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ランチア復活『イプシロン』が13年ぶりの全面改良。ストラトスから受け継いだ丸型テールを採用

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ランチア復活『イプシロン』が13年ぶりの全面改良。ストラトスから受け継いだ丸型テールを採用

 WRC世界ラリー選手権での活躍などによってその名を知られるランチアは2月14日、新型『Ypsilon(イプシロン)』のワールドプレミアを実施した。

 以前よりティザーイメージが公開されてきた新型ランチア・イプシロン。このクルマは、ステランティス・グループ傘下にあるブランドの野心的な電動化戦略、新たな販売モデル、2024年以降のヨーロッパへの復帰を打ち出す同ブランドの“戦略計画”を担う3モデルのうちの最初のモデルとなる。

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 14日に初公開されたフル電動ハッチバックモデルは、『LANCIA YPSILON EDIZIONE LIMITATA CASSINA(ランチア・イプシロン エディツィオーネ・リミタータ・カッシーナ)』としてデビューし、ランチアの創業年である1906年にちなみ1906台が限定販売される。

 イプシロン エディツィオーネ・リミタータ・カッシーナというモデル名からもわかるとおり、ブランドの“復活”を象徴するこのクルマでは、ランチアとイタリアの家具ブランド“カッシーナ”というふたつの傑出したイタリアンブランドが、自動車とインテリアデザインというそれぞれの分野で結びついたことを示している。ふたつのブランドは、研究と革新への使命、過去と伝統への敬意、環境問題への配慮といった共通の価値観を共有している。

 それが実際にかたちとなったランチア・イプシロン エディツィオーネ・リミタータ・カッシーナは、デザイン、快適性、オンボード・ウェルビーイングが究極的に表現されたものであり、キャビン内は“カネローニ”のテクスチャーのシートをはじめ、ダッシュボード、ドアパネルとダッシュボードのインサートを包む均質なブルーを基調とした、イタリアン・デザインの邸宅を彷彿とさせる本格的な“ランチア・リビングルーム”となっているのが特長だ。また、車内で初めて採用された新しいカッシーナの多機能タボリーノは、スマートフォンのワイヤレス充電も可能となっている。

 この他インテリアでは10.25インチの大型ディスプレイを備え、機能面ではパーキング・エイド・システム、エクステリア・ライティング・システムなどを標準装備。また、セグメントで唯一となるレベル2の自律走行機能も標準搭載されるなど、プレミアムBセグメント・ハッチバックを代表する1台となった。なお、この新型イプシロンは、インフォテインメント・システムにS.A.L.A.(サウンド・エア・ライト・オーグメンテーション)を搭載したステランティス初の市販車でもある。

 フル電動パワーユニットのスペックは115kW(156PS)/260Nm。51kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離はクラス最高の403km以上(WLTP)を誇る。電力消費量は14.3~14.6kWh/100kmと発表されている。バッテリー残量20%から80%までは24分で充電可能で、100kmの走行に必要な充電時間は10分未満であるという。

 名車ストラトスに着想を得た丸型テールランプを採用する新時代のランチアモデルの発表に際し、ランチア・ブランドのルカ・ナポリターノCEOは次のようにコメントしている。

「ブランドの新時代の最初のクルマである新生ランチア・イプシロンとともに、私たちはイタリアから再出発します」と語るのは、

「そのデザインは、ブランドの輝かしい過去にインスパイアされたもので、現代的な方法で再解釈されています。このモデルは、(プレミアムBハッチバック・セグメント)カテゴリーをリードするテクノロジーとコネクティビティを特長としながらも、つねにシンプルで直感的な、完璧なランチアスタイルで、車内の快適性とデザインを究極に表現しています」

「この結果は、カッシーナとのコラボレーションのおかげで達成されました。カッシーナは、トリノのセントロ・スティレとともに、居心地の良いイタリアの家庭をイメージした真のリビングルームをデザインしました」

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