が待たされる状況です。

■トヨタ 新型ノア/ヴォクシーの販売が好調な滑り出し

 トヨタが1月13日に発表、発売した新型ノア/ヴォクシーの売れゆきは好調な滑り出しを見せています。昨年12月8日に開始した先行予約受付では納期が今年4月以降でしたが、年明けの1月上旬現在では5月末以降と納期が約2カ月も延びているのです。

 売れゆきの割合としては、ヴォクシーはグレードを2タイプのみに絞ったこともあり、受注累計はノアのほうが多くなっています。ハイブリッド車が全体の90%以上を占め、グレードではエアロが「S-Z」、ノアの標準タイプも「Z」といずれも装備のいい最上級車の売れゆきが好調に推移しています。

 約1カ月での受注累計は、すでに3万台に達していると推定されます。

■トヨタ ランドクルーザー300は納期が5年待ちに!??

 トヨタが昨年8月に発売した新型ランドクルーザーは納期がさらに先送りになり、今年1月中旬現在では5年待ちとなっています。

 国内向けは月産700台であり、サプライヤーからの半導体部品の供給不足が解消されないため、これ以上は増産できない状況にあります。

 それでも販売しているトヨタ系列店は引き続き受注活動を継続しているため、バックオーダーが溜まる一方となっています。

 しかも、大幅な納期遅延にもかかわらず、成約者からのキャンセルはほとんど出ていないという不思議な状況にもなっています。

 ネックとなっている半導体部品の供給遅れは依然として解消されておらず、納車待ちはさらに長期化する可能性が高いといえます。

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みんなのコメント

29件
  • 3.5Lエンジンを廃止にするなら今後は超上級モデルを除いて全て直4にするってことなんかね?
    レクサスでもLSやLXクラスにしかV6は搭載されなくなるんだろうか
    日産でもシーマ、フーガが製造中止になるし国産ではV6エンジンすらも絶滅危惧種になるのか
  • だんだんとお粗末なエンジン構成になっていきそうな予感。
    V8は、センチュリーだけ。
    これで、V6も店仕舞いとなって、
    それこそ、4発と3発か?
    6発は、辛うじてレクサスへどうぞか?
    クラウンのボンネットが、その昔のタクシー仕様のように
    スカスカになるか・・・
    これで、クルマは単に道具化へと進む・・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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