1月28日、メルセデス・ベンツ日本は、新型「Sクラス」の日本仕様を発表した。
クリーンなスタイリング
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約8年ぶりにフルモデルチェンジしたSクラス(W223)は、1972年に登場した初代(W116)からかぞえて第7世代になる。
ラインやエッジを大幅に削ぎ落としたスタイリングは、シンプルかつクリーンだ。Cd(抗力係数)値は0.22とされており、空力的洗練度がきわめて高い。ボンネット先端には、“スリーポインテッドスター”のマスコットが輝く。
ドア・ハンドルは、メルセデスとしては初めて格納タイプになった。これも空力の改善に役立っている。キーを携帯した人が近づくと、ボディ面から自動でせり出す。事故時にも自動でせり出すことはいうまでもない。
内装には天然素材がふんだんに使われ、デジタル装備との対照がひとつの見所だ。センターコンソールとダッシュボード中央部に大きな位置を占める縦型の12.8インチの有機ELタッチディスプレイ上で、エアコンやインフォテインメント・システム、カーナビゲーションなど多くの機能の操作・調整を行う。
新世代のMBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)のインターフェイスであるこれのおかげで、物理的なスウィッチは大幅に減った。
新デザインのステアリング・ホイールの3本スポークは、ユリの花をモチーフにしたデザインという。センター・パッド内には、先代よりコンパクトになったエアバッグが内蔵されている。
LEDによる室内用のアンビエントライトは、先代の40個に対し、新型は、標準ボディで247個、ロングボディーで263個へと、大幅に増やされ、先代比10倍の明るさを実現したという。照明色は64色から選べるだけでなく、エアコンの温度設定に応じて色が変わったり、危険を検知した場合、赤く点灯したりするなど、シーンに応じて自動で色が変化する機能も搭載した。
拡張現実ナビなどハイテク満載
ナビゲーション・システムでは、新型Eクラスに次いでAR(Augmented Reality = 拡張現実)機能が搭載された。従来は、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路が、ハイライトされただけだったが、新型Sクラスでは、それに加えて、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき道路に矢印が表示される。さらに、フロントウィンドウのヘッドアップディスプレイ上には、進むべき道路が約10m先の景色に重ねて矢印で表示され、クルマの進行方向が変わると、それに従って矢印も動き、常にどの方向に進むべきかを分かりやすく表示するという。なお、フロントウィンドウへの投影機能は全車オプションだ。
フルデジタルのメーターは、速度計などが立体的に見える「3Dコクピットディスプレイ」がオプションで選べる。専用ゴーグルなどを使わずとも、ドライバーに3D映像見せるそうだ。
オーディオ・システムはブルメスター(ドイツ)のサラウンド・サウンド・システムが使われる。ロングボディにオプションの「ブルメスター・ハイエンド・4Dサラウンド・サウンド・システム」は、30個のスピーカー(1750W)で構成され、くわえて各シートに振動を伝達する「エキサイター」機能も搭載する。これは「シートの振動で音楽を表現」する、とのことだ。
ロングボディの場合、リアシートの居住性を高めるオプションの「コンフォートパッケージ」が選べ、助手席側リアシートが最大43.5°リクライニングし、大型のフットレストが備わるほか、左右ドア・ウィンドウとリアウィンドウ用の電動ブラインドや、大型液晶モニターを使ったリアエンターテインメントシステムなども装備される。
安全性能も向上
日本仕様のエンジンは、S400d用のディーゼルとS500用のガソリンの2種類。前者は3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボから330psと700Nmを発揮する。
後者は3.0リッター直列6気筒ガソリンターボから435psと520Nmを発揮する。さらに、16kWと250Nmを発揮する小型モーターを組み合わせ、発進や加速などをアシストする。
両車とも9ATの「9G-TRONICオートマチックトランスミッション」を介して四輪を駆動する「4マティック」。また、後輪操舵システムの「リア・アクスルステアリング」機構が採用された。約60km/h以下では、リアホイールをフロントホイールとは逆方向に最大4.5度切って旋回半径を縮め、約60km/hを超えると、リアホイールをフロントホイールとおなじ方向に最大3度まで操舵して走行安定性を高める。
安全面では、ロングボディの場合、左右リアシート用のSRSエアバッグをオプションで装着できる。助手席側リアシート用のSRSエアバッグを搭載したモデルはこれまでもあったが、左右のリアシートにそれぞれ搭載するのは、新型Sクラスが世界初とのこと。
先進安全機能も拡充された。「アクティブステアリングアシスト」は、従来のステレオマルチパーパスカメラにくわえ、360度カメラシステムの併用によって、アシスト可能なカーブを増やした。高速道路上では従来モデルよりも精密に車線中央を維持するという。
警告や緊急自動ブレーキ機能を含む「アクティブブレーキアシスト」は、交差点や曲がり角での右左折時などに、対向したり、飛び出したり、あるいは巻き込んだりする恐れのあるクルマや自転車、歩行者と衝突する危険があると検知したとき、警告を発して自動ブレーキを作動させるようになった。
また、走行している車線を意図せず逸脱しそうなとき、警告および進路修正を行う「アクティブレーンキーピングアシスト」は、感度を3段階で調整出来るようになった。
新型Sクラスの価格はディーゼルエンジン搭載のS400d 4マティックが1293万円(標準ボディ)と1678万円(ロングボディ)、ガソリンエンジン搭載のS500 4マティックが1375万円(標準ボディ)と1724万円(ロングボディ)。
文・稲垣邦康(GQ)
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