現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【図説で愛でる劇中車 第16回】映画「BABY DRIVER」に登場する車たち

ここから本文です

【図説で愛でる劇中車 第16回】映画「BABY DRIVER」に登場する車たち

掲載 更新 1
【図説で愛でる劇中車 第16回】映画「BABY DRIVER」に登場する車たち

第16回は、2017年に全米公開が行われた映画「BABY DRIVER」をチョイス。映画内に登場した様々な車の中から、代表的な車種を選抜してご紹介します。 

開始早々、6分間にわたるインプレッサの熱い走りに注目!

【図説で愛でる劇中車】シリーズの過去記事はこちら

2017年に全米で公開され、同年に日本でも公開された映画「BABY DRIVER(ベイビー・ドライバー)」。

大まかなあらすじは、「ベイビー」と呼ばれる若者が犯罪者を逃すドライバーを務めていたものの、その仕事から足を洗おうと……おっと、やっぱりこれ以上は書けません(涙)。

なぜベイビーがゲッタウェイ・ドライバーをすることになったのか、そして彼は果たしてそれを辞めることができたのか……については、ぜひ映像を見てみてくださいね。

この映画の見所は、ズバリ「カー・アクション」です。

映画全編にわたって激しいカーチェイスが繰り広げられますが、映画開始早々の冒頭6分間から、いきなりベイビーの凄腕を存分に見せつけるシーンが続きます。

そのときベイビーが操るのが、2006年型のスバル インプレッサWRXです。

強盗を乗せ、華麗なテクニックでアトランタの街を縦横無尽に駆け抜け、さらに頭脳プレイで警察を巻くインプレッサの活躍は大きな見所になっています。

ちなみに撮影には数台が用意され、本来の4WDからFR(後輪駆動)に改造された車両も。

各部をチューニングし、エンジンをWRX STI用に換装するなど、様々な改造が施されたとのことです。

何気ないアメリカの「ふつうの車たち」が多数登場

ベイビーがドライバーとして乗り込む車や、逃走中に乗り替えたりする車、街中を走る車は、どれも特別な車種ではありません。

ごくふつうに、アメリカの街中を走っている車ばかりです。

今回はその中から、三菱 ギャラン(2008年型)とフォード トーラス(2013年型)を選んでみました。

これギャランなの? と思ったかもしれませんが、日本での販売を2005年終えた後、しばらくアメリカでは専用の車体を得て継続発売を行っていました。

そのため、イラストで描いたギャランは、日本では見られないスタイルになります。

もう1台のトーラスも、「知っているトーラスと違う」のではないでしょうか。

日本では、1990年代にヒットした2代目トーラスが有名ですよね。その後輸入が途絶えてしまいましたが、アメリカではその後もモデルチェンジを繰り返していました。

劇中に登場したのは、2010年から発売を開始した6代目です。

トーラスは長年にわたってよく売れた、アメリカの定番的なモデルでしたが、2019年、ついにSUVブームに押されて生産終了が発表されました。

ラストまで息をつかせぬカーアクションの連続!

終盤になって物語は大詰めを迎えますが、そこでも激しいカーアクションが見られます。

ベイビーをアトランタ市警察のダッジ チャージャーが襲うのですが、最後はシボレー ブレイザー(K5)で応戦します。

その戦い方は……なんとパワー勝負! どちらがどんなふうに勝つのか? その結果は、もちろんここでは書けません。

ラストが、「アメリカ車らしい大迫力のハイパワー・パトカーとアメリカを代表するクラシカル・クロスカントリー4WDの対決」というのが、いかにもアメリカ映画っぽくて好ましいと感じました。

どちらの車もエンジンバリエーションに6気筒がありましたが、劇中では搭載エンジンの言明はないものの、きっとチャージャーもブレイザーも大排気量のV8を搭載しているのではないか……と思います。

「車も出演者」であることを再認識

この映画はBGMの選曲が良いことで知られていますが、車の選抜もかなりこだわっています。

今回描いた5台だけでなく、画面に出てくる無数の車も監督による「キャスティング」によって選ばれたのだそうです。

実際の犯行をリサーチし、犯人に使われやすい車種のみならず、色までもチェックして映画に反映しており、それが映画にリアリティをもたせているのかもしれませんね。

車は小道具にあらず。俳優だけでなく、車の選び方で映画の雰囲気が変わってきます。

「車も出演者」であることを、この映画はあらためて教えてくれるような気がしました。

文・絵/遠藤イヅル※イラストの無断転載、改変その他類似の行為を禁じます※本記事は十分に調査したうえで掲載しておりますが、すべての情報の正確性において一切の責任を負うものではありません。あらかじめご了承ください

スバル インプレッサWRX(2代目)の中古車を見てみるダッジ チャージャー(現行型)の中古車を見てみるシボレー ブレイザー(K5)の中古車を見てみる【図説で愛でる劇中車】シリーズの過去記事はこちら

