現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新型「クラウンセダン」狙いの人がSUV風「クロスオーバー」も買っている!? セダン登場まで待てない事情とは

ここから本文です

トヨタ新型「クラウンセダン」狙いの人がSUV風「クロスオーバー」も買っている!? セダン登場まで待てない事情とは

掲載 40
トヨタ新型「クラウンセダン」狙いの人がSUV風「クロスオーバー」も買っている!? セダン登場まで待てない事情とは

■正統派「クラウン」好きはセダン登場まで待つべきか否か?

 2022年7月に世界初公開されたトヨタ新型「クラウン」は、これと同じく「セダン」に加え、「クロスオーバー」「エステート」「スポーツ」という4つのバリエーションを設定することで話題となっています。

【画像】“ちょい悪”セダン!? 新型「クラウンセダン」がアグレッシブでカッコいい!(36枚)

 新型クラウンの第1弾として、まずはクロスオーバーが2022年9月に発売。2023年にそのほかのモデルが順次登場することになっています。

 しかし、歴代のクラウンを愛用してきたユーザーにとっては、クロスオーバー化されたクラウンにまだ馴染めないという気持ちもあるのではないでしょうか。

 正統派クラウンを乗り継いできたユーザーは、新型クラウン クロスオーバーの購入を検討すべきなのか、それともセダンが登場するのを待つべきなのか考察してみます。

 新型クラウン クロスオーバーは、その名の通り、高められた最低地上高と大径タイヤ(上級グレードでは21インチ)を備えた、セダンとSUVが融合したようなスタイルとなっています。

 また、ボディカラーにもアグレッシブな2トーンカラーを用意するなど、従来のクラウンのイメージとは大きく異なる印象となりました。

 そして、縦置きエンジンと後輪駆動レイアウトを守ってきた従来のクラウンとは異なり、横置きエンジンと前輪駆動レイアウト(ただし全グレードで後輪をモーターで駆動するAWD)となっている点も、往年のファンからすると受け入れにくいといえるかもしれません。

 ただクロスオーバー風のスタイルをまとっているとはいえ、実際は従来のクラウンと同じく4ドアセダンのようなボディ形状となっており、前輪駆動レイアウトを採用したことによって後部座席の室内空間は従来モデルを凌ぐ広さを実現。

 さらには従来のクラウンらしい走りをしっかり踏襲しており、ターボエンジンを搭載する「RS」系モデルに至っては、後輪駆動のような後ろから押し出されるような走り味まで楽しめる仕上がりとなっていることから、もはや横置きエンジンや前輪駆動レイアウトベースというのはあくまで表面上のスペックに過ぎないともいえそうです。

 しかし、そうはいっても今後セダンが登場することがアナウンスされている以上、その登場を待ちたいという気持ちもあるでしょう。

 確定情報ではないにしろ、セダンは従来モデルと同じFRレイアウトが踏襲されるともいわれており、横置き前輪駆動レイアウトのクロスオーバーの評価が高いだけにセダンへの期待も高まります。

 では、従来型のクラウンファンはクロスオーバーを購入すべきなのか、セダンの登場を待つべきなのかという点についてですが、首都圏のトヨタディーラー販売スタッフによると、歴代クラウンを乗り継いでいるユーザーのなかには、ひとまずクロスオーバーを注文し、セダンが登場するまではクロスオーバーを乗るという選択をする人が意外と多いといいます。

 この部分だけ聞くと、かなりのセレブリティな感じも受けますが、販売スタッフによると「世界的な半導体不足などの影響によって新車全体の納期が遅れているため、クロスオーバーを購入してセダンが登場するまで1~2年乗ったとしても下取り額が大きく下がることはないでしょう」とのこと。

 そう考えると、今乗っている従来モデルのクラウンをセダンが発売されるまで維持するために車検を継続したり、タイヤなどの消耗品を交換したりといったコストを考えると、セダンが出るまでのつなぎとしてクロスオーバーを乗ったとしても、コスト的には大差がないともいえそうです。

「セダンが出てから、“やっぱりこれじゃなかったな”と思ってクロスオーバーを注文しても、納車までかなりお待ちいただくことになります。

 しかし、先にクロスオーバーに乗られていれば、新型のセダンがピンとこなくてもクロスオーバーを乗り続けることができますから、損をすることはないのではないでしょうか」(前出の販売スタッフ)

 確かに前例のないほど長納期となっている現在の状況を考えると、“待ち”の姿勢では乗り時を逃してしまう可能性も高いでしょう。

 もしかすると、クロスオーバーもセダンも購入するという“攻め”の姿勢で新型車に向き合うほうが、結果的にプラスに作用するのかもしれません。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
GQ JAPAN
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス

みんなのコメント

40件
  • 新型にセダンは無しって誤報を流しまくったくるまのニュースが謝罪しない事情とは?
  • エンジンルームがゴチャゴチャで汚らしい、高級車ならカバーリングくらいしてくれ、あとボンネットがつっかい棒になったのは笑える。ちなみにコンソール付近のプラスチッキーな質感は軽以下。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0890.0万円

中古車を検索
クラウンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0890.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村