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商用1BOXカーのコンプリートモデルがいま熱い! 「ワクワク」が凝縮された中身とは

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商用1BOXカーのコンプリートモデルがいま熱い! 「ワクワク」が凝縮された中身とは

アウトドアレジャーには商用バンが最高だった

 レジャービークルとして近年、商用バンが注目を集めている。なかでもハイエースやキャラバンといったフルサイズの1BOXカーは、もともとが大量の荷物を積み込むのが目的の貨物なので荷室の広さは圧倒的。大きなレジャーギアを積み込んだり、車中泊をする上でステーションワゴンやミニバンなどよりも有利な点も多く、アクティブ指向のユーザーがカスタムベースとして手に入れているケースが見られる。

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 アウトドア、キャンプブームの影響もあり、最近では自動車メーカーも商用バンをベースにしたレジャー向けの仕様車を用意。今回は国産商用バンを代表するトヨタ・ハイエース、日産キャラバンがベースの2台を紹介しよう。

各社からアウトドア向けのコンプリートカーが発売

 トヨタのハイエース(200系)や日産のキャラバン(NV350)は多くに荷物を積み込んで利用するプロユースに加えて、趣味やアウトドアレジャー向けにプライベートで利用するユーザーも多い。そんなユーザー層を当て込んでレジャー向けの装備を組み込んだコンプリートカーが用意されている。しかもアフターパーツメーカーやショップが用意するコンプリートのみならず、メーカー直系のコンプリートカーも数多くラインナップされているので注目したい。

 例えばトヨタならば「モデリスタ」、さらに日産系ならば「オーテック」などがワークス系コンプリートカーをリリースしている。さらに日産本体からもキャラバンの特別仕様車が用意されるなど、商用車コンプリートは近年大きな盛り上がりを見せているのだ。

 メーカー系のコンプリートカーの特徴は新車購入時にグレードを選ぶ感覚でチョイスできる点。もちろん必要な装備は最初から揃った状態で納車されるため、購入後のカスタムが面倒だというユーザーにも受けているのも人気の理由だろう。 そもそもハイエースやキャラバンを、レジャー用のクルマとして用いるケースはどんなものだろう? 例えはバイクを載せるトランスポーターがその筆頭。大きな荷室を持つ1BOXでなければ積載が難しく、必然的にフルサイズの1BOXを使うケースも多くなる。さらにサーフィン、釣り、ウインタースポーツ、スポーツサイクルなど、レジャーに用いるギアが大きかったり多くのレジャーギアが必要なレジャーにも荷室の広さが重宝されている。加えて車中泊仕様やキャンピングなど、車内での就寝を考えているユーザーにとっても広大な荷室は欠かせない就寝&リビングスペースとなる。

トヨタ・ハイエース【マルチロールトランスポーター(MRT)】

 では具体的にどのようなワークス系コンプリートがあるのか見ていこう。ハイエースに用意される代表的なワークス系コンプリートは、モデリスタがリリースしている「マルチロールトランスポーター(MRT)」だ。200系ハイエースが登場すると早々にリリースされ、精度の高い内装パーツなどでファンも多いコンプリートモデルだ。

 根幹になる装備が荷室の床張り処理だろう。純正フロアは前後方向に溝のような凹みが何本も入っているのに対して、MRTではフラット処理が施され荷物の積載性を高めた。また整理整頓できる荷室の美しさもパーソナルユースには欠かせない要素。サイドウォールに収納ボックスを設けるなど、荷室の使い勝手をよりグレードアップしている点も見逃せない。

 さらにベッドシステムの設定もあり車中泊も快適にこなせる。ほかにも室内にフレームやアンカーを増設するオプションも用意され、レジャーで必要な各種ギアの積載に最適な仕様を作れるのも魅力だ。グリルカバーやフロントエアロなどの外装パーツを選ぶこともでき、オリジナルのスタイリングを作ることが可能となっている。

日産NV350キャラバン【ライダー・トランスポーター】【マルチベッド】

 フルサイズ1BOXのもうひとつの雄である日産キャラバン。こちらもハイエースに負けず劣らずメーカー直系のコンプリートが充実している。ワークス系コンプリートとして注目なのはオーテックジャパンの各モデルだ。「トランスポーター」や「マルチベッド」などの仕様を用意しニーズに合わせてセレクト可能だ。

 トランスポーターと呼ばれる仕様には床張り、ベッドシステム、収納家具などを荷室に装備。バイクなどの大きなレジャーギアの積載に加えて車中泊までをカバー。多くのユーザーが潜在的に持っているレジャーカーに対するニーズに応える仕様を作り上げた。

 さらにマルチベッドと呼ばれる仕様は、床張りに加えて跳ね上げ式のベッドを用意。こちらもレジャーギアの積載と車中泊を両立させる仕様だ。しかも跳ね上げ式ベッドを備えているため、レジャーギアの積載性とベッド面積を使い分けることが可能と、アウトドアでは大いに活躍してくれるだろう。

“アウトドア映え”する特別仕様車も

 またキャラバンにはワークス系コンプリートのほかにもう一台、アウトドアユーザーに注目してほしいモデルがある。それが昨年(2020年)11月に発売された「プレミアムGX BLACK GEAR(ブラックギア)」だ。

 このモデルは日産本体がリリースしている特別仕様車で、先に紹介した2台のように装備や積載性が標準車と大幅に変わるわけではないが、外装はオレンジの差し色を加えたグリルやアルミホイール、内装の装備を備え、アウトドアイメージを強調。ボディカラーにはステルスグレーなど、オシャレなアースカラーが設定され、アウトドアシーンでは確実に雰囲気を盛り上げてくれるだろう。

アウトドアレジャーで最高の相棒になる

 このようにハイエースやキャラバンといった商用バンには、レジャー仕様のワークス系コンプリートが数多く用意されている。さらに日産NV200にも同様の仕様が用意されるなど、商用車のプライベート利用は近年ますます広がりを見せている。大容量荷室を備えたオシャレなワークス系コンプリートカーで、これまで以上に豊かなアウトドアレジャーを楽しんでほしい。

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みんなのコメント

1件
  • 庶民は、高級車でもない、セダンやSUVやHVでもない安価で使い勝手のあるやつが望まれている。
    団塊世代が好んだ方向と真逆の方向へ進んでいる。いつかはクラウンから味わいのあるスモール車が日本の車なのかもしれない。EVならアジア車に変貌していくかも。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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