こんな記事も読まれています

そろそろTシャツの季節! ホンダファンにはたまらん歴代シビックのイラストTシャツはいかが?
そろそろTシャツの季節! ホンダファンにはたまらん歴代シビックのイラストTシャツはいかが?
ベストカーWeb
ガソリン代が高いからって寒いのをガマンしても得なし! クルマのエアコン「暖房オフ」は燃費にほぼ効果がなかった
ガソリン代が高いからって寒いのをガマンしても得なし! クルマのエアコン「暖房オフ」は燃費にほぼ効果がなかった
WEB CARTOP
使い勝手の良さを兼ね備えたアーバンSUV! ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ
使い勝手の良さを兼ね備えたアーバンSUV! ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ
LE VOLANT CARSMEET WEB
国産車初の電動メタルトップは駄作? なんで窓枠が残るのよ! 世にも不思議な[ソアラエアロキャビン]は今が底値!
国産車初の電動メタルトップは駄作? なんで窓枠が残るのよ! 世にも不思議な[ソアラエアロキャビン]は今が底値!
ベストカーWeb
ヒョンデの高性能EV『アイオニック5N』が日本上陸! 特別仕様車の予約開始
ヒョンデの高性能EV『アイオニック5N』が日本上陸! 特別仕様車の予約開始
レスポンス
「えっ?」メルセデス・ベンツの最新「Gクラス」は4モーターで“戦車みたいな旋回”を実現!? 実車との初対面で実感!「G580EQ」はすべてが驚異的
「えっ?」メルセデス・ベンツの最新「Gクラス」は4モーターで“戦車みたいな旋回”を実現!? 実車との初対面で実感!「G580EQ」はすべてが驚異的
VAGUE
ホンダが「新型SUV」正式発売! “SUV×セダン”融合させたデザイン採用!? ヴェゼルと違う「e:N」、中国に
ホンダが「新型SUV」正式発売! “SUV×セダン”融合させたデザイン採用!? ヴェゼルと違う「e:N」、中国に
くるまのニュース
三菱 ASX 改良新型…デザイン刷新&機能強化
三菱 ASX 改良新型…デザイン刷新&機能強化
レスポンス
ジャガー・ランドローバーは使用済みバッテリの二次利用システムBESSを開発し、循環型エネルギーシステムとして設置
ジャガー・ランドローバーは使用済みバッテリの二次利用システムBESSを開発し、循環型エネルギーシステムとして設置
Auto Prove
パナソニックHD、オートモーティブシステムズ譲渡で600億円の損失
パナソニックHD、オートモーティブシステムズ譲渡で600億円の損失
日刊自動車新聞
アルファロメオ、ジュリア/ステルヴィオの限定車 「Veloce Superiore」を発売開始
アルファロメオ、ジュリア/ステルヴィオの限定車 「Veloce Superiore」を発売開始
月刊自家用車WEB
日産が「新型セダン」を世界初公開! 2台の「ゴツSUV」も登場! 26年度までに投入の「新型モデル」4台を北京ショーで披露
日産が「新型セダン」を世界初公開! 2台の「ゴツSUV」も登場! 26年度までに投入の「新型モデル」4台を北京ショーで披露
くるまのニュース
メルセデスF1の作戦は“ガンガン行こうぜ”! マシンバランス改善する新パーツ開発中。次戦マイアミGPでもアップデート投入へ
メルセデスF1の作戦は“ガンガン行こうぜ”! マシンバランス改善する新パーツ開発中。次戦マイアミGPでもアップデート投入へ
motorsport.com 日本版
1台……超頑張っても2台しか曲がれないって短すぎん!? 極端に点灯時間が短い「右折の矢印信号」はどうすれば改善される?
1台……超頑張っても2台しか曲がれないって短すぎん!? 極端に点灯時間が短い「右折の矢印信号」はどうすれば改善される?
WEB CARTOP
【MotoGP】ド級のライバル、ロレンソ&ペドロサが今度はリングで対決!? ボクシング勝負が実現か
【MotoGP】ド級のライバル、ロレンソ&ペドロサが今度はリングで対決!? ボクシング勝負が実現か
motorsport.com 日本版
【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
レスポンス
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「量子コンピュータ×自動車分野での活用メソッド」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「量子コンピュータ×自動車分野での活用メソッド」
レスポンス
GW渋滞、本四高速・松山道のピークはいつ? 5月3日に神戸淡路鳴門道で最大55km級の渋滞が発生!【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
GW渋滞、本四高速・松山道のピークはいつ? 5月3日に神戸淡路鳴門道で最大55km級の渋滞が発生!【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
くるくら

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

119.8148.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

21.9349.8万円

中古車を検索
インプレッサリトナの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

119.8148.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

21.9349.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村