■軽トラの可能性を追求した「トレーラー仕様」
2023年10月には、これまで47回にわたって行われてきた国際自動車ショー「東京モーターショー」に代わり、新たに「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」が東京で開催されます。
モーターショーなどの自動車イベントは、斬新な提案をおこなうプロトタイプモデルがお披露目される場として世界的に注目されており、市販化を求める声が集まったコンセプトカーも数多く存在。
なかでも現実味の高さから市販化が期待された1台である、ホンダの「アクティ・コンポ」について、どのようなモデルだったのかを紹介します。
【画像】軽自動車なのに「全長5m」!? ホンダの作った衝撃の「アクティ・コンポ」を画像で見る(33枚)
1977年に登場したホンダ「アクティ」は、二輪車メーカーだったホンダが初めて四輪事業に参入する契機となった軽トラック「T360」の流れをくむモデルで、使い勝手の高さやパワフルな走行性能から長年愛されてきた軽商用車です。
トラック仕様だけでなくライトバン仕様もラインナップされていたアクティはエンジンを車両中央に配置し、軽トラとしては唯一無二となるMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)という駆動形式を採用。
さらに荷台までもフレームの一部にしてしまうモノコック構造など独自性も高く、ホンダらしい個性あふれるモデルでもありましたが、アクティバンは2018年7月、アクティトラックは2021年4月をもって生産終了しています。
そんなアクティトラックを「トラックヘッド」と見立て、車体後部に一体化が可能なトレーラーを追加することで斬新なトレーラースタイルを実現したコンセプトカーが、2002年に開催された第36回東京モーターショーで初公開されたアクティ・コンポです。
もともとアクティという車名は「アクティブ(活動的な)」に由来し、ビジネスからレジャーまであらゆる用途での活躍が想定されていました。
そんなアクティが持つ優れた「積載力」を徹底的に追求したアクティ・コンポは、あらゆるシーンにおいて自由な発想で使うことができる、ライフスタイルの可能性を広げてくれるモデルだといいます。
アクティトラックに取り付けられたトレーラーの荷室容量は最大約4700リットルもの広さを誇り、ビジネスでは配送業務やオフィス、レストランに活用が可能。レジャーシーンでは遊びのアイテムを気兼ねなく積載し、山から海まで思いのままにアウトドアの現場へと出発できます。
また、このトレーラーのサイドパネルは電動で開閉するウイングゲート式。大きな開口部は荷物の積み降ろしなどに利便性を発揮するうえ、さらに「窓付き」や「ドア付き」などのオプションパネルへと用途に合わせて付け替えが可能です。
広々したトレーラーの内部には多彩なユーティリティも備え付けられ、ワークスペースからホビースペースに、アイデア次第で使い方が広がります。
トレーラーを含めたアクティ・コンポのボディサイズは全長4975mm×全幅1475mm×全高1990mm。軽自動車枠を超えるサイズで気になるのは、車体の大きさゆえの小回り性能ですが、アクティ・コンポはハンドルの切れ角を拡大すべく電動4WSシステムを搭載しています。
これによってトレーラー部分にある3軸目のホイールも操舵され、内輪差を少なくすることで狭い場所での小回りと安定したコーナリングを実現していました。
※ ※ ※
アクティ・コンポは、可愛らしい見た目とともに軽トラの可能性を大きく広げる魅力的なコンセプトモデルでした。
残念ながら市販化はおこなわれませんでしたが、同車の提案した「仕事から趣味まで多彩な用途に使える商用車」という発想は現行モデルの「N-VAN」へと引き継がれているようにも思えます。
2023年10月に開催されるジャパン モビリティショー2023でも、ホンダから遊び心あふれる魅力的なコンセプトカーが登場するか、期待が高まります。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
[朗報] 改良日程の前倒しで年内に[アルファード/ヴェルファイア]が手に入れられる!?
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
ついに[バブル]崩壊か!? 中古価格が暴落したら買いたい現行クロカン3選
40年前の日産「フェアレディZ」を海外オークションで発見 走行距離21万キロ超え 年代相応にヤレた「Z32」の価値とは
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
釣りで使える!