2024年全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦オートポリスST600クラス決勝(9月8日)でスタート直後のアクシデントで急逝したWORK NAVI NITRO RACING、芳賀涼大の通夜が9月11日(水)に地元である名古屋市熱田区の、しろとり斎場で営まれた。
「本日は涼大のために多くの皆様にお集まりいただき本当にありがとうございます。息子でありますが、ひとりのレーシングライダーとして真剣にレースに向き合い成長を感じていました」と喪主の父・紀行氏。
【訃報】21歳のライダー芳賀涼大が亡くなる。全日本ロードST600決勝でのクラッシュ後、意識回復せず
「先日は、初めてJSB1000クラスにスポット参戦し良い走りを見せてくれました。これからが楽しみだったのですが……。メソメソすると涼大に笑われるので泣きません。皆様、笑顔で見送ってあげてください。そして涼大の笑顔をたまには思い出してあげてください」
芳賀涼大は2003年8月25日にスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)などで活躍した芳賀紀行の次男として誕生。4歳のときにレーシングライダーを志すようになる。イタリアでミニバイクに乗り腕を磨き、2017年にイタリア選手権(CIV)SS300に参戦。2019年にはSS600にステップアップした。
2020年からは、国内に活動拠点を移し、父・紀行氏が率いるNitro Racingから全日本ロードST600クラスに参戦を開始。兄・瑛大と共に切磋琢磨し、レーシングライダーとして成長。荒削りだが、年々速くなってきていた。2023年の開幕戦もてぎでは、コースレコードでポールポジションを獲得。速さはあるが、転倒が多く、それでも怪我をしない涼大だったのだが……。この8月に21歳になったばかり。本当にこれからが楽しみなレーシングライダーのひとりだっただけに残念だ。
通夜には、親族を始め、友人やレース関係者など500人以上が参列。涼大との別れを惜しんだ。
告別式は12日(木)13時00分開式、14時30分出棺予定となっている。
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みんなのコメント
日本のレースを盛り上げるために日本での活動
感謝しかないよな!
今年は無理だが来年はレース観戦でサーキットまで行くようにします。
盛り上がらない今の全日本に命掛けで挑む意味があるのか?