トヨタが発表した初の量産バッテリーEV「bZ4X」が話題を呼んでいる。斬新なデザイン、先進性だけでなく、「KINTOを使ったサブスクのみ」というかつてない販売形式が若い層を中心に注目されているようだ。一方の「KINTO」はといえば、2019年のサービス開始からわずか3年で多彩な事業を展開し始め、クルマを巡るさまざまなライフスタイルを提案してくれそうだ。
なぜbZ4Xはサブスクだけで販売? そこにはKINTOの進化があった
2022年4月に中1日の間を空けて正式発表されたトヨタ bZ4X(ビーズィーフォーエックス・4月12日)とスバル ソルテラ(4月14日)は、兄弟車でありながら販売スタイルが決定的に異なっていた。ソルテラはディーラーで普通のクルマと同じように販売される。だがbZ4Xは個人向けに、トヨタ独自のサブスクリプションサービス「KINTO」でのみの取り扱いとなる。
「次は電気自動車を買う」が実に4割。KINTOの調査で見えてきた、BEVに期待したいこと
KINTOは車両価格とともに税金、自動車保険、メンテナンス費までコミコミで「月々いくら」のリース契約だ。すべての契約はWebで完結。「解約金フリープラン」や「初期費用フリープラン」といった、ニーズに合わせたサービス設定もある。
それにしてもなぜにbZ4Xはサブスクだけなのだろうか。トヨタの公式発表によれば、今回のリース販売の目的は大きく分けてふたつ挙げられている。ひとつは「お客様の不安解消」、そしてもうひとつは「カーボンニュートラルへの貢献」だ。
ここで言う「不安」とは電池性能、メンテナンス、残価などBEVに対して抱きがちなデメリットに関するものであり、バッテリーを全数管理することでリビルト、リユース、リサイクルの3つの側面から環境保護に「貢献」する。
充実したサービスを、追加コストを抑えながら受けられる
シンプルに考えればKINTOによるサブスク化は、一般ユーザーが「電気自動車に乗る」ハードルを下げるための実験的施策と言えるかもしれない。
実際、「クルマを所有している気がしない」というデメリットだけ割り切ってしまえば、サブスク化によるメリットは確かに多い。フルメンテナンス付きで、故障修理に関しても広くカバーしてくれるなど、追加コストを抑えながら充実サービスを受けられる安心感はやはり大きい。
さらに、技術革新や経年劣化に合わせてソフトウェア・ハードウェアの機能や最新のデバイスをタイムリーに反映してくれる「KINTO FACTORY」のサービスにも注目したい。ユーザーの手元に渡ってからも、bZ4Xは常に進化を続ける。売りっぱなしではないのだ。
だとすれば、スバルも同じシステムを導入すればよかったのでは? と思われるかもしれないが、残念ながらスバル版「KINTO」は今のところ展開されていない。つまりはトヨタが今回、極めて挑戦的なセールスプログラムを実現することができたのは、「KINTO」の存在感が日に日に増しているからこそ、と言える。
ライフスタイルの多様化までサポートするKINTOの新展開
KINTOは、2019年7月から全国展開を開始した。菅田将暉や二階堂ふみ、矢本悠馬らの自然体な演技でも話題を呼んだ「やっぱクルマいいな」CMやTS CUBIC CARDとのポイント連携といった「応援キャンペーン」の効果もあって、着実に知名度を高めていった。
KINTOの事業展開が興味深いのは、単なる自動車販売の革新だけでなく、自動車を使ったライフスタイルの多様化をサポートする取り組みにも積極的だったことだろう。車中泊、リモートワークといったキーワードを絡めたキャンピングカー旅行のプレゼントキャンペーンのほか、ドライブインシアターと組んでの上映会協賛にもチャレンジしている。
そうした異業種とのコラボレーション活動は、2021年1月には「モビリティマーケット」というオンラインでのサービスプラットフォームに帰結する。体験型プログラムのほか、グルメ・レストランプラン、洗車といった実用性の高いサービスメニューが充実しているのが嬉しいポイントだ。
扱い車種が年々拡大。クルマを進化させる「KINTO FACTORY」も導入
当初は限られた車種のみの展開だったKINTOだが、その扱いバリエーションは年々拡大してきた。2022年4月現在ではレクサス車も含めて44車種が揃う。
さらにKINTOではノーマル車だけでなく、モデリスタ仕様車もラインナップに追加。さらにはアクア、ヤリスの「KINTO ツーリングセレクション」やGRヤリス「モリゾウセレクション」といった、KINTO専用特別仕様車の導入にも力を入れてきた。
今やKINTOを利用すれば、すでに乗っているクルマを最新の状態に進化させる「KINTO FACTORY」のサポートを受けることもできる。購入した後の技術革新に合わせて、最新機能の後付けなどに対応してくれるこのサービスは、「人に寄り添って進化するクルマ」というKINTOのフィロソフィを文字どおり体現するもの、と言えるだろう。
それはまさしく「クルマの楽しい部分を、いいとこどりした感じ」
バーチャルに構築されたプラットフォームの中で、さまざまなコンテンツやサービスへの取り組みが拡大されていくKINTO。そこにはどこか、メタバースにも通じる世界観の広がりを感じさせるものがある。
最近ではアニメとのコラボレーションや、ライブ配信アプリ「17LIVE」と初のコラボレーションを実施。1年間無料でトヨタ車に乗れる、公式アンバサダーオーディションの開催が決定されるなど「新たなターゲット」へのアプローチも積極的だ。
2020年に集められた「KINTOでレクサスを楽しむユーザーの声」のコメントが、その魅力を物語っている。
「クルマの楽しい部分を、いいとこどりした感じ」
「⾃分のペースでワクワクしながら、全部ひとりで決められるのがいい」
フルバッテリーEVという次世代モータリゼーションの浸透、普及とともに、KINTOの「いいとこどり」もまた、ますますフォローアップの範囲を拡大していくハズ。
電気自動車のこれから、だけでなく「カーライフのこれから」もKINTOによって何かが変わる予感がしてきた。
bZ4X専用プラン(最長10年間まで契約可能)
・契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)を保証
・10年のうち5年目以降は、月額を毎年段階的に引き下げ。長く乗れば乗るほどリーズナブルにする一方、5年目以降は中途解約金をゼロとし、お客様のフレキシブルなカーライフを支援
・WEBで契約まで完結可能
・月額利用料には以下の諸経費が含まれる(補助金は月額利用料に別途織り込み)
自動車保険や自動車税、メンテナンス代など/安心安全のコネクティッドサービス(T-Connectの基本サービス、コネクティッドナビ、デジタルキー、クルマの状態を見守りお客様へ安心をお届けするコネクティッドカーケア)の利用にかかる費用
※専用プランの詳細は https:toyota.jp/bz4x/contract/](https:toyota.jp/bz4x/contract/
※月額利用料および契約時の申込金の詳細は、5月2日(月)に発表予定
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