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20年前に購入した三菱「ギャランGTO MR」を8年前に路上復帰! フェンダーアーチに沿った黒いビスは「GS-R」仕様の名残でした

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20年前に購入した三菱「ギャランGTO MR」を8年前に路上復帰! フェンダーアーチに沿った黒いビスは「GS-R」仕様の名残でした

三菱初のDOHCエンジン搭載車

2024年10月20日に埼玉県川島町役場にて今年で4回目となる「昭和平成なつかしオールドカー展示会」が開催され、300台を超えるクラシックカーが集結しました。そんな会場で見つけた気になる車両とオーナーをピックアップ。今回は三菱「ギャランGTO」のトップグレード「MR」を紹介します。

昭和色が強い三菱「ギャランGTO GSR」をプラモ感覚でモディファイ! いざとなればすぐに純正に戻せる仕様に、旧車愛が伝わってきます

レストアの末に8年前に路上復帰を果たす

会場内で発見したのは、鮮やかなオレンジの三菱「ギャランGTO」だ。オーナーの“KAZ”さんに話を伺うと、ギャランGTOのなかでも三菱初の1.6L DOHCエンジンを搭載した1972年式の「ギャランGTO MR」だという。

「今から20年ちょっと前に沖縄に住んでいる頃に入手しました。車検を切った状態で納屋にしまっていたのですが、こちらに来てからレストアして路上復帰させています。その際にエンジンや足まわりにひと通り手を入れています。各部のゴム類や消耗品なども基本的にすべて交換して、ラジエターも特注で3層にコア増ししたアルミ製に交換して電動ファンも追加しています。こうして再び乗るようになりました。今から8年ほど前のことです」

排ガス規制の影響で短命に終わったギャランGTO MR

ギャランGTOは、「コルトギャラン」のスペシャルモデルとして1970年に登場。そのなかでも1.6L DOHCを搭載したMRは、左右1対のボンネットダクトや、ボディサイドのストライプラインを装着した当時のトップグレードで、最高出力125psを発生した。

その後ギャランGTOは排気量を徐々に拡大し、MR廃止後にはSOHC 2Lを搭載したGS-Rがトップグレードとなるが、最高出力はMRと変わらなかった。ちなみにMRは1973年の排ガス規制に適合できなかったことから1年半ほどの製作期間で生産を終了。その結果、総生産台数はわずか800台強となってしまう。派手な外観も相まって今でもMRのファンは多いそうだ。

オーナーの好みで各部をモディファイ

“KAZ”さんはキャブレターをファンネル仕様に変更したうえで、点火系もフルトラ化。またバッテリーをリアに移設している。ホイールもHEROS RACINGのメッシュの当時物をボディに合わせてオレンジにペイントして装着している。よく見るとフェンダーアーチに沿って黒いビスが付いているが、“KAZ”さんに聞くとこのように話してくれた。

「じつはGS-R純正のオーバーフェンダーを装着してGS-R仕様にしていた時期があり、そのときの名残です。将来深リムのホイールに交換するときは、またオーバーフェンダーを装着できるようになってます。復活して8年経ちますが、トラブルもありません。夏冬のキャブレターセッティングと、水やオイルの交換さえしっかりして入れば、本当に元気に走ってくれます」

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みんなのコメント

7件
  • *****
    バンパーがメッキてのは今の車には無いよね〜
  • fs6********
    この色とモスグリーンは旧車ならでわだな。特にMRのエンジンは貴重だよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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