スバルの新型「クロストレック」で、青森の雪道を小川フミオがドライブした!
スバルらしい1台
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まだこの季節(2024年2月)は、地域によって降雪も多い。とくにウインタースポーツを楽しむひとには、スバルのAWD(全輪駆動)はいい選択肢であると思う。
2022年12月から路上を走り出している「クロストレック」は、街中ではなかなかスタイリッシュであるいっぽう、雪道では走破性能に富み、1970年代からAWD(全輪駆動)を手がけてきたスバルの経験が活かされた1台とされる。
スバルのAWD乗用車の歴史は長い。最初は、1972年の「レオーネ4WDエステートバン」にさかのぼる。その後、1975年に「レオーネ4WDセダン」、1981年の「レオーネツーリングワゴン」(レオーネはその後モデルチェンジを繰り返す)、1985年の「アルシオーネ」、1989年の初代「レガシィ」……という具合に連綿と続き今にいたっている。
AWDシステムと水平対向エンジンはスバル車の看板技術となり、最新のモデルは、今回、真冬の青森市内から八甲田まで走ったクロストレックにも引き継がれている。いわばレオーネの流れを汲むモデルだ。
クロストレックの美点は多い。2.0リッター水平対向エンジンの力強さ(試乗したモデルはさらに電気モーターを発進時などに使うEボクサーなるマイルドハイブリッド)と、素直なステアリングと、しなやかに動く足まわりによる乗り心地のよさ、と、いくつも数えられる。
ボディコンセプトはSUV。であるが、全高を1580mmに抑えてあるスタイリッシュゆえ、ステーションワゴンとクロスカントリーの中間である“クロスオーバー”といったほうがいいかもしれない。
都会で映えるスタイルだが、雪山では、意外なほど、頼りがいがある印象を与えられた。デザインによるところも大きい。しっかり感のあるボディの面作りに加えて、タイヤの存在感を強調するホイールハウスまわりのクラディングなる黒い合成樹脂製のプロテクターのおかげだろう。
オールシーズンのドライバーズカー運転性能はかなり高い。これまで私は、クロストレックに乗る機会が何度もあった。市街地や高速をはじめ、サーキット、千葉のゆるやかなワインディングロード、佐渡の山岳路、といった具合。そこに雪山がくわわった。
クロストレックの美点は、どんな道でもドライバーを選ばないところにある、というのが、これまでの試乗を通しての私の印象だ。つまり、年齢、性別、ドライビングの経験の長さに関係なく、楽しめるクルマであると思う。
上記のさまざまな道と同様、ドライブを楽しめた。水平対向4気筒エンジンをはじめ、車体の重心高を下げていることで高速では安定しているし、カーブを曲がるときのハンドル操作に不安感がない。
低回転域から力が出るうえ、アクセルペダルに載せた足の力の入れ方と力の抜き方、その微妙な加減にエンジントルクがついてきてくれるので、自分の意思どおりにクルマが走ってくれる感覚がある。これが安心感につながるのだ。
青森市内の積雪はごくわずかだったが、八甲田へと向かううちに、雪がだんだん深くなっていった。路面も乾いていたものが、山のなかでは真っ白に。ところどころで凍結も見られた。
クロストレックは、AWDシステムの恩恵とともに、路面のグリップ力が高いスノータイヤのおかげもあって、まったく不安なく(ドライ路面と同じようなペースで)走っていけた。けっこうスポーティだなぁ、と、思っていたステアリングだが、雪上では落ち着いた操舵感覚で、操りやすいのを発見した。
室内は大人4人に十分な広さ。荷室も小旅行には十分な容量が確保されている。つまり、オールシーズンのドライバーズカー。どんなドライブにも応えてくれる素質を持っていたのだ。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)
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