F1イタリアGPのポールポジションを獲得したランド・ノリス(マクラーレン)は、予選結果については驚きもありつつ満足していると語ったが、決勝は簡単にはいかないだろうと気を引き締めた。
イタリアGPの予選は、トップ4チームによる熾烈な最速争いとなった。Q3ではレッドブル勢が失速したものの、その他の3チームは激戦を展開。結局ノリスが1分19秒327を記録してポールポジションを獲得した。
■マクラーレンの快進撃は止まらない! ノリス、2戦連続ポールポジション獲得。角田裕毅は16番手|F1イタリアGP予選
ノリスにとっては、前戦オランダGPに続き2戦連続でのポールポジション。2番手にもチームメイトのオスカー・ピアストリが入り、マクラーレンがフロントロウを独占した。
「またポールを獲得できた。素晴らしいことだよね」
ノリスは予選後のインタビューでそう語った。
「オスカーが言ったように、今週末ずっと接戦だった中で、僕ら2台がフロントロウを独占できたことには少し驚いた。嬉しいことだけどね。チームには大きな拍手を贈るよ。チームは素晴らしい仕事をしてくれたんだ」
「でもこう言うのは自分では辛いんだけど、実は素晴らしいラップではなかったんだ。Q3最初のアタックもそうだったし、2回目のアタックはもう少しよかったけどね。でも、ポールポジションを獲るには十分だった。少し驚いたけど、とてもとても嬉しいよ」
しかしノリスは、決勝レースは楽な戦いにはならないだろうと語る。
「今日と同じようになったらいいよね。でも週末を通して見てきたように、今回はとても僅差の戦いだし、速いマシンに乗ったとても速いドライバーがたくさんいるんだ。明日のレースは楽なモノにはならないと思う」
「デグラデーション(性能劣化)、タイヤ、路面など、決勝には未知の要素がたくさんある。分からない部分もたくさんあるけど、ワクワクする要素もたくさんあるね」
なおノリスの後塵を拝することになったピアストリは、Q3では2回目のアタックがうまくいかなかったと悔やんだ。
「Q3最初のアタックはかなり良かった。でも、2回目のアタックが十分じゃなかったんだ。今年は何度もそういうことを言ってきた気がする……」
そうピアストリは語った。
「でも良いパフォーマンスだったし、本当に良いチームワークだった。今週末はすごく接戦だったと思うから、無線でもフロントロウを独占するのは難しいと言ったと思う。でもそれをやり遂げることができたのは、素晴らしい努力のおかげだと思う」
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