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一撃必殺のパワーエステート「AC シュニッツァー M3 ツーリング」エステートにこれだけのパフォーマンス!

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一撃必殺のパワーエステート「AC シュニッツァー M3 ツーリング」エステートにこれだけのパフォーマンス!

AC シュニッツァー M3 ツーリング(AC Schnitzer M3 Touring):ACシュニッツァーがM3ツーリングで何かをやるのは明らかだった。衝撃的なパワーエステートのパフォーマンス。

エステートカーが「911 GT3 RS」からショーを奪う。それは昨年も同じだった。ウイングを持つ「911」はラップタイムで、「M3」はビッグマウスで名声を勝ち得た。それ以前に「M3ツーリング」ほどパワフルで見栄えのするエステートカーはなかった。我々のスーパーテストでは、「M4コンペティション」に匹敵する速さを誇り、4人で休日に出かけることもできる。

ルノー カングー、シトロエン ベルランゴ、VWカリフォルニア等はファミリーカーとしてだけでなくキャンピングカーとしても適している!

アルミニウム製ペダルに加え、ゼロマーキングを施したカーボンとバックスキンのスポーツステアリングホイール(976ユーロ=約16万円)。「M3ツーリング」の需要があまりに大きかったため、ACシュニッツァーでさえも開発のための車両の入手にてこずった。BMWの総合ディーラーであるコールで販売されていたスーパーツーリングは、すべてそのままオーナーの手に渡った。なんとか開発責任者のロマン フェナーズが1台を手に入れることに成功。引き出しの中にしまっていたアイデアを実行に移した。

ファミリーMのパフォーマンス610馬力というパワーについては、これですぐに説明がつく。おなじみの3リッター6気筒ツインターボには大きなポテンシャルがあるため、新たなターボは搭載せず、コントロールユニットを追加しただけだ。これで590馬力まで増加する。残りの20馬力は、スポーツエキゾーストシステムによって発揮される。どちらもパッケージとして10,511ユーロ(約177万円)で提供されるが、もちろん個別に注文することもできる。

迫力のリアビュー。太いマフラーが大音量を鳴らす?音量は大きくないが、シリーズモデルよりもかなりロックだ。エクステリアもおなじみのものだ。フロントには、カーボン製スプリッター、ウィングレット、マッドガード、ボンネットのアドオンがシュニッツァーの特徴である。リアにもサイドスカートとカーボン製ディフューザーが装着されている。4本の太さ110mmのカーボン製テールパイプも、十分なスペースを確保している。「M3ツーリング」のホイールアーチも、チューナーによって以前よりもさらに強化されている。従来は全周20インチまで可能だったが、新しいAC4軽量ホイールを装着することで、リアアクスルは21インチになりました。タイヤは285と295インチのコンチネンタル製スポーツコンタクト7が装着され、レーストラック用にはもう1セット用意される。

テクノロジーの面では他に何か?純正のアダプティブ・サスペンションの代わりに、シュニッツァーはフルアジャスタブル・コイルオーバー・サスペンションをテスト車両に装着した。ご覧のように、このチューナーはまたもや極限を追求している。

パフォーマンスとロードボリュームの融合日常的なツーリングでも、あらゆる場面でパフォーマンスの向上を感じることができる。ツアラーが高速道路を駆け抜け、ゆったりとした250km/hでカーブに飛び込んでいく様はセンセーショナルだ。全輪駆動のおかげで、610馬力と750Nmは常にアスファルトの上を確実に走る。6気筒エンジンは、標準モデルよりもはるかに生き生きとしている。タイヤとサスペンションの組み合わせによるフィードバックと精度の高さは印象的で、熟練したスポーツカーに匹敵する。また、ザクセンリンクサーキットのセットアップでは、背中の問題もない。

縦方向のダイナミクスは? 特にローンチコントロールが純正「M3」ほど効率的ではない。電子制御が巨大なトルクを恐れているのかもしれない。一方、減速はより激しく、時速100km時から完全停止まで29.8メートルであるのに対し、カップ2を搭載した純正車は32.0メートルだ。

日常使用に適しているにもかかわらず、コイルオーバーサスペンションはレーストラック用に完璧にチューニングされている。荒々しすぎず、十分なサスペンショントラベルがある。ザクセンリンクサーキット:パワーモードをスポーツに、ESPをオフにし、最初のラップは成功。ACシュニッツァー製ツーリングはあらゆるカーブを文字通り切り裂き、横方向への力みもなく、レーシングカーならではの理想的なラインを描く。上り坂でも下り坂でも、明らかにパワーアップが感じられる。残念なのは、それがエステートレコードには十分でも、ラップタイム的には十分でないことだ。これは非常に高いレベルでの不満だが。

結論:「BMW M3ツーリング」が速いことは分かっている。しかし、BMWのチューニングエキスパートのACシュニッツァーのトリートメントによって、ザクセンリンクサーキットでのエステートカーはランボルギーニやマクラーレンと同等のパフォーマンスを発揮する。また、ビジュアル面でも、この「M3ツーリング」は魅力を放っている。

Text: Guido NaumannPhoto: Ronald Sassen / AUTO BILD

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