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新型デリカミニvsスペーシアギアvsタントファンクロス SUV風軽自動車のおすすめはこれ!

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新型デリカミニvsスペーシアギアvsタントファンクロス SUV風軽自動車のおすすめはこれ!

新型車比較・ライバル車対決 [2023.05.26 UP]


新型デリカミニvsスペーシアギアvsタントファンクロス SUV風軽自動車のおすすめはこれ!

軽自動車のトレンド最先端・新型デリカミニ 人気の理由はこれだ!

スーパーハイト系ワゴン超新星対決「オススメはこれだ!」
MITSUBISHI デリカミニ VS SUZUKI スペーシアギア VS DAIHATSU タントファンクロス

デリカミニが先行2モデルに肉薄することで、このカテゴリーが軽自動車屈指の激戦区になるのは確実。この3モデルはキャラも装備機能も似ているだけに、どれを選べばいいのか?と悩んでいるユーザーも多いはずだ。ここではおのおのの特徴と強みを解説することで、ベストバイをお教えしよう。

●文:川島茂夫

ひとつ上を気軽に楽しめる
成長著しい新カテゴリー
 軽自動車の中でも最もファミリー用途に適しているのは、クラス最大級となるゆとりのキャビンスペースを持つスーパーハイト系ワゴンであるのは間違いない。

 ただ、機能的には満足できても、ふんわりとした大人しめのキャラクターに抵抗を感じるユーザーも少なくないだろう。そんなユーザーの受け皿として注目されているのが、スーパーハイトボディにアウトドアテイストを植え付けたモデルたちだ。

 対象となるのは、デリカミニ、スペーシアギア、タントファンクロスの3モデル。いずれもキャラの確立の手法は共通しており、SUVモチーフの外観デザインを最大のアピールポイントにしている。いずれも基本のボディシェルには大きな変更は加えられていないが、フロントマスクやバンパー、ランプ周りの専用加飾や、フェンダー部のクラッディング(デカール)処理を行うことでイメージチェンジが図られている。

 その一方、力の入った外観デザインに対して、シャシー関連の設計要素にSUVらしさが希薄なことも共通している特徴だ。

 デリカミニは4WD車のタイヤを大径化することで最低地上高を高くしているが、それでも標準仕様車との差は10mm。スペーシアギアとタントファンクロスは標準仕様車と同じだ。ちなみに最も最低地上高が高いのはタントファンクロスの4WD車だが、それでも165mmに留まる。いずれにせよSUVに求められる悪路性能を求めたシャシー設計とは言い難い。

 4WDシステムも軽自動車で標準化しているビスカス方式を採用。雪路レベルならば十分だが、悪路向けとは言い難い。ここでコダワリを感じるのがデリカミニで、スリップ制御のグリップコントロールや降坂速度制御のHDCを採用することで、3モデルの中では最も悪路適性の向上を狙っている。

いずれも装備は軽トップ級
見た目で選んで問題なし
 キャビン実用性は標準仕様車とほぼ共通。いずれも大人4名がゆったり乗れて、後席を畳めば大物積みにも対応できる。レジャー用途向けの機能として、3モデルとも撥水シート地を採用している。

 このように標準仕様車に対してプラスαの手間がかかることもあって、3モデルともカスタム系と同格のプレミアム仕様に位置づけられる。デザインだけでなくLEDヘッドランプの採用といった艤装のグレードアップも積極的。それも価格が上がってしまう理由だ。

 装備設定が多少異なるが、標準仕様車とのおおよその価格差はデリカミニが約14万円、スペーシアギアが約19万円、タントファンクロスが約18万円になる。デリカミニが一番買い得に見えるが、3モデルの中では最も価格が高い。装備機能をベースに考えると、最もコスパが優れているのはスペーシアギアになる。

 グリップコントロールなどで走破性を少し高めているデリカミニがリードした感もあるが、この3モデルは機能や性能で決定的な差はない。それゆえ、おのおののキャラとの相性が合うことが大事。外観デザインが好みかどうかで選んで問題ないだろう。


MITSUBISHI 新型デリカミニ
価格:180万4000~223万8500円

■主要諸元(T Premium 4WD)
●全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1830 ●ホイールベース(mm):2495 ●最低地上高:160mm ●車両重量(kg):1060 ●パワーユニット:659cc直3DOHCターボ(64PS/10.2kg・m)+モーター(2kW/40N・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:17.5km/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)/リーディングトレーリング(R) ●サスペンション:ストラット式(F)トルクアーム式3リンク(R) ●タイヤ:165/60R1


縦型スリットのグリルと半円球の専用ヘッドライトで、巧みにデリカの雰囲気を再現。最低地上高は160mm(4WD車)と、悪路走破性も意識した設計だ。

全高パッケージの強みを活かした開放的なキャビン。加飾デザインはことさら“デリカ”を感じるものではないが、ベース車のeKスペースで好評なアレンジ機能はしっかりと踏襲されている。

運転支援機能はACCやLKAを含む安全&運転支援機能をパッケージしたマイパイロットが標準装備。軽自動車トップレベルの装備機能を持つことも魅力。

SUZUKI スペーシアギア
価格:172万5900~192万2800円

■主要諸元(HYBRID XDターボ 4WD)
●全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1800 ●ホイールベース(mm):2460 ●最低地上高:150mm ●車両重量(kg):940 ●パワーユニット:658cc直3DOHCターボ(64PS/10.0kg・m)+モーター(2.3kW/50N・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:19.2km/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)/リーディングトレーリング(R) ●サスペンション:マクファーソンストラット式(F)トーションビーム式(R) ●タイヤ:155/65R14


前後バンパーにはプロテクター加飾を加えたほか、サイドビューもタフなイメージを強めるガーニッシュを配置。ヘッドライトは丸目デザインのLEDライトが奢られる。

インパネはツールボックスをモチーフにデザインされるなど、カジュアルな雰囲気。ベースモデルのスペーシアとは違ったアプローチで差別化されている。

格納時は完全にフラットになるほか、リヤシートの背面部と荷室フロア、ラゲッジボードは防汚加工も加えられる。汚れ物に強いレジャーユースを意識した設計も見所だ。

DAIHATSU タントファンクロス
価格:172万1500~193万500円

■主要諸元(ファンクロスターボ4WD)
●全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1805 ●ホイールベース(mm):2460 ●最低地上高:165mm ●車両重量(kg):990 ●パワーユニット:658cc直3DOHCターボ(64PS/10.2kg・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:19.6km/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)/リーディングトレーリング(R) ●サスペンション:マクファーソンストラット式(F)3リンク式(R) ●タイヤ:165/55R15 


インパネの基本形状は全シリーズ共通だが、ファンクロスは素材の差し色が変更されるなどで差別化。防汚タイプのシート地やフロア素材も用いられている。

悪路走破性こそ軽SUVのタフトに及ばないが、オンロードではタントの基本性能のおかげもあって、クラストップレベルの走りを披露してくれる。

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みんなのコメント

19件
  • 「見た目で選んで問題なし」
    が結論のくせに記事書いて金稼ごうとすんなよ。
  • 軽自動車スーパーハイトワゴンのSUVは、走りを期待して選ぶ車ではなく、見た目だけで選ぶ車です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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