2019年4月16日からおこなわれている上海モーターショーで、日産自動車(以下、日産)は新型「シルフィ」を発表した。
あまり知られていないがシルフィは中国市場で大人気だ。なんと、中国市場における日本メーカーの新車販売台数、第1位である(2018年度)。
なお、国内外約220メーカーのクルマが販売される中国市場全体においても、2018年度の販売台数は2位である。日本メーカーが占める割合が2割にも満たない(18.58%)にもかかわらず、だ。
ちなみに、シルフィの2018年累計販売台数は47万5696台。モデル末期にもかかわらず、2017年販売台数の40万5854台から18.6%も増加しているというからすごい。
日本国内では、少々元気のない日産のセダンであるが、中国市場では事情が異なるのだ。そういえば、モーターショー会場にある地下鉄の最寄り駅は、新型シルフィの広告にジャックされていたうえ、お披露目前と後で広告をすべて変更していた。
新型シルフィは、最新の日産車でおなじみの鮮やかなオレンジを纏って登場した。エクステリアは、「Vモーショングリル」と呼ぶ、ノートやセレナとおなじ意匠のフロントグリルや、リアのブーメラン型LEDライトが目を引く。さらに、空力性能も向上し、「GT-Rと同等のCd値0.26を実現しています」と、プレスリリースには記載されている。
搭載するエンジンはノートなどに搭載する「HR16DE型」。組み合わされるトランスミッションはCVTだ。
インテリアは、オーソドックスなデザインだ。内装色はブラック、ライトグレー、およびオプションでタンが選べる。さらに、インパネ上部には8インチのインフォテインメント用ディスプレイを搭載する。
もちろん、最新の日産車らしく先進安全技術は多数投入されている。衝突軽減ブレーキをはじめ、前方衝突予測警報(インテリジェント FCW)、後側方車両検知警報(BSW)、車線逸脱警報(LDW)、後退時車両検知警報(CTA)、ふらつき警報(インテリジェント DA)などを搭載する。
なお、日産ブースには新型シルフィのほか、2019年のジュネーブショーで公開されたコンセプトカー「IMs」と「IMQ」が展示され、こちらも大いに注目されていた。
中国で勢いのある日産自動車のグループ会社である三菱自動車(以下、三菱)はというと、堅調に販売台数を伸ばしている。ちなみに2018年の販売台数は、前年比3.7%増の13万9856台だった。
三菱は今回、「e-Yi(イー・イー)」というPHV(プラグ・イン・ハイブリッド)モデルのコンセプトカーを展示した。なお、e-Yiは2019年のジュネーブショーで公開された「エンゲルベルグ・ツアラー」のアップデート版だ。異なる点は中国市場を意識した名称、ホイールデザイン、ボディカラーという。
ダークグレーのエクステリアは、最新三菱車のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を盛り込む。おなじコンセプトでデザインされたエクリプス クロスより、堂々としているのが特徴だ。
インテリアは先進的だ。たとえば、メーターパネルは12.3インチの大型液晶ディスプレイで、ナビゲーション情報なども表示する。メーターパネルとは別に、インパネ上部には、インフォテインメント用の12.3インチの大型液晶ディスプレイを設置する。
搭載するパワーユニットはエンジン+モーターのPHVである。大容量の駆動用バッテリーを車両中央フロア下に搭載し、かつ高出力・高効率モーターをフロントとリアに搭載したツインモーター方式だ。
搭載するガソリン・エンジンは、PHVモデル専用に開発された2.4リッター直列4気筒。航続距離はEVのみで70km 以上(WLTP)、満充電・燃料満タンの状態からの総航続距離は700km 以上(WLTP)とのこと。
駆動方式はフルタイム4WD。前輪左右の駆動力配分をブレーキで制御するヨーコントロール(AYC)などを統合制御するシステム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を搭載する。
展示車の定員は3列・6人だ。三菱のPHVモデルとしては初の3列仕様である(現行のアウトランダーPHEVは2列・5人乗りのみの設定)。
e-Yiはコンセプトカーながら、市販される日はそう遠くないという。たしかに展示車の完成度も高かった。ブランニューモデルとして登場するのか、それともパジェロやアウトランダーの次期モデルとして登場するのか? 大いに気になる。
